2001年8月16日(木)
 昨晩深夜、急性アルコール中毒で倒れる。そもそも昨日の日記からしてなんだかヘン。べろんべろんです。
 量的にはたいして摂っていない(バーボンを300ミリリットル程度)のにもかかわらず、連日の不摂生により身体が故障していた模様。呼吸が荒くなって四肢が痺れ、もー少しで救急車呼ぶところでした。何年ぶりかで部屋ゲロ
 夜、焼きそばと一緒にビールを500ミリリットル飲んでみたところ、即ゲロ。さすがに身の危険を感じるので断酒開始。ビールの代わりにQooを飲みはじめる。オレンジジュース飲むのって何ヵ月ぶりかなあ。

【昨日買った本】
 雑誌「テレパル」8月18日号(小学館)
 雑誌「ぴあ」8月27日号(ぴあ株式会社)


2001年8月17日(金)
 上半身筋肉痛。二日後に筋肉痛が出るまで吐くのはいかがなものか。断酒は継続中だが胃が荒れているのか食後にやっぱり気持ち悪くなる。

 よく考えたら現状の環境ではADSLに対応できていないような気がしてきた。少なくともLANカードは買っておかなくてはいけないような気が。いちおう今月末には開通予定なので今のうちに手を打っておかないと。しょうがないから新しいの買っちゃうか。10万も出せば本体ぐらいは買えるのだろうか。
 約2年前、今使っているぱそこんに買い換えたとき、データの移行だのなんだのどうやって作業したのかほとんど憶えていない。メールなんかどうやったんだっけ。今インストールされている市販ソフトなんかも、もういちどインストールし直しちゃったりするとマズイのかマズくないのかよくわからづ。
 ぱそこん歴15年にして未だ初心者。
 もうちょっとなんとかしておいたほうがいいのかなあ。しかしこんな奴でも世の中の平均的なフツーの人々よりはコンピュータ関係の知識取得に対して時間を割いているはずだし、とか考えると、そりゃこの産業分野が下火になるのも当然では、となんとなく思った。ついてこれないひとはどんどん置いていきます((c)上岡テント)っていうスタンスの分野っていうのは、アーケードの対戦格闘モノの如くどんどんマニアックに狭くなってゆかざるをえないんじゃなかろうか。SF業界なんかももしかするとそんな感じなのかもしれづ。
 いや、テントの芸は好きだが。


2001年8月18日(土)
 断酒終了。くぴっと一杯。アルコール依存症の人間は飲酒行為について何かと理由をつける。

 めちゃイケでよゐこ濱口優のコント〈笑う男〉の新作が放送される予定。これはコントと言うよりは特殊スキルの一種だ。このとき濱口の量子コンピュータヒクソン・グレイシーのソレの如く周囲に干渉しコントールしている。ある種超能力。この芸は凄い。世に言うところの名人芸というもののヒミツは、ソレを持つ個体がどれだけ他のマシンに干渉するマシンパワーを有しているか、というところにあると思ってみたりする妄想。ヒクソン然り。

【今日買った本】
 なにわ小吉『くぴっと一杯』2巻(集英社)←完結。らしい。

 ※とかなんとか書いてたら〈笑う男〉は先日野球中継に差し替えられた分が本日昼間に放送されたもののことだった模様。さすがローカル局。見逃してしまった。


2001年8月19日(日)
 昨晩深夜、鳥山明『COWA!』全1巻(集英社)を読み返して涙腺が枯れるぐらい泣く。やっぱりこれが鳥山の最高傑作だ。今まで漫画は何千冊も読んだが、その全てを含めてのベスト5に入るどころか、現状で生み出された漫画の中で最高の作品だという形容にしてもいい。全ての子どもに読ませたいのは当然として、その上で異様に深い部分が骨格にあるのはまるで宮崎駿作品の如く。オトナになって読めば分かるだろう。べつにわかんなきゃわかんないでもいいが。(これ重要。)

 昨晩撮っておいたダリオ・アルジェント師匠の『サスペリアPART2[イタリア公開完全版]』を今朝観る。冗長。だいぶ前に木曜洋画劇場かなにかで観たバージョンのほうが良し。
 しかしこういう作品を放送する姿勢だけは良き哉
 ほんの十数年前には年末年始の深夜あたりにはけっこうムチャな映画をいっぱい放送してくれて、それだけでわくわくしたものだ。『サンゲリア』とか。さいきんはそんなことも無し。ローカルでいいからせっかくの深夜枠でもっとムチャしてくれないもんだろうか。バラエティなんかもそうだけど。なんだかみんな無難で面白くない。

 K−1JAPANを観ていたら任天堂ゲームキューブのCMが入る。ソフトはウェーブレース。既に各所で紹介されている各タイトルの静止画像は確かにキレイだが、動いているところを今回初めて目にしたところいかがなものかとやや心配になった。

 昨日の日記での※での追記部分〈笑う男〉の放送については誤りである可能性有り。どうも今後放送する予定らしい感じもなきにしもあらず。どっちなんだ、じっさい。


2001年8月20日(月)
 ぱそこん本体だけ売っていないものだろうかと思って大須へ行く。何店かで聞いてみたところ名の知れたメーカー製のものはたいていモニタとセットの販売になるようだ。バイオのごく一部・ソーテック・コンパック、はそうでもないらしいのだがソーテックは論外だしこれでは選択の幅があまりにも狭過ぎるのでやめておく。あとは、九十九あたりの自社制作のやつとか。でも自作ぱそこんってなんだか永遠のダメ初心者には怖いのでヤメ。
 しょうがないので自宅でインターネットを使用して何か探すことにする。メーカー直なら、本体だけ、っていうのもアリではなかろうか、とか。
 2時間ぐらい黙々とケンサクと探索を続けてみたところ、わりといい感じのがあったので買ってみることにする。税込で12万ちょいぐらい。10日もすれば届くそうだ。
 しかしまあ、思うんだけど、既に充分な大きさの液晶モニタを持っているひとが、わざわざ新しいモニタを欲しがるかね。たまたま故障でもしない限りそんな5〜10万もするものを新たに買おうなんて思わないんじゃなかろうか。このあたりのセンスが日本のメーカーは少しオカシイ。現状でうまくいっていることをムリヤリ変化させる必要はないが、現状でうまくいっていないのならそりゃ変えていかないと最後にはエライ事になると思うぞ。
 うちの液晶モニタ(LG電子製。韓国のメーカー)はときおり特定の場所に液晶欠けが現れるのだが、試行錯誤の結果、外枠の特定の部分に軽くデコピンを2発ぐらいくれてやるとスッと引っ込んでくれることに気づいた。最初は嫌だったが慣れると妙な愛着を感じてしまう。そういう関係になってしまったキカイを捨てて新しいの買いましょう、って言われてもなあ。現状でうまくいっているものを変える気は無し。だいたい今回ぱそこんを買い換えようと思ったのも使えなくなってきたからやむをえず、だ。そういうひとって多いんじゃないのかなあ。

【今日買った本】
 周良貨(:作)+森田信吾(:画)『アウトサイダー東宗介』5巻(集英社)←オモチロイ。
 夢枕獏(:作)+谷口ジロー(:画)『神々の山嶺』2巻(集英社)←かなり原作に忠実な感じ。オモチロイ。
 井上雄彦『バガボンド』11巻(講談社)←超一流。
 三宅乱丈『ぶっせん』6巻(講談社)←完結。


2001年8月21日(火)
 ディアブロ2でドルイドを育て始める。現在レベル17ぐらい。ポイントをほとんど全て人狼関係のスキルに突っ込んで気分はウルフガイ

 今晩あたり台風11号上陸の予定。昨年9月の豪雨ではエライ目にあったので強い雨音を耳にするとなんだか不安になる。

 レクター博士が2位のベイダー卿を押さえて「映画史上最大の悪役」に選ばれる。「オンリー・ムービーズ・コム」とやらいう映画専門サイトが呼びかけた投票の結果ということらしい。一万七千人以上が投票に参加したそうな。(ネタ元:中日新聞本日夕刊)
 わたくしが選ぶフィクション史上最高の悪役はビビビのねずみ男先生か。
 水木しげる先生の妖怪キャラクターを使って対戦格闘ゲームというのはどうか。得意技がハッキリしたキャラクターが多く、けっこういい感じになると思うが。誰でも知ってるし。


2001年8月22日(水)
 またうっかりニュースステーションなど観てしまう。子どもらの間でベイブレードが流行っているからか、伝統的ベーゴマに関わるひとたちに対する取材を放送していた。
 単純に考えてみると、コマは重ければ重いほど強いような気がする。規格はあるのだろうか。規格が大きさだけなら、金製のコマなどはいかがか。あとは回転速度なのでコマよりもヒモを工夫するといいような。加えて筋トレすべし。コマの先をトガらせるのは、接地面の摩擦係数を減らして回転速度を持続させるイミがあるのだろう。
 じぶんのエモノに対してこういうストイック――あるいは妄想的――なカスタマイズをすることを要求してくる遊びというのはいつの時代にも人気を獲得するらしい。

 何年か前、カードゲームのマジック・ザ・ギャザリング(以下MTG)にハマっていた。10万円ぐらいは使っただろうか。
 そのときは、公式に使用できるカードが版を重ねるごとにどんどん更新されてゆくのに嫌気がさし、あほらしくなってやめた。キミのそのカードは○年○月から公式(当時はタイプ2とか言ったか)には使えません、って言われてもなあ。たしか第6版だったかに「クラシック」という別称が冠され、ついにこれでこの版をずっとスタンダードにするのかしらと思わせつつ、平気で次の版が出たりして。もちろん騙されなかったが。こんなやりかたをしていてはたとえば麻雀やモノポリーのような一般ゲームにはいつまでたってもなれぬよ。ずっと狭いままだ。
 とはいえ、これも、60枚のデッキに1枚入れては1枚抜き、っていう微妙な調整が楽しい遊びだったと思う。なぜかおまじないのイミで1枚だけ入れておいた〈平穏〉などをもはやここで引くより他無しというタイミングで不思議と引いたりすると、もう魔術にからめとられてしばらくやめられなくなる。

 ベーゴマやミニ四駆にはカミサマがカスタマイズしたらそうなるであろう最強のエモノのカタチが確実にある。人間はそのカタチにたどりつけないだけだ。それに対して、ディアブロ2やMTGのようなものには最強は存在しない。複雑化したじゃんけんだ。戦略Aは戦略Bには勝てないが戦略Cには勝てる。そして戦略Cは戦略Bに勝てる。みたいな。
 コンピュータゲームという媒体のなかではじゃんけん型のほうが対戦ツールとして都合がいいだろう。デジタル世界(MTGもデジタルなゲームだ)は現実世界(この現実も根底はデジタルかもしれないのでここでは敢えてアナログと表現しない)に比べて格段に情報量の小さい世界なので、我々人間でも最強のカタチにたどりつきやすい。そうすると、その最強のカタチの情報が公にされたその瞬間に対戦ツールとしてはオシマイだ。これでは都合が悪い。
 そういう点でダービースタリオンなんかはデジタルゲームとしてけっこうな冒険をしていると思う。プレイしたことはないけど。アドバンスあたりで出ないかしら。

 12時過ぎてしまったので支離滅裂なまま終わり。


2001年8月23日(木)
 そろそろなにかとマズイので履歴書用の写真を撮ることにする。
 証明写真を撮るときにいつも利用している写真屋さんに行ってみたところ、シャッターが閉まっていた。定休日○曜の部分もペンキで消されている。つぶれちまったのか? 前行ったのはだいたい4年前だからなあ。さびれっぱなしの商店街はどこかもの悲しい。
 そういうわけで、台風一過のクソ暑いなか、スーツを着込んで、どこかに写真屋さんって他に無かったっけ、と自転車でウロウロしていると、なんだかよくわからんが駅前にこないだ新しく出来たホテル(結婚式とかやるようなところ)の3階に1軒あるようなので入ってみた。階段を上がりながら、どーも場違いな感じがしてそわそわする。ホテルの廊下見てみたらピアノとか置いてあるし。
 店に入った瞬間に頭に浮かんだ言葉は、やってもうた
 結婚式の写真を撮るのをメインにしているお店らしく、だだっ広いスタジオの奥に店番のおねえさんがポツンと独り。しかしもはや先に進むより他なし
「履歴書用の写真を撮りたいのでありますが」
「とおっしゃいますとおおむねどのようなものを」
「1枚に4コ写るカラーのインスタントみたいなものでよろしゅうございます」
「はあ。あれでございますか。承知いたしました」
 と言いつつ普段はそんな客絶対に来ねえので、セットアップに30分。でもイヤな顔ひとつしないのはエライ。空気も読まずに入ってきちまって、すまなんだ、と恐縮する。
 今まで見たこともないモノスゴイ照明と反射板(って言うの?)とかセットされつつ、だいたいのセッティングが済んだところでボスのおにいさんが登場して撮影。
「もうこころもち下を向いてくださいまし」
「はあ」
「いやもう少し」
「はあ」
「……履歴書にお使いになるお写真でございますか」
「はあ」
「では軽く笑ってくださいまし」
 ――って言われても単なる証明写真撮るのに笑ってなんて言われたの初めてだぞ。大丈夫か、と思いつつ、ものすごく軽く口の端を上げてみる。
 とりあえず完了。
「出来上がるまでしばらくお待ちくださいまし」
「はあ」
 5分ほど所在無く待っていると。
「申し訳ございません。出来がよろしくないのでもう1枚おねがいいたします」
「はあ」
「では、笑ってくださいまし」
 またかいな。今度はほとんどヤケクソで笑顔50%増し(当人比)にしてみた。
「はい、それでよろしゅうございます」
 料金は、もっと取られるかと思ったが1500円だった。だいたいこんなもんでしょう。最初に撮った写真もオマケでくれたが、比較してみるに、2度目に撮った写真のほうがあきらかに出来が良し。これがプロの仕事だ、と驚愕する。専門家の指示には忠実に従ったほうが良し、ってことか。背景はちょっとオーラが出てるみたいな雰囲気で、いまだかつて履歴書にこんな写真貼ったことねえよ、っていうぐらいにいい感じに仕上げていただけました。ありがとう。
 ま、結果的には、よござんしたね。

 テレビ東京系『TVチャンピオン』番組始まって以来初のチャンピオン無し。内容は、手先が器用選手権
 感動した。
 決勝は、キチガイじみたカタチに小さなサイコロを積み上げてゆく競技だったのだが、40時間費やしてけっきょく3人のうちひとりも成功せず。
 このカタチはカミサマにしか無理なのか? それともヒトに可能なものなのか?
 挑め。そして挑戦せよ(カミサマに)。
 でもとりあえずこのカタチが可能かどうか然るべき専門家に計算を依頼するぐらいはしておいてほしいな。

【今日買った本】
 永野のりこ『ひっち&GO!!』2巻(メディアファクトリー)←完結。イマイチ。


2001年8月24日(金)
 ビデオに撮っておいた昨晩深夜放送の『第5惑星』を観る。16年ぐらい前の映画。
 交戦中、とある惑星に不時着したひとりの異星人とひとりの人間との話。ハナシとしてはリー・マービン+三船敏郎の『太平洋の地獄』(1968年。これは傑作。あの最後は忘れられん)のパクリと言ってもいい。こういうハナシは創作者の意欲をくすぐるらしく、栗本薫が書いた似たようなハナシをかなり昔にラジオドラマでわくわくしながら聞いた記憶がある。タイトルを失念したので、それが書かれたのがこの映画とどっちが先か正確なところは分からづ。ただ、栗本が書いたハナシが『太平洋の地獄』より先ということはないだろう。
 今から見るとセットも特撮も音楽も美術も世界設定も全てB級。宇宙ステーションから戦闘機で出撃しての遭難なのだからそりゃその程度の距離ならすぐに助けが来るんじゃねえの、とか、ツッコミどころは満載。
 特殊メイクで誰なんだかわかんないルイス・ゴセット・Jrはそれでも名演だ。
 以前観たのはずいぶん前のことなので細かいところはほとんど記憶になかったし、基本的には前述のようにものすごいB級なのだが、ラストシーンだけは不思議とはっきり憶えていた。1ツでも印象に残るシーンがあれば、作品として成功だと思う。

 該当情報をいろいろケンサクして知ったのだが、『太平洋の地獄』のジョン・ブアマン監督って『未来惑星ザルドス』撮ったひとだったのか。知らなんだ。


2001年8月25日(土)
 ぱそこんを買い換えることにした、とここで書いて以来どうも今使っているキカイの調子が悪いような気がする。こないだ何年かぶりに蓋を開けてヘンなメモリを突っ込んだのが原因か。それとも不安でおびえているのか。ハードディスクは1枚だけ引っこ抜くかもしれぬがべつにバラバラにするわけではないので心配せんでもいいよ、とここで書いたら少しは機嫌が直るかどうかのテスト。
 キカイって不思議だ。クルマなんかでもこういうことってけっこうあるよね。

 夕方、NHKでマリナーズ×インディアンズの試合が放送されていた(録画だが)ので観てみる。通してみるとやっぱりオモチロイ。約2時間のあいだ、TVの前から動けなかった。
 よく言われることだが、キャッチャーの捕球音とか、バットに球が当たったときの音とか、ちゃんとキモチヨク聞こえるのがいい感じだ。観客が静かだから、というのもあるのだろうが、どうも何かのカラクリで上手く音声をひろっている感じがする。
 選手もキャラクターがはっきりしている連中ばかりで、もしかすると日本の野球といちばん違うのはこの点なんじゃあなかろうか、とか思った。わかりやすい。
 イチローが打席に立つと背後の広告がゲームキューブ(←カタカナで)に張り替えられる仕組みになってるのかな(未確認)。いかにNHKでもこればっかりはどうにもならん。やり手じゃのう、任天堂。佐々木が登板したときなんかにもそうなるんだろうか。今度気をつけて観てみよう。

【今日買った本】
 桜玉吉『なぁゲームをやろうじゃないか!!(なげやり)』2巻(講談社)←正直、あんまり面白くない。


2001年8月26日(日)
 ファミ通.comのクロスレビュー検索、わたくしが入会して以来ずっと(たぶん)「メンテナンス中」(本日午後8時現在の話)。提供するつもりのないサービスを餌にして集客するようなやりかたは、好かん。こういう集客戦術は一見効果的に見えるが長い目でみると果たしていかがなものか。とりあえず個人的に要注意企業に指定。
 諸事情により提供が無理なら、さっさとメニューから外すのが真っ直ぐな姿勢だと思うよ。どんな時代でも、結局いちばん強いのは小細工無しの直球だ(というのがわたくしの世界観)。


2001年8月27日(月)
 夕方ちょっとだけ仮眠するつもりが目覚めたら深夜2時になってしまっていて当日中の更新できづ。変な夢をみる。淡く青く光る炎。道路にも青白く発光する液体。慌ててクルマで逃げた。放射性物質? 書いておかないとまた忘れてしまうので今のうちにメモ。

 ふと思い立って久しぶりにエロ本を買ってみた。
 CD−ROM付きエロ雑誌の世界って現状でどうなっているのだろう、というのがずっと気になっており、そんな感じのものを買ってみる。CDはビデオテープに比べて原価も安いはず(とは言っても昨今では古本屋のエロビデオコーナーで、コピー物とはいえわりとちゃんとした女優物5本千円で売られていたりするので確信は持てづ)で、消費者から見てもコストパフォーマンス高くなるんじゃなかろうか。だとしたら意外にオイシイんじゃないの、などと思いつつ。
 今回買ってみた雑誌には、裏ビデオにモザイクを入れたMPEG動画(って言うの?)が約5分×30タイトルぐらい入っておりました。CD2枚組。各5分とはいえど要点は押さえてあり、おなかいっぱいな感じ。
 わたくしも裏ビデオを目にする機会はさすがにそれほど多くなく、風俗のおねえさんが小遣い稼ぎで出演しているようなこの独特の雰囲気はかえって新鮮でした。解説を読んでみると、裏ビデオ業界にも有名女優とか存在するようで、なにか不思議な世界の一端をかいま見たような気もしつつ。いや、「非合法ビデオの批評」ってジャンルの本が存在すること自体がなんだか不思議な気がしませんか。あくまで批評だからダメなものはダメってはっきり書いてるし。怖くないのかな?
 肝心のコストパフォーマンスですが、1冊だいたい千円台後半で、ま、こんなもんかなあ、と。確かにアタラシイ感じはするが。操作性の点でビデオテープに軍配が上がる。

【今日買った本】
 東京三世社のエロ本2冊


2001年8月28日(火)
 明日、注文していたぱそこんが届く予定。また前みたいにパーマン2号の如く、ウキーッ、ってなりながら移行作業するのか。
 買ったのは、デルのDIMENSION8100とかいうキカイ。この会社の製品はオーダー時にCPUのクロック数やハードディスクの容量やらなにやらを購入者がわで自由に選択できる仕組みになっていて、その注文に従って海外(たぶんアジアのどこかだろう)で生産し、輸入後、宅配する、というカタチになっている。
 わたくしが注文したキカイのスペックはPentium4の1.4GHz、メモリ256MB、ハードディスク40GB(7200rpm)、あとはいちばん安いビデオカード(GeForce2)とサウンドカード、モデムカード、CD−ROM、OSはWindowsME、と、だいたいそんな感じ。消費税と輸送料含めて12万2千640円也。
 OSはWindows2000を選択すれば今後XPに安くアップグレードできたようだが、XPってなんだかうさん臭い印象しか受けないのでやめておいた。メモリは敢えてRDRAMでもいいか、と。過去のじぶんの購買行動を振り返ってみるに、ほんとうに困らない限りメモリは増設しない人間のようだし、ほんとうに困ったころにはRDRAMだって安くなっているんじゃねえか、とか。ビデオにおけるベータみたいに消えてしまっていたりする可能性もあるが。まあいいか。

 前回買い換えたときにもそうだったが、現在使っているキカイのクロック数の3倍程度速いCPUが出現したぐらいで買い換える必要が出てくるようだ。すると次は4.2GHzが出現したときか。油断してるとあっというまにそんな時代が来そうだ。くわばら。

 こないだ買った256MBのSDRAM×2枚、余っちゃったけどどうしよう。

 明日はたぶんウキーッってなってると思うので当日中には更新できない可能性高し。


2001年8月29日(水)
 ウキーッ!
 昼ごろぱそこんが届く。でかい。ちょっとしたアンプの梱包用箱ぐらいの大きさがある。まあ、なんだか安定感があって良し。
 環境を整えようといじくりまわしているうちに、案の定、ウキーッ、っとなった。頭も痛くなる。
 まず、選り分けておいたソフト群を再インストールする。そのあとインターネットに接続して各々アップデート。その繰り返し。この作業に夕方までかかった。
 次に、前使っていたキカイから内蔵HDDを1枚取り外し(元々120MHzのキカイの心臓だった1GBの年代物)、取り付けてみることにする。このHDDの中には古いキカイから移行したいフリーソフトやテキストデータ、辞書データなどのファイルをあらかじめコピーしてあり、こういうときには毎度活躍する。
 蓋を開けて(ネジ不要で開くのは良し)、然るべき位置に固定し、コードを差し込む。前、キカイを買い換えたときにもこうやってうまくいった。まあ今回も当然大丈夫だろう、と思っていたら、トラブル発生。認識しない。やや青くなりながらHDDのジャンパスイッチをSLAVEだのCSELだの変えてみる。ダメ。
 HDDが数年前の古いものなので規格とかチガウのかしらと思いつつ、それでは洒落にならんのでそうでないよう念じる。キカイのマニュアルを丹念に読んでみたところ、どうやらHDDを増設したときには起動中のセットアップ画面で設定しないといけないらしい。セットアップに入るには起動時に数秒だけチャンスがあって、そのときにすかさずF2を押すとよろしい、とか書いてある。なるほどIBM互換機とはいえどこおゆうところはメーカーによって違うのか、と勉強(かなり低レベル)になる。
 親指シフトキーボード(KB211。年代物)を使うのでデルの付属キーボードを取り外す。デルのは黒くてカッコイイし、キータッチもいいので残念だ。親指シフト用のドライバ(フリーソフト)をインストールして、デル製キーボードのプログラマブルボタン用常駐ソフトをスタートアップから外す。なんだかもったいない。あと、要らんと思われる常駐ものも全部外す。再起動してみるとメモリがだいぶすっきりしていた。それでも256MBでいっぱいいっぱいか。やっぱり512MBぐらいは要るね、現状では。

 深夜、力尽きて日記を更新せずに寝る。食事を挟んで丸々15時間ぐらい作業しっぱなし。風呂にも入っていない。とはいえ前回買い換えたときよりはスムースに事が運んだ。学習効果。


2001年8月30日(木)
 新しいキカイを使ってディアブロ2で遊んでみる。
 今までマシンの性能上外していた3D表示や3Dサウンドをオンにして、解像度も上げて、とにかく全てのオプションを最高にしてシングルプレイを試してみる。動くぞー、ということだけで感涙する。ただ、ビジュアル的にはさほど変わったようにも感じない。もっとキレイになると思っていたのにー、とその点は落胆しつつ、今度はBattle.netにつないでみる。
 すると、驚くほど画像が綺麗になっているではないか。
 どうもネットにつないだほうがマシンに対する負荷が小さくなるようだ。大部分の計算はサーバーがわでやってくれるのだろうか。炎の周辺は微妙に淡く赤く光るし、中継点周辺は青く光る。毒を受けると自分の周辺がほのかに緑に光る。これはかなり美しい。描画精度を表示してみると70前後だった。もっと高いビデオカードを差すともっと綺麗になるのかなあ、とややムラムラする。その前にメモリ増設か。

 ……って、ものすごく踊らされてる感じがしますね。くわばら。


2001年8月31日(金)
 昨日の日記中のディアブロ2の画像精度に関するハナシは気のせいかもしれづ。あまり自信がないので該当情報はマユツバで認識してください。すんません。

 先日深夜放送のダリオ・アルジェント師匠『歓びの毒牙』を昨日ビデオで観る。1969年の作品。監督の生年月日が気になったのでケンサクして調べると、どうも1940年説が有力のようだ。すると、これ撮ったときにはだいたい29歳か。
 イタリアに来たガイジンが殺人を目撃して、っていう展開はサスペリアPART2と同じ。同様に、殺られるのは女性だ。主人公もゲージツ家(作家)。そうすると犯人も……と言いたいけど言わない。そうかもしれないしそうじゃないかもしれない。むふふ。

 昨晩深夜放送の『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』を録画して本日観た。
 宇宙を飛んだあのライカ犬
 スプートニクに積まれて宇宙へ
 心臓と脳には反応を調べるためのワイヤー
 さぞいやだったろう
 食べ物がなくなるまで地球を5カ月回って
 餓死した
 ぼくはそれよりマシだ

 のモノローグで有名なスウェーデンの映画。1985年。
 観ているだけで息苦しくなるような境遇にある12歳の少年の生活を描いた作品。この少年の独白として、あの犬よりはマシだ、という言葉が事あるごとに挿入される。
 いや、たしかにマシはマシだろうけど、それでもそうとうヒドイので、もっと気力があるときに観ておけば良かった、とやや後悔する。特に犬ネタがキツく、暗澹たる気分になる。私的嫌映画ベスト10ぐらいには入る作品だろう。
 小説だと『永遠の仔』なんかもこの嫌フィクションというジャンルだ。出来はいいのだけれどもキツすぎる、と。出来がいいからちゃんと最後まで観たり読んだりしてしまうのがまた嫌。

【今日買った本】
 奥瀬サキ(:作)+志水アキ(:画)『夜刀の神つかい』4巻(ソニー・マガジンズ)←アクション描写が巧い。「隻眼」は文脈からして「慧眼」の誤植ではなかろうかと思ったが、広辞苑を引いてみたところどうやらそうでもないようだ。
 雑誌「テレパル」9月1日号(小学館)
 雑誌「ぴあ」9月10日号(ぴあ株式会社)


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