2002年4月の毒まつたけ


04/01(月)【愚者の宴】
04/02(火)【ブラッホーク・ダウン】
04/03(水)【神は銃弾】
04/04(木)【1回休み】
04/05(金)【あさのぶんがくー!】
04/06(
)【おとうとくん帰省中につき1回休み】
04/07(
)【1回休み】
04/08(月)【MONSTER】
04/09(火)【断酒はじめました】
04/10(水)【モンスターズ・インク】
04/11(木)【さぶい話】
04/12(金)【オトナ帝国の逆襲】
04/13(
)【全日空で1回休み】
04/14(
)【小リニューアルで1回休み】
04/15(月)【ビューティフル・マインド】
04/16(火)【井筒和幸で1回休み】
04/17(水)【九州の日】
04/18(木)【本日より三池崇史祭り】
04/19(金)【自信】
04/20(
)【1回休み】
04/21(
)【テンション低下中につき1回休み】
04/22(月)【ブッダ】
04/23(火)【小泉】
04/24(水)【チビゴキブリ】
04/25(木)【1回休み】
04/26(金)【ブリキャノ】
04/27(
)【久しぶりに会った友人と飲酒】
04/28(
)【1回休み】
04/29(
)【オカルト】
04/30(火)【謎のDM】

←先月 翌月→


2002年4月1日(月)
 ハタと気づいたが本日4月1日はエイプリルフールだ。ウェブ上でもそれに則った遊びがいくつか目につく。ハナっから嘘と分かるようにしてあるものはまだいいのだが、微妙な仕掛けをしているサイトを新たにひとつ発見してアライグマくんの如く眉間に皺が寄った。何度も言うようだがそういうのが好きなひとは一生騙したり騙されたりしているがヨロシボクはキミタチを騙してもいいけどキミタチはボクを騙しちゃダメだヨ、ってのはナシね。


2002年4月2日(火)
『ブラックホーク・ダウン』を観てきたよ。
 ソマリアの内戦に介入した米軍が大ハマリする話。実話だそうだ。
 ソマリアの悪いヤツの拠点を強襲して幹部をちょいと拉致する予定だったのに、ヘリが撃墜されてエライ事に。何千人で押し寄せる武装した民兵。ギャンブルで負けがこんできたときって、挽回しようとしてさらに突っ込むとたいてい大火傷する。そんな感じの映画。
 敵味方含めて混乱した戦場の描写は限り無くホンモノっぽい。意外に弾が当たらなかったり。指示通りにしていただけなのに本隊に置いてけぼりにされちゃったり。RPG(RPG-7?)も意外に命中しないものなんだな、とか。デルタ隊員の能力を今まで低くみていてスマン、とか。
 ただ、あまりにもリアルを追求しすぎて何がなんだか分からないものもあり。いや、じっさいの戦闘ってたぶんこんなもんなのだろうけど。どうしてもプライベートライアンと比較することになるが、個人的な意見では、ほんの少しだけファンタスティックな風味を加えてでも分かりやすくしたスピルバーグのほうが腕は上だと思った。
 米軍死者19人。民兵死傷者1000人以上。新手のゾンビ映画を目にしたような印象を受けた。なんてことを書くと不謹慎か。(評価:75点

 どうでもいいけど主演のジョシュ・ハートネットパラサイトでクールガイを演じてたおにいさん)ってピーター・アーツに似てるよね。

【今日買った本】
 太田垣康男『MOONLIGHT MILE』3巻(小学館)
 柏木ハルコ『花園メリーゴーランド』3巻(小学館)←(・∀・)エロース!


2002年4月3日(水)
 昨日、ボストン・テラン『神は銃弾』をやっと読み終えた。2002年度版このミス海外部門第一位。
 殺人カルト集団に娘を拉致された警察官が体験する暗黒探索行。以前そのカルトに所属していたジャンキーでリハビリ中のおねえさんに導かれての裏アメリカ巡り。
 読みにくいことこの上無し。少し油断するとじぶんが今何読んでるのだか分からなくなる。どうも親切なエンタテインメントに慣れすぎてしまったらしい。
 こういう場合、普通なら途中放棄するか秒速2Pになるかのどちらかなのだが、主人公の相棒役のケイスっておねえさんがあまりにも魅力的でついついまともに最後まで読んでしまった。
 キリスト教文化圏のひとがひとたびカミサマに対してむかっ腹を立てるとむちゃくちゃな作品を書くのだな、と思った。このひと、かなり怒ってます。

 確かに結末には感動したけど、これが第一位っていうのはいかがなものか。昨年の海外ミステリは不作だったのだろうか。


2002年4月4日(木)
 朝起きてとりあえず一発メフィスト殺しに行く習慣を何とかしないと真剣にダメになるかもしれづ1回休み。


2002年4月5日(金)
 どうも2ちゃんねるのどこかのスレッドから特定の過去日記にリンクを張られた気配あり。2ちゃんねるからのリンクは間に妙なものが挟まる仕様に最近なったようで、アクセス解析だけではどのスレッドなのか特定できづ。適当に目星をつけて調べる。
 すぐに判明。おそるべし大坪千夏
 当サイトにしてはびびってしまうような数のひとが飛んできたが、例によってトップページのアクセス数には影響無し。

 それにしてもお相手が東のツッコミ名人天野ひろゆきとは。意外な組み合わせじゃの。

 余談だが西のツッコミ名人ネプチューン名倉潤だと認識している。天野は引き出しの数が多く、名倉は反応速度で勝るので今のところ互角。スピード重視の名倉のほうは、今後、歳とってくると不利かな。

【今日買った本】
 田口雅之(:画)+高見広春(:作)『バトル・ロワイアル』6巻(秋田書店)
 冨樫義博『HUNTER×HUNTER』14巻(集英社)←殺人鬼・シザーハンズの過去の描写、何ページか描き足してあるような。
 七月鏡一(:原作)+藤原芳秀(:作画)『闇のイージス』6巻(小学館)←P201最後から2番目のコマがお気に入り。「裏面のモチーフ」は、Googleあたりから「テトラドラクマ」でケンサクするとすぐに画像が発見できるヨ。


2002年4月6日(土)
 朝、たまたまテレビをつけたところ30分の旅行番組を目にする。大坪千夏屋久島へゆくの巻・前編。来週は後編。良き塩梅なり。

 そういうわけでおとうとくん帰省中につき1回休み。


2002年4月7日(日)
 今日もまたディアブロ2で例の韓国のひとと軽くアイサツ。平日は見当たらないから、やっぱ土日休みの生活してるひとなのだろうな。学生さんかなあ。それとも社会人かなあ。
 こっちの職業とか聞かれたらどうしよう。俺、31歳失業中です、なんて恥ずかしくて言えねえよな、と思ったらとたんに憂鬱になってきて1回休み。


2002年4月8日(月)
 浦沢直樹『MONSTER』を漫画喫茶(スマン)で一気読みしたよ。
 すげー。
 前半はロードムービー風。というかあからさまに逃亡者。冴え渡る浦沢の職人芸に感動する。
 全18巻のうちの9巻目、シナリオ理論で言うところのミッドポイントからちょっと風味が変わり、あとはひたすら最終巻に向けて物語が進行。第1巻からのオトシマエもきっちり。あの結末がハッピーエンドかどうかについては第1巻を思い出せば分かるじゃろ。全巻を流れる浦沢式世界観からするとべつに不気味でもなんでもない。と思うがいかがか。

 ついでにベルセルクの21巻と22巻も読む。どうも第一部終了時に未完のままそっとしておいたほうが良かったような気がしてならづ。才能は動産だ。たまに浦沢みたいな怪物も存在するがな。

『ファイナルファンタジーXI』は家庭用としてはファンタシースターオンラインに続く本格的なネットゲームとゆうことでえらくチカラが入っているみたいですが。あんまりうまくゆかないと思うよ。
 まず、通信費と課金。
 コドモはそこまでお金を突っ込めない。つまり購買ターゲット外。
 課金に耐えうるフツーの大人はコンピュータゲームでは遊ばない。学生とダメな大人は別として。意外に数は少ないと思う。
 個人が持つ時間的リソースは悲しいぐらい有限なので、いくつかネットゲームが出てきた時点で選択肢ができて分散しちゃうしね。おまけに働いているオトナにはそんなにリソースがない。
 果たして、ブロードバンド導入して、年間でけっこうなお金を課金に費やして、貴重な時間を割いてまでして、ネットゲームをやろうと決意するオトナがどれぐらいいるか、ってことだな。
 X-boxが決定的に間違っているのは、オトナをターゲットにしたゲーム機だというところだ思うのだが。

 そういうわけでネットゲームに対する任天堂の判断は正しいと思います。

 どうせなら年金生活に突入した老人をターゲットにしたゲームというのはどうか。意外に狙いどころかもしれづ。ただし、老人の脳が若い脳と比べてどのような変化をするのか、ということについてはわたくしもまだ完全に体験してはいないのではっきりとしたことは言えづ。そのサワリだけはひしひしと感じつつあるが。


2002年4月9日(火)
 御近所の土手には今年もツクシがイパーイ。いや、わたくしが採ってきたわけではないが。


 ミミズじゃないよ。


 アルコール依存症につき、家にいると昼間から飲酒してしまう。そういうわけで昨日は無理矢理漫画喫茶に行ってみた。
 そこでたまたま読んだ『MONSTER』にけっこうアル中描写が出てきて、これはカミサマがとりあえず肝臓を修復しておきなさいと言っているのだと判断しつつ断酒開始。約8カ月ぶり。前回の記録は約48時間か。デジタル媒体使って日記つけてるとこおゆうときすぐに以前の数字をケンサクできるから便利だ。


2002年4月10日(水)
『モンスターズ・インク』(吹替版)を観てきたよ。
 石塚、(゚д゚)マイウー
 よおくわかったのは、フツーの人間が映画を観るときにはグラフィックスではなくて物語を観ているのだ、ということ。CGは物語を語るための単なるツールだ。ついでに言えば字幕も吹替もカンケーない。これ観て、「良いシナリオから駄目な映画を撮る監督はいるが、駄目なシナリオから良い映画を撮る監督はいない」っていう格言を思い出した。とにかくシナリオがあまりにもキッチリしているのに驚いて、セールスポイントのCGはどうでもよくなっちゃったよ。かなり練り込んだんじゃなかろうか。バリバリのトップ社員が今までじぶんのやってきたことにハッと気づく場面は物凄い。オトナはここで泣け。
 最後は危ういところで寸止め。もうワンステップ前で止めたほうが良かったかもしれん。それでもフツーのハリウッド映画なら完全に間違えそうなところだから、まあそれを考えるとまだ良かろう。
 田中も(゚д゚)ウマー(評価:85点

 昨晩、NHK特集(たぶん再放送)をつらつらと観る。イスラエルで兵役を拒否した18歳のにーちゃんの話。
 イスラエルには兵役があって、18歳になると、男子は3年、女子は1年のあいだ軍に入らねばならないそうだ。これを拒否すると軍の刑務所に入れられる。長ければ1年ぐらい(だったか?)拘束されるらしい。出所したあとも公職には就けなくなったりする。
 10代の頃、ジョン&ヨーコのいわゆるベッドイン当時の模様を何かのテレビ番組で目にしたときには、こいつら頭悪いんじゃねーの、と思った。わざわざ対話に来た軍関係のおっさんの言い分のほうが正しいと思った。
 でもね。
 歳とってきたら、どっちも正しいよな、と思えるようになってきた。本気で夢想してるならそれはそれで美しいし大事なことだよ。タテマエで平和だの環境だの言ってる奴にはむかつくがな。

 一昨日の日記のミスタイプ一箇所修正。
「分散しちゅう」って。(・∀・)カコワルイデチュウ!


2002年4月11日(木)
 コンビニで漫画雑誌立ち読み。少年チャンピオン、ヤングサンデー、モーニング。この地方で木曜販売のうち、チェックしてるのはこのぐらいか。
 2軒回ってもチャンピオンが見当たらない。今週はこの雑誌お休みか? 確認のため、ふだん見ないバキスレを参照してみる。出てるじゃねえか。何故だ。教えて、烈先生。

 全国的にはどうだか知らんが、ウチの地方では、わたくしが知っているコンビニすべてにおいてスピリッツとヤングサンデーが弱い。最初っから2冊ぐらいしか置いてなかったりする。特にスピリッツは発売日を逃すと立ち読みには少しキビシイ。昔はそうでもなかったのだが、いつからか急に弱くなった。何でじゃろ。

 懐がお寒いので「ぴあ」も立ち読みで済ますことにした。漫画単行本も、もう少し吟味して買ったほうがいいかもしれない。

 寒いな。

 なんか、今後何十年間、日本の前にはロクな未来が横たわっていないような気がしてきた。モー娘を媒体にしてのつんく渾身の呪術も不発に終わったようだ。
 若い連中は意外に敏感に未来を察しているのかもしれん。


2002年4月12日(金)
 断酒終了。約4日間。

 たまたま点けたテレビでヒップホップ系の若人の方々が唄っているのを見ると何故かどうしようもなく憂鬱になる。どうしてキミタチはそんなに自信に満ちあふれているのだ。

『嵐を呼ぶモーレツ! オトナ帝国の逆襲』をテレビで観る。
 ムチャクチャ期待していただけに、いざ目にしてみると、こんなもんかなあ、と。確かに、美術が醸しだす空気はちょっと凄いよ。でも、今を生きているコドモはこの美術を目にしてもあまりピンとこないような気がする。今までと違って、敵がハッキリ悪いヤツというわけではないところも難しいかも。黒タートルの男がどうしてこんなことをするのか、その動機もたぶんコドモには理解しにくいんじゃないかな。物語としてのキモの部分なのだが。
 ちょっとオトナ層を意識しすぎたんじゃないかなあ、と感じました。

 じっさい、昔のほうが良かったんじゃねえのか、と思ってみたりして。まあ昔は週休二日の企業のほうが珍しかったし牛肉ももっとバカ高かったし娯楽の選択肢も少なかったがな。思い出の中のネガティブな面は忘れてしまいがちだ。(評価:75点


2002年4月13日(土)
 全日空が、50便に1便、全乗客を無料にするキャッシュバックサービスを展開中。これってやっぱりフライト中に機内で発表されたりするのだろうか。
 50分の1ならけっこう当たりそうだし、ずいぶん思い切ったことをするなあ、と感じてしまいがちだが、単純に考えてみればたったの0.2割引
 ウマイこと考えたもんだネ、と感心して1回休み。


2002年4月14日(日)
 前の職場でわたくしとほぼ同時期にやめたおねえさんからメールが来た。とりあえずのシゴトは決まって先月末ぐらいから働いているそうな。こっちもそろそろ真剣に仕事探さないといかんのう。

 トップページを少しだけいじってみる。サイトに飛んできたひとがそこからスクロール1回ぐらいで更新箇所へのリンクを表示することができるように行を縮めてみた。
 ホームページビルダーは意外に多機能だ。簡単にロゴを作成するためのツールやら、素材やら、うっかりするとてんこ盛りで使ってみたくなるのを危うく自制した。重くなるのも嫌だし、出来合いの素材を使えば使うほどどうも無個性になってゆくような気がする。確かに綺麗にはなるがな。
 いろいろ吟味しているうちにあっと言う間に6時間が経過していて1回休み。


2002年4月15日(月)
『ビューティフル・マインド』を観てきたよ。本年度アカデミー賞の作品賞等々4部門受賞作。
 なんじゃこりゃ。
 リアリティ云々以前に、作品の意図がさっぱりわからん。ナニコレ。
 話を要約すると、ノーベル賞を受賞したある数学者の半生記、とでもなるのか。実在の人物を敢えて描くわけだからよっぽど波瀾万丈な人生だったのかと思いきや、こんなのよくある話じゃねえかとしか思えない内容。で、何を言いたいの、と。ノーベル賞をもらったこのえらいひとはじつはこんなひとでした、という驚き? 夫婦愛? 学問の素晴らしさ? どれも特にびっくりしなかったし感動もしなかった。ジェニファー・コネリーがけっこういい感じだったのには驚いたが。もしかして、ナッシュの名を知らないしその功績も理解していないような無教養人間にはこの映画の良さはわかりませんよ、ってことなのかな。
 彼の半生がじっさいにはどんなものだったのかは知らんが、どうもハリウッド式の脚色がされていると思われる部分が鼻について、もうダメ。アンデスの聖餐を扱った『生きてこそ』も似たような失敗してたよ。
 あと、もしたまたま今現在精神科に行こうかどうか迷っているひとがこの映画観てあの治療場面を目にしたら、二の足ふんじゃうだろうよ。この映画でいちばんマズイのはその点じゃねえの。専門家ではないからよく知らないが、これ、インシュリンショック療法でしょ。だとしたら、今はクスリが進歩したのでこの療法はほとんどおこなわれていません、ぐらいのことはどうにかして作中で表現しておかないと。
 たぶん主人公に魅力を感じるかどうかで賛否がわかれるのだと思う。わたくしはちっとも魅力を感じなかった。上映中に珍しく眠気に襲われたよ。(評価:35点

 宇宙は無限って台詞も引っ掛かるな。映画の内容には直接関係ないが。

 無限に広がる宇宙のなかでは考えうるできごとはすべて実現されなければならず、存在しうる物体はすべて存在しなければならず、起こりうるできごとはすべて起こらなければならない。宇宙が無限に大きいということは、あるできごとの起こる確率がどれほど小さなものであっても、それが厳密にゼロでないかぎり無限回起こることを意味するのだ。無限宇宙では、本書も、あらゆる惑星のあらゆる言葉で書かれたものが、それぞれに無限回だけ存在することになるし、それを読む読者についても同じことが言える。(ドナルド・ゴールドスミス(青木薫:訳)『宇宙を見つめる人たち』より)


2002年4月16日(火)
 タモリのジャングルTVに井筒和幸ゲスト出演。このひとさいきんよく露出してるね。
 20年近く前、鶴光のオールナイトニッポンに渡辺典子(だったか?)がゲストとして出たとき、彼女主演の『晴れ、ときどき殺人』を撮った監督とゆうことで井筒が電話出演したことがあった。そのときのはじけっぷりがあまりにも型破りで、急遽発言がサンプリングされ、そのあと何カ月かのあいだ事あるごとに強烈な「ワイが井筒や」SEが放送中に挿入されていた記憶がある。
 このひと、ちっとも変わってないネ、と感心して1回休み。

 記憶違いだったらスマン。


2002年4月17日(水)
 ここ数年ぐらい顔みてない九州人のおねえさんの夢をみる。今でもコイツはたまに夢に出てくる。まだ名古屋に居るのかな。

 朝から母が九州のほうに旅行に出発。帰ってくるのは金曜の夜。ごはんが山ほど炊いてあったので夜食用にチャーハンをつくる。

 ディアブロ2でたまたま九州人というキャラクター名のひとがノーマル1〜5のヘルプを募集していた。フツー、そこまで長いのには参加しないのだけど、今回は偶然が三つ重なったのでちょいと手伝ってみる。さすがにノーマルだとサクサク進む。

 そういうわけで今日は九州の日でした。


2002年4月18日(木)
 当地方は本日深夜からゴールデンウィーク過ぎまで三池崇史祭り。
『突風!ミニパト隊 アイキャッチ・ジャンクション』『新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争』『極道黒社会 RAINY DOG』『日本黒社会 LEY LINES』『オーディション』『BLUES HARP』『岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇』『シルバー』『中国の鳥人』。気合入れすぎ。ミニパト隊って三池のデビュー作だよね。
 どうやら、名古屋テレビ開局40周年記念番組の『SABU〜さぶ』放送に合わせての企画らしい。各作品、CBCがコソーリ放映する1本を除けば、冒頭に三池本人の解説つき。観るヨロシ。

【今日買った本】
 大槻ケンヂ(:原作)+佐佐木勝彦清水沢亮(:作画)『グミ・チョコレート・パイン』2巻(講談社)
 加藤元浩『Q.E.D.証明終了』12巻(講談社)
 雑誌「テレパル」4月20日号(小学館)


2002年4月19日(金)
 Japanistに戦国時代辞書をインストール。「おおうつけ」と入力すると「織田信長」と変換されるのはいかがなものか。

 ヒップホップ系ユニット・キングギドラが「(歌詞のなかに)同性愛者を侮べつする表現がある」として一部からバッシング中。「ホモ野郎」って言葉がまずかったようじゃの。関係スレをつらつらながめてみたがこの言葉はジャニーズのアラシを指しているとの噂。
 スレ中によく出てくる「DIS」って単語がよくわからなかったのでちょっとケンサクしてみる。ヒップホップ用語で「けなす」とか「見下す」とかそおゆうイミだそうな。こおゆう単語が最初っから用語として存在する音楽ジャンルっていうのはどんなもんじゃろ。

 ゴールデンに進出したマネーの虎をちらりと観たところ瞬時にして憂鬱メーター振り切れる。

 なんじゃろ。じぶんに自信を持っているひとたちを目にすると急激にテンションが下がるのは、わたくしが己自身に対して自信を持っていないからかもしれない。この日記では断定的なことをわりとよく書くが、ホントのところ、この判断は正しいのか、とか、間違ったこと言ってないだろうか、とか、いつもビクビクしている。サイトのデザインなんかも、細かい部分をもっと改良できるんじゃないか、とかいつも不安を感じている。現状で持っている自分の能力に自信がないのだろう。

 この、ちょっとしたきっかけでテンション下がるのをなんとか直しておかないとまともな仕事なんてできねえな、と思ったらますます憂鬱に。鬱スパイラル。


2002年4月20日(土)
 ビデオに録画していおいた突風ミニパト隊を観賞。気力ソウシツして早送り。高木ブーはこの10年でおそろしく老けたな。
 冒頭の解説中、この作品は三池の2作目とのテロップが流れたので軽くケンサクしてみた。ということは『レディハンター/殺しのプレリュード』が第1作ということになるのか。どっちでもいいか。

【今日買った本】
 加藤元浩『ロケットマン』1巻(講談社)←このひと、フツーの漫画描いても面白いね。
 山田正紀『ジャグラー』(徳間書店)←徳間デュアル文庫


2002年4月21日(日)
 三池崇史の『新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争』観る。このひとが描くホモ話には妙な現実感がある。普通、作中にこういう風味が挿入されると笑ってしまうのだが、このひとが撮るソレは何故か笑えない。どういうつもりで撮っているのかは知らんが。
 面白く観賞できました。

 赤塚不二夫、危篤。明日の笑っていいとも、タモさん平静に司会できるだろうか。ゲストはつぶやきシロー。お互いやりにくそうだ。
 1回休み。


2002年4月22日(月)
 寝床のなかでうつらうつら鼻をほじっていたところ、突然鼻血の予感。一気に目が覚めて慌てて跳ね起きる。けっきょくただの鼻汁だった。
 意外な事実だが、たいていの鼻血は、鼻をほじくることによって起きる。コドモが鼻血を出しやすい原因は、よく鼻をほじるからという点にもある。よって間違っても鼻血を出してはいけない場面では絶対に鼻をほじってはいけない。
 というようなことをこないだ鼻血出したときにケンサクして知りました。そもそも鼻をほじらないひとにはあまり役に立たない豆知識。

 漫画喫茶で手塚治虫の『ブッダ』を読む。物凄くシツレーな言い方かもしれないが、たいして凄い作品だとは思えなかった。ブッダが大仏顔になってからはパラパラ読み。
 連載が長すぎたのか、最初セットしてあったキャラクター同士のエンというか感情が途中でプッツリ弱くなるような感じ。これを新しいキャラクターが出てくる毎に繰り返す。伝記だからしかたがないとは言えるが。ちょくちょく現れる手塚漫画臭さ(オムカエデゴンスとか、怒った登場人物が枠線をバラバラにしてみたりとか)も、今みると、なんだかなあ、と思う。


2002年4月23日(火)
 眠れなかったので昨晩深夜に『極道黒社会 RAINY DOG』リアルタイム鑑賞。三池祭り。
 三池作品のクレジットには山本英夫という名がちょくちょく出てくるが殺し屋1の原作者とは同姓同名の別人らしい。
 今回も救いようのない話でやや鬱。ちょっとしか出てこない田口トモロヲがいちばん面白かった。

・小泉総理の靖国参拝に中国が激怒姿勢。中国四千年の精密外交にノーガードで1ラウンド始めた感じ。誰か止めてやる奴は居なかったのか。
・小泉の手による郵政民営化のための法案が、党内の審査をすっとばして国会に提出される模様。たぶん、改革改革と口先でさえずり続けてもうすぐ1年だけどけっきょく何もやってないじゃないか、と言われたときの対策なのだろう。
 この小人に一国をコントロールする能力はない。本人にはその自覚がないだけにタチの悪いおっさんだと思う。
 ただ、このひとが意外にもたいしたカリスマを持っていなかったのは幸いだったかもしれない。最初出てきたときにはどうなることかと思ったよ。偽オーラだったんだな。

 笑聖・志村けん、バカ殿スタイルにルーズソックスはいてミニモニと踊る。小泉より志村のほうが人間としての徳は高いと思う。

【今日買った本】
 上野顕太郎『ひまあり』2巻(講談社)
 岡田芽武『ニライカナイ』5巻(講談社)
 熊谷カズヒロ『サムライガン月光』2巻(集英社)
 小路啓之『イハーブの生活』3巻(講談社)
 鶴田謙二『まんがアベノ橋魔法☆商店街』(講談社)←今のところアニメは観てない。
 弐瓶勉『BLAME!』8巻(講談社)←ちょっと飽きてきた。
 榛野なな恵『完全版 Papa told me』3巻(集英社)
 柳沼行『ふたつのスピカ』2巻(メディアファクトリー)←宇宙学校というリアル系舞台への移行のため、ファンタスティックな要素であるところのライオンさんをさっくり切るこの潔さとバランス感覚。そして圧倒的構成力。(・∀・)オススメ!
 山下和美『山下和美【短編集】』(講談社)←すべて傑作。


2002年4月24日(水)
 昨日と土曜の日記のミスタイプ修正。入力ミスが多いのはテンション低いからか。

 数日前、自室に全長2ミリぐらいのチビゴキブリ一匹出現。小さい頃は可愛げもあるが大きくなると困るので、ティッシュで捕獲して窓の外へポイした。
 その翌々日ぐらいにまた堂々と出現。ゴキブリというのは明るい場所が苦手なはずだが。うちの凶暴ねこに意見を聞いたところ「ちいさいからほっとくにゃー」との談。虫を目にすると攻撃せずにはいられないうちの子が珍しくそう言うのでほっとくことにする。
 ついさきほど、再び出現。たぶん同じ奴だと思う。また窓からポイ。

 少しづつ大きくなってるよ(;´Д`)


2002年4月25日(木)
 小路啓之『イハーブの生活』3巻読む。完結。あまりにも急激な消耗の様子を目にして驚きつつ1回休み。


2002年4月26日(金)
 余所のサイトを見て、強調文字の多用はいかがなものかと反省する。じぶんでは気づかなんだ。ちょっとづつ減らしてみて、いい塩梅を探してみようとする実験。使わないのがいちばんいいようです、って結論になったりして。

 押さえとかないといかん本が何冊かあるにもかかわらず外出の気力無し。せめてもう少しだけまともな本屋さんが近所にあれば。明日は買い出しに出る予定。

 先日、ディアブロ2でブリザードキャノンの超低級品(ED151)をやっと自力入手した。これのためにメフィストを何百回殺しただろうか。さっそく使ってみたところたいして強い感じもせず鬱。
 とりあえずの目標を達成して、一気にやる気なくなる。

 三池崇史の『日本黒社会 LEY LINES』を観た。エンタテインメントというよりは、ちょっとイヤラシイ線を狙ったような感じがなきにしもあらず。相変わらず結末は暗し。
 シーザー武志ってレギュラー? 監督と仲いいのかな。

 もうすぐテンションが上がる予定なので今しばらくお待ちください。


2002年4月27日(土)
 けっきょく遠出する気力がなく、少し離れたところにある大きな本屋さんへ自転車でゆく。
 なんとなくいつもと違うルートで行ってみたらすれ違ったクルマに警笛を鳴らされた。どうも知り合いのようだが誰だかわからんのでそのまま進む。数分後、そのクルマが大回りして戻ってきた。ここ1年ぐらい顔見てない友人だった。助手席には嫁さん。
 昨年1月、ケコーン祝い宴会のとき、不覚にも猪木が乗り移ってしまい、嫁さんがわのまったく知らないひとにしゃくれフェイスで次々と108ビンタを食らわせたのを思い出して少し鬱。

 とりあえず1パイやることにする。嫁さんも来るかと思ったら連休は実家の家業が忙しいとのことで今回は不参加。あとひとり呼んで朝4時まで酔っぱらって当日中の更新できづ。

【今日買った本】
 榎本ナリコ『センチメントの季節』8巻(小学館)
 榎本ナリコ『スカート』(小学館)
 須藤真澄『どんぐりくん』2巻(竹書房)
 TONO『チキタ★GUGU』3巻(朝日ソノラマ)
 ニール・スティーヴンスン『クリプトノミコン1』(ハヤカワ文庫)

 牧野修の新刊が捕獲できづ鬱。


2002年4月28日(日)
 ひどい二日酔いで1回休み。


2002年4月29日(月)
 突然だけれどもオカルトについて考えてみる。
 だいたいにおいてオカルトというものには、我々が科学的(追試可能とか再現性があるとか。不具合が発生していない限りスイッチを入れれば電化製品は確実に機能する。これが科学)に認識しているこの世界のルールの向う側に新たなヒミツのルールを勝手に設定し、そのルールを知っていることによってアドバンテージを得ようというあるイミ妄想的なものが根っこのところにある。
 占い系のひとがよく言う言葉がある。占いというのは、何千年のあいだ積み重ねられた統計によって帰納された知識体系である、とそういう理論だ。風水や観相術のひとなど、こういうことを言うひとがよくいる。
 それってバイアスのかかっていないちゃんとした統計データなの、ということをここでわたしは言いたいわけではない。言いたいのは、妄想にはキッカケがある、ということだ。占術の場合は、漠然とした統計データ。そしてそのキッカケは何故妄想知識体系を形成するキッカケとして機能するのか、という点に興味がある。

 たまたまちょっとした調べ物をしようとしているとしよう。
 行動を起こしかけたその瞬間、たまたまつけていたラジオからその調べ物に関する情報が流れて来たとする。原理は不明だがこういうことはけっこうよく起きる。しかも、こういうことはよく起きるものである、と日頃から認識しているひとの周りでは、そうでないひとより何故かこういう事象がよく発生する、という曖昧な経験則がある。

 妄想のキッカケとなりうるこれらの物事たちは、じつはそれなりに世界のヒミツに則っているのではないか、ということを最近思っている。無論、100%の再現性があるほどの確としたものではない。しかし何か一分の理がそこに存在するような気がするのだ。
 地球上に存在する最高の汎用コンピュータであるところの人脳が、それらの物事の間には何か相関がある、と演算したのなら、やはりなにがしかの真実がそこにあると判断してもいいのではないか。

 でもこれって何百年ものあいだ数多の先人が考察し続けて未だに結論が出ていないのだから熟考したところで今更だよね、とそんなことも思う今日この頃。


2002年4月30日(火)
 更新しようとしている最中に友人から電話がかかってきて1パイやりにゆく。扇屋でプロレス談義のあとにキャバクラに連行されて当日中の更新できづ。現在、明け方5時。吐きそう。

 ムネヲの秘書逮捕。

 2ちゃんねるでNHKスペシャル『奇跡の詩人』祭り。該当番組は観ていなかったので皆が激怒している理由がよくわからず、アップされている動画を何の覚悟も無しにとりあえず観てしまい物凄い衝撃を受ける。
 類型的な反応で申し訳ないが、むかっ腹メーターが光速で振り切れた
 不謹慎な比喩もできなくなるぐらいの秒殺だ。
 この番組を目にしてそれにすがりたくなる親が出てきたらどうするつもりなんだ。被害が拡大しないうちにNHKは検証番組を制作するなどして事態を収拾する義務がある。なによりもこれがNHKスペシャルの枠で放送されたというその事実が信じられない。

 丸善からDM届く。
 野田昌宏×小隅黎のトークセッションを5月12日に開催しますよ、という内容。それはべつにかまわないのだが、微妙に不審な点があり、しばし悩む。過去に丸善に住所を落とした記憶はまったく無いし、落としたことがあるにしても何故その住所がSFと結びつくのか、と。宛て名、手書きですよ、手書き。何らかの住所リスト元がデジタルデータなら、フツー、印刷するでしょう。
 気になってしょうがないので記載の問い合わせ先に電話してみた。
 差し障りがあるとマズイからこの日記では敢えて曖昧な表現をさせていただくが、このDMの送付対象者はわたくしが10年ぐらい前に何冊か読んだ某SF同人誌の購読者リストを元にして選ばれているとの話だった。丸善社内の有志による企画のようだ。非常に丁重かつ真摯に回答していただいたので丸善は高感度アップ。

 住所流出については気味悪いけどね。

 以下、参考までに開催日時と会場。

 2002年5月12日(日)14:00〜16:00
 丸善名古屋栄店(名古屋市中区栄3-2-7)6階特設会場
 入場無料 整理券を配布(先着100名) サイン会有り
 申し込み/問い合わせ先:丸善名古屋栄店2階ナビゲーションセンター(052-261-2249)


 DMには担当のかた2名の氏名がフルネームで記入されていたけど個人情報なので省略。とりあえず電話かけて「5月12日の催しについての問い合わせなんですけど」と言えば通じると思います。たぶんわたくしは行きませんが興味のあるかたは行ってみるヨロシ。


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