2007年10月の毒まつたけ


10/01(月)【filter.txt】
10/02(火)【ひさしぶりに名古屋に出かけたよ】
10/07()【ULTRASEVEN X】
10/09(火)【シティ・オブ・ゴースト】
10/18(木)【ヴァーチャル・ガール】
10/22(月)【パンチドランク・ラブ】
10/27()【菅野美穂 インド・ヨガ 聖地への旅】


2007年10月1日(月)
 今日から30連休ぐらいにする予定。

 たっぷり時間があるもんでWWWCのfilter.txtを徹底的とゆうか偏執的にいじくったった。
 filter.txtとゆうのは、WWWCでの更新チェック時に対象ページのどの範囲をチェックするのかを指定するファイル。
 俺の場合、web巡回は、WWWCでのチェック後に更新があったサイトだけshellopenを使って自動で全て開き、読んだサイトから閉じてゆく、とゆう形でやってる。その際、更新されとらんのに諸事情により更新されたと判定されるサイトがけっこうあって、いちいち閉じるのがめんどくさいからこの際全部適切にチェックかかるようにしたろと思った。たけくまメモとか怪獣ブログとか誘怪犯とか真鍋かをりとか、チェックかけるたびに必ず表示されるのんはもう嫌なんじゃ!
ヽ(`Д´)ノ

 とりあえず、最新エントリのサイズをチェックする、とゆうのを基本方針としてみた。そら、更新前の最新エントリと更新後の最新エントリの文章のサイズがたまたまぴったり同じになることだって確率的にはありうるよ。けど現実問題としてその程度の瑕疵は無視してもよかろ。そしてコメント欄は省いた。あくまで本文のみ。

 こおゆうのって、誰でもできる単純な作業だけど時間に余裕がないとやる気になんないじゃないですか。俺今時間余ってるから忙しいひとの代わりにやらせていただきました。
 必要なかたは、ここをクリックした先のテキストをコピーしてじぶんのfilter.txtに追加で貼り付けてください。なお、これは本日の時点で有効と思われるフィルタです。各ブログの仕様が変わったときにはごめんなさい。また、うまくチェックできずに何らかの損害が生じた場合でも責任は負いかねますのでごめんなさい。
 これで、窓の杜、TECHSIDE、GIGAZINE、はてなダイアリー、はてなグループ、ライブドア、エキサイト、ニフティ、がたぶん適切にチェックできるよ。スパログ、ジュゲム、アメブロ、は複数のサイトを比較検討したわけではないのでサンプルをひとつづつ入れときます。たぶんURLの一部分をワイルドカードの「*」に書き換えるだけでだいたいオケー。
 WWWCはサイトによってはうまくデコードしてくれないときがあります。そのようなサイトは2バイト文字を含まない範囲を敢えて設定してあります。
 フィルタは、リクエスト方法がGETの場合のみ有効です。各アイテムのプロパティは「常にGETリクエストでチェックを行う」とした上で「サイズでチェック」としておいてください。

 すっきりした。

【amazon購入本(2007年9月30日)】
 平山夢明『メルキオールの惨劇』(ハルキ・ホラー文庫)
 石塚真一『岳』5巻(小学館)←奇跡のような作品。本格的に(だと思う)山をやるひとが、同時にここまでの漫画スキルを持っている、てところが奇跡。
 熊倉隆敏『もっけ』7巻(講談社)


2007年10月2日(火)
 薄消しにもほどがあるわ! けしからん! ヽ(`Д´)ノ

 いや、ついさっきマキシングとゆうメーカーのエロエロDVD(8時間1980円の総集編)をなんとなく買ってみたんすけどね。昨年登場の新興メーカー。だからなのか、なんかえらいアグレッシブなのです。そろそろケーサツに怒られるんじゃなかろか。

 今日は、大須の業務用食材屋さんで乾燥バジルと岩塩とカレー用の唐辛子買ってきたよ。ふつうのスーパーで買うと、ここの5倍ぐらいのおねだんがするもんで。

 んで、そのついでにその前に献血行ってきたよ。今回は時間あるから成分献血してきた。台所用洗剤もらた。

 献血の最中はDVDで指輪物語の王の帰還観てた。
 サムは男の中の男。チャック・ノリスとかセガールなんかより断然こっちのほうがすごい。そこらへんの感想は変わらない。
 けど、ローハン王セオデンの娘エオウィンが魔王と闘う場面ではえらい感動して、あれれっ、と思った。最初に劇場で観たときにはなんも感じなかったどころか、なんだこのヘンな女と思ったんだけど。
 混戦のなかでセオデン王が倒れて瀕死になるんですよ。んでそれにトドメを刺そうとする強大な魔王の前にコムスメが立ちはだかり、「オレのおっ父うに近づいたらブッ殺す!」てものすごい顔でゆうの。言うなれば俺とマーク・ハントぐらいの戦闘力の差があるのに。なんか感動した。
 今調べたんだけど、この子、実の娘じゃないのね。指輪物語読んだの中坊の頃だし、映画は各部インターバルがあったし、忘れてた。なら、とても良い場面ですね。

 献血行く前に、以前古書店で一緒に働いてたおにいやんと大須ですれちがってびくーり。3年ぶりぐらい。なんかいそがしそうだったもんでとりあえずメールアドレス入りの名刺渡しといた。
 ここ読んでたらメールちょうだい。今どうしてんの? 大学はもう卒業した?

 先日保証期間内に壊れたロジクールのマウスは、問い合わせたサポートの指示通りに指定のところに送りつけたった。着払いで。
[お問い合わせ] を受け付けました。24 時間以内にご回答させて頂きます。」てゆっときながら10日もほったらかしにするのはいかんと思うよ。ムリならそんな自動メッセージを返すようにしとったらあかんて。まあ、あんたんとこの製品はこれでもう二度と買わんだろうからべつにいいけど。

 そんなかんじでさいきんはすっかりキレやすいおとなになってます(´ω`)。機嫌悪いのかな。

【今日買った本】
 堀晃『遺跡の声』(創元SF文庫)
 大庭賢哉『トモネン』(宙出版)←以前からamazonがちょいちょい薦めるので気になってた。本日現物を目にしたのでとりあえず買ってみた。2004年の単行本。まだ初版。あとでよむ。


2007年10月7日(日)
 たいへんです。『ULTRASEVEN X』がけっこうおもろかったす。名古屋だと金曜深夜放送。つかこれCBC制作なのな。
 なんでいきなりディストピアやねん。
 守る価値のない世界にウルトラセブンを放り込んで何をどうしようとゆうのか。顔めっちゃ怒っとるやんけ。
 俺たぶんこれ毎週観るよ。

 そ言えばここんとこ電脳コイルがかなりひどいすね。これはもう最終回付近だけ観とけば事足りるかもな。
 ヒゲ型の電脳生命がヒトの顔の上で文明を築いて、てあのあたりがこの作品のピークだったかも。面白そうな設定の上での小粋なスラップスティック。そんでよかったんじゃねえの。さいきんなんてあの悪ガキどもほとんど出てねえじゃん。わざわざそゆキャラクターを置いたイミないじゃん。

 大庭賢哉『トモネン』読んだよ。
 同人誌で発表された短編をまとめたものらしい。ほのぼの日常系のちょいファンタジー。だいたい表紙通りの内容。おもしろかった。
 ただ、ページ番号がでかすぎるのが致命的でしょんぼり。俺、漫画の単行本は今までに何千冊か読んだけど、この点はひどい編集ベスト5ぐらいには入る。残念。

 一昨日はふたつ前のシゴト先で知り合いになったおにいやんのライブ観に行ったついでに飲酒。ライブ始まる前の時間つぶすために生まれて初めて独りで居酒屋に入った。ちょとおとなになったど。
 昨日はトモダチと飲酒。
 俺のアイアンレバー、フル回転。
 なお昨日はちょいちょいゆくバーでクソ深夜にケーサツ沙汰になってたいそう不愉快でした。


2007年10月9日(火)
 録っといた『シティ・オブ・ゴースト』観たよ。
 ニューヨークでネタが割れてもうた詐欺系プロ犯罪者が高飛びしてボスに会いにアジアにゆく話。
 2002年の映画。
 マット・ディロンの初監督作。
 めっさおもろかったわ。
 俳優やってて、のちに監督もやってみました、てひとはいっぱいおるけど、そおゆうひとらの中では今のところ俺的には今回目にしたこのマット・ディロンが間違いなくベスト。レベル違いすぎ。まさかこんなクソ男前な野郎がここまでの才能持っとるとは。イケメンのくせになまいきだ!
 ディープアジアのリアリティとゆうかダメ人間の吹き溜まり感覚とゆうか、そこらへんのとらえかたが天才的。この描写力だけでおなかいっぱい。
 巧いんだよとにかく。
 やさぐれたフランス人(ジェラール・ドパルデュー(!))がバーとゆうかカフェとゆうかを経営しててそこが作品内でわりと重要な場所になるんだけど、そこ表通りの角地にあるのね。うっかりするとこおゆう舞台は路地裏の他界ぽいところに設定してしまうじゃないですか。でもこのひとはそんな間違いしないの。さほどさびれてもいないオープンカフェみたいな普通の場所が異常性を含んでる。だからアジアっぽい。よく分かってる。
 この、いつ騙されても、いつえらいことになっても、ゼンゼンおかしくない緊張感。空気読み違えたら即死。たまらんねこれ。じっさいもだいたいこんな感じだよね。淡々とした殺人描写も最高にリアル。ちっちゃい男のコが楽しげにニャンニャカニャンニャカ唄いながらずた袋をカフェに届けて帰ってくところなんかはそのイカレっぷりに胸躍ってしょうがなかった。
 だいたい、有名俳優の初監督作で場面の9割ぐらいカンボジアでの話、てどうよ? ふつうはそんなことせんよね。すげー。(評価:85点

 DSのゼルダの伝説夢幻の砂時計買うたよ。中古2980円。以前記述した通り2480円までは価格が下がると読んでるんだけどたぶんそれ今年の年末ぐらいの話だと思うんでここらで妥協して買っといた。


2007年10月18日(木)
 今月に入ってから髪の毛とヒゲをずっとのばしとったんだけどいいかげん我慢できんくなって13日に挫折。3ミリ坊主頭に慣れるともはや他の髪形はムリ。ちょっとのばすだけですーごい不潔になってる気がしてしまう。
 それでもヒゲだけはもちょっと頑張ろうと思って形を整えるだけにしといた。

 こないだカンブリア宮殿に吉野家の社長が出てた。番組は観てすぐ消してまったもんで正確な引用はできんけど「好きなことと得意なこととは違う場合がある」てゆうとったのが印象に残った。そんなもんなのか、といまさら思う俺36歳。

 エイミー・トムスン『ヴァーチャル・ガール』読んだよ。
 男のコがAI入りのロボット女のコを創って、それ違法なもんで逃避行する話。
 この男のコがどうも見ててイライラっとするかんじの奴でハナっから往生した。
 そこらへんはまだいいとしてどうして終盤の話の流れをあんなふうにしてしまったのか疑問に思う。いったん離ればなれになってしまい、頑張って再会する、てのがこの話の中盤以降の骨格なのに、やっと再会したと思ったらあんな感じ、てのはどんなもんかね。もうすこし話し合う余地とかないんかな。ここらへんどうも作者の男性観とか家庭観とか出てる気がして、たぶん俺このひとのことは好きになれんな、と思った。


2007年10月22日(月)
 録っといた『パンチドランク・ラブ』観たよ。昨日の深夜にやってたやつ。
 すこしあたまのおかしいひとがゴロツキに強請られたりプリンを買い占めたり恋をしたりする話。
 アメリなんかもおかしいひとが恋をする話だけど。あれよりもっとガチで境界例ぽい。
 そういうひとが主人公なもんで観てて自然と不愉快になる。俺はとても心が狭いからこおゆうのはあまりあたたかい目で見ることができない。テレフォンセックスのサービスに電話をかけてハメられるあたりの抜作っぷりとか、同情の余地なく馬鹿じゃねえのぐらいにしか思えない。
 もう、途中で、放っといてやれよ、と思うのよ。そういうひとだって頑張って生きてるんだから、強請ったり押しつけがましいおせっかい焼いたり、そんなふうにいろいろいじるのやめようよ、と。
 でもねー、監督はいじりたおすんだよね。いじっていじっていじりたおして、最後にはまずまず幸せにする。そら、この主人公、善人か悪人かと言うと善人だもの。ポール・トーマス・アンダーソンてのはおかしな映画ばっか撮る監督だけど、じつは意外とそこらへん一貫してる。勧善懲悪というのとも違う(そこまでの積極性はない)。単に善性に属していた、ただそれだけでなんとなく幸せになりましたよ。俺はこの監督のそおゆうところがスキなのです。(評価:80点


2007年10月27日(土)
 昨晩、NHKの『菅野美穂 インド・ヨガ 聖地への旅』観たよ。以前BSで放送されたやつの地上波再放送。
 特にチェックしてた番組でもなくなんとなしに観はじめたところ菅野美穂のあまりのキュートさに完全にヤラレました。ちょっと猫背でひょこひょこ歩いてる様子とかえらいツボにきた。あと、すんごいいいひとっぽい。天然だけどアホの子とは違う感じもする。よく考えて誠実にものを話すひとだなあ、と思った。
 番組でいちばんすごかったのは「聖地への旅」とタイトルに銘打ちながら聖地に辿り着けなかったところだね。
 よく知られてることか知られてないことかは知らんけどインドではそのひとにとって重要な場所に行く前には必ず大きなアクシデントがあって、それをクリアするかどうか試されることになる。
 聖地ガンゴトリーまであと約60キロ、眼前の山道がものすごい土砂崩れでクルマが通れません。既に巡礼を終えたひとたちはその土砂の上を歩いて帰ってきます。さあ、それでもこっち来る?
 スケジュール等の諸事情であきらめてそこを去るとき、冗談ぽく笑いながら菅野が「機材かついで行く?」て言うの。番組全編を通してこのひとことだけ声のトーンがあきらかに違ってて、それでも行こうと思ったのか、歩いては行かないよてクギを刺したのか、どっちかわからんところがものすごい妙味になってた。女優だなあ、と思った。
 そのアクシデントの直前、ある一家のところにお邪魔するシーンがあった。菅野はそこで写真を見せてもらう。その家族らが聖地に家族旅行で行ったときの写真。天国のようなところです、ぜひ行ってください、て言われる。菅野は、うん、絶対行く! て言う。
 でも行けなかった。
 桃源郷という言葉も使ってさんざん煽った上で、その場所のハイビジョン映像が流れることは無かった。菅野と我々が目にしたのはフツーのとある家族が旅行したときの写真だけ。
 この点が作品としてとてもよくできてた。良い番組だった。

 本日の日記を書くためにWikipediaの菅野美穂の項目にざっと目を通してるとき、彼女のヘアヌード写真集出版のきっかけについて「今までやりたいことばかりしていたから、今度は一番やりたくないことをやってみようと思った」て書いてあって個人的にちょっとドキッとした。(なにぶんWikipediaなもんでほんとにそんなことゆったかどうかは別として)

 こないだロジクールのマウスが壊れて、保証期間内だったもんで修理に出した話の続き。
 24日に新しいのが送られてきましたよ。故障したのんよりおねだん的には微妙にグレードが下のやつだったけど。
 これで今使ってるマウスがもし故障してもとりあえずバックアップがある状態になった。

 本日の画像はニューデリー市街地の航空写真(Googleマップより)。

【購入本(2007年10月24日)】
 園田健一『GUNSMITH CATS BURST』4巻(講談社)


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