2006年5月の毒まつたけ


05/01(月)【CASSHERN】
05/06()【ジャワカレー?】
05/11(木)【PS3】
05/17(水)【ネアンデルタール三部作】
05/22(月)【ミミック】
05/30(火)【グローバルナイフ】


2006年5月1日(月)
 宇多田ヒカルのムコが撮った『CASSHERN』観たよ。ひとりの老人によって支配されたディストピアと、それを破壊しようとする新造人間(人造人間)、そしてその新造人間たちと対立することになった主人公についての話。今年の2月にTVでやってたバージョン。元のアニメはちっちゃい頃観てたと思うんだけど内容は全然記憶にない。だもんでどのぐらい改変されてるのかは知らん。
 だいたいこおゆうテーマだとカミサマと人間との関係についての話とゆうことになる。俺が今まで観てきた映画の中でベストワンであるところのシザーハンズという作品も我々を不完全につくりたもうたカミサマについて語っている。ブレードランナーなんかもそうじゃんね。
 ところがそおゆう話かと思ってたらけっきょく新造人間たちってのはアレだったわけだ。そこがいちばんの脱力点。
 とはいえ、世間の評判よりはずっとよくできてるとおもた。世間っつってもweb界隈のことだけど。このひと、美術とか抜きにしても不思議なスタイルがあるよ。もう1本何か撮ってほしい。
 確かに欠点は多々ありつつも、実直なところが気に入ったす。(評価:70点

 テトリスってこんなにおもろかったっけ? DS持ってるひとは買っといたほうがいいよ。お薦め。BGM等にファミコン世代直撃の味付けがしてあるところがあるイミ大英断だと思う。そしてWi-Fi対戦の適度なドライ感。すばらしい。Wi-Fiの売り文句に書いてある通り、任天堂はネットゲームにいちばん重要なこととして「安全」を持ってきたんだよね。だからユーザー同士に適度に距離感がある。そらそうだ。基本的にコドモが遊ぶものなんだから。デメリットを承知の上でネトゲーの暗黒面をバッサリ排除した。そのコンセプトがすごい。

2006年6月11日追記:×「安全」→○「あんしん」。ちょっと勘違いしてますた。ニンテンドーWi-Fiコネクションのコンセプトは「「カンタン」「あんしん」「無料」」です。

【amazon購入本】
 原一雄『のらみみ』4巻(小学館)


2006年5月6日(土)
 5月2日、シェービングクリーム切れる。日記をgrepしてみた。使い初めてからちょうど半年ぐらいだーね。メモ。

 いつのまにか入籍してたトモダチのお家にデスボーカル男と一緒に遊びに行く。飲酒しながら亀田兄弟の試合とプライド観たよ。ジョシュ、勝ってよかた。
 トモダチのヨメのつくってくれたカレーが異様に美味しくて何かヒミツがあるのか聞いてみたんだけどフツーにジャワカレー使ってるだけだとゆう。そんなもんなのか。レベルの高いほかほか弁当系のお店で出してるカレーよりも美味しかったど。市販のルー使ってつくる御家庭用カレーでこんなにうまいのは初めてたべた。

 これだけだとアレなのでお薦めサイト紹介。「僕と株と樹海の日々・・・ - livedoor Blog(ブログ)」。みりけんさんのところの4月20日付で知った株ブログ。漫画がめちゃめちゃおもろい。絵の上手い下手ってのは漫画というものの面白さにはそれほど関係がないんだなと今さらながらおもた。
 特に仕手筋じいさんコンビのシリーズがおっかしくてしょうがない。たとえばコレ


2006年5月11日(木)
 PS3の価格は6万円台だって。
 俺、当日記の内容からもおわかりのとおり、日本国全人口の大半を占める世間一般のフツーのひとたちと較べるとけっこうコンピュータゲーム好きなほうだと思う。それでもゲーム機本体に6万円は出さないよ。
 俺でさえそうなんだからこの価格帯でまともに売れるはずがない。どんなひとたちが買うんだろ? 想像がつかねえす。
 たぶん最初の根幹となる商品コンセプト上のちょっとした間違いからこおゆうとりかえしのつかないことになっちゃったんだろうな。そしてプロジェクトが進行するにつれて退くに退けずにこんなふうになりました、と。どうなるのかな? 意地悪な見方でアレだけど少し楽しみではある。
 まあ、御家庭用ゲーム機に関しては任天堂のWiiが新奇なオモチャとしてあまりにも素晴らしすぎるのでクソニーのハードなんかぶっちゃけどうでもいいんすけど。

 きらきらアフロのこの4月からのオープニングでムテキングの主題歌唄ってる椎名林檎みたいな声のアーティストって誰なんじゃろとおもてケンサク。いつか調べなきゃと時折おもいだしつつもパソコン立ち上げてるときには何故か忘れてた。
 けつろん。#9(スージーキュウ)。きらきらのディレクター、よくこんなのみつけてきたな。ちょっとアレなバンド名なのが残念。
 あ。ムテキングってのは1980年代にTVでやってたタツノコプロのアニメね。


2006年5月17日(水)
 5月15日、しごと用の新しいボールペンおろした。あと目薬も。何カ月もつかメモ。

 カレーつくた。レシピはここ
 前回からニンニクの量を調整中。大さじ2っつってもそんなに入れる必要ないような気がしてきてたんで。前回は大きめのもの10かけらにしてみた。今回は思い切って半分の5かけら。
 結果、特に問題無し。ニンニクすりおろすのってけっこうめんどくさいから量はこのぐらいでいいかも。
 コリアンダーとターメリックが切れたもんで代わりに以前買ったS&Bのカレー粉を使った。ちょっと甘くなるけどまあいいか。こっちのほうが安いからな。今後はこれ使おう。
 このカレーは1回つくると6食ぶん弱になる。小分けして凍らせておけばずっともつよ。1食あたりのおねだんを計算すると、コメ含めても確か120円ぐらいかな。

 夏場に向けてしごと用に1リットルの保冷ボトル買った。1980円。ウチのしごと、去年余所で心停止したひとがおったもんで。AEDだったか心臓マッサージだったかで助かったけど。暑さ対策はちゃんとしとかんと死ぬ。
 買ったボトル、機能的には普通の魔法瓶だと思うんだけどなんで「保冷用」って限定してあるんだろ? ちょっと考えてみたあとであーなるほどと納得した。つまり、瓶にじかに口つけてごくごく飲むタイプの容器なので、熱い飲み物入れとくと間違って直接飲んだときにキケンなんだね。保冷以外に使えないこともないんだろうが、いちおう表記しておかんとまずいんだろうな。

 ソウヤーのネアンデルタール三部作やっと読みおわたよ。
 ヒトの脳が持つ信仰機能についてはおもろい話だと思った。けど、じゃあなんで我々は脳にその機能を持ってるのか、ってところまで話が進まなかったもんでがっかりした。
 信仰機能も、偶然性にイミを見いだし易いのも、それが進化競争の上で有利な特質だったからだよね。じゃあなんでそれが有利なのか? そこらへんの納得しやすい解答が欲しい。
 あとDNAを合成する魔法の小型機械ってのはいくらなんでもいかがなものかとおもた。
 この三部作、今まで読んできたソウヤーの中ではいちばんおもんなかった。けどそれでも他の凡百の作家の作品よりはおもろかったす。ケンタッキーフライドチキンってそんなに美味しいのかな。俺、確かいっかいも食べたことない。

 次はキッチン・コンフィデンシャルを読むよ。

 仮面ライダーカブトはどうもたまたま俺が最初に見たその1回だけおもろかったみたいで。もういいや。めんどくさいから観ない。


2006年5月22日(月)
 録っといた『ミミック』観たよ。今年の2月にTVでやってたやつ。
 人間サイズのゴキブリみたいな殺人昆虫たちが地下鉄の古い施設に潜んでる話。予想してたよりずっとおもろかった。
 冒頭、致命的な伝染病の感染源であるゴキブリを駆除するために昆虫学者のおねえさんがへんな虫を地下道に放つ。これは遺伝子操作された虫で、そいつが出す汁を舐めたゴキブリたちはわさわさと死んでく。やったー。ところが繁殖能力がなく一世代で全滅するはずだったその虫どもが地下であっとゆうまに進化してえらいことに。入り口に防疫用の薄い膜が張られてる地下道は無論ぬるぬる湿ってて、そんなところで白い汁をどくどく出しちゃったもんだからえらいモンスターが生まれてしまいましたよ。
 モンスターにほとんど知性がないのがイイね。昆虫はこおゆうのが怖くていい。
 少人数パーティで地下ダンジョンを探索することになる中盤以降がこれまたイイ。古い電車に立て籠もってさあこれからどうしよう、なんてシーンは最高にわくわくした。閉鎖空間モノだいすき。少人数が状況と対立するやつ。
 細かいところも丁寧で、例えば知らないあいだに窓が開いてるとゆうドキドキを強調したい場面があるときにはその前にちゃんと必要な描写を仕込んである。ライターが必要な場面があるときにはその前にライターを持ってる描写を仕込んである。きっちりしてていいね。そういうのがあるから、悪ガキふたりがアレするシーンがあとで生きてくる。これも伏線だとしたらナニもアレしててしまっても全然おかしくないんじゃなかろうかというサスペンス。
 ときおり意味不明の演出をするのもおもろかった。最初のほうで神父さんだか牧師さんだかが転落死する場面では後頭部がペンキの缶にぶつかって鏡の上に白ペンキがぶちまけられる。そんなことをする必要はない。でもやる。靴みがき屋のおっちゃんが息子を捜しに地下に降りてく場面では雨がざーざー降ってる。無論そんなことをする必要はない。でもやる。じぶん自身の泣き顔をポラロイドで撮るキャラクターなんてのもわけがわからない。なんでもないシーンをうっかり普通に撮ってしまわないところが神経張ってしごとしてんな、とおもた。
 意外にもエイリアンなんかの流れをくむ正当派モンスターホラーの佳作だと俺は思う。CinemaScapeあたりでは評価低くて残念。(評価:75点


2006年5月30日(火)
 サイトを更新する時間がなかなか捻出できなくてしょんぼりんぐ中。

 しごと中にキッチンコンフィデンシャル読んでる。半分ぐらいまで進んだ。べらぼうにおもしろい。感想は全部読んだあとで。
 この本の中に、キッチンナイフならグローバルのシェフナイフ1本買っとけばあとは要らんよ、みたいなことが書いてあった。調べてみたんだけど、グローバルって、日本のメーカーなのね。サイトはここ。そのうちに買うメモ。

 来月は休みが4日間しかないよ。(゚∀゚)
 録画しといた映画たまりまくり。だもんでもう、ほんのちょっと観てつまんなそうだったらいちおう最後まで早送りしてからすぐ削除。いかんね。

 あと、プレイする時間もなさそなくせにDSのメトロイドプライムハンターズをamazonで予約したった。ファミ通での評価はいまひとつだったけど。

【amazon購入本(2006年5月27日)】
 芦奈野ひとし『ヨコハマ買い出し紀行』14巻(講談社)←完結。
 福島聡『機動旅団八福神』4巻(エンターブレイン)


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