2001年7月16日(月)
 青木薫(訳)『カール・セーガン科学と悪霊を語る』(新潮社)を読み終える。これも3年ぐらい寝かせているうちに文庫版が出てしまった。
 科学の啓蒙書。基本的に、宇宙人だの悪魔だの心霊術だのを批判するエッセイ。全体に「その件についてボクが提示する情報はかくかくしかじかだけど、それを知ってキミたちはどう思う?」という書き方をしているところにクールなものを感じる。ハッキリとした結論は言わないけどみんなじぶんのアタマで考えてね、みたいな。冷静だ。
 興味深かったのは〈現時点では真実だという「可能性」はあるよ。間違ってるとボクは思うけどね〉という大意の上で、
(1)頭の中で考えるだけで、コンピューターの乱数発生機構に(かろうじて)影響を及ぼすことができる。
(2)感覚をいくらか遮断された人たちが、自分に「向けられた」思考やイメージを受け取ることができる。
(3)ときに幼児が前世のことを話し出すことがあり、調べてみると、生まれ変わりとしか考えられないほど詳しい記述である。

 の三つを提示しているところだ。ま、「可能性がある」というだけの話だし、(3)に至ってはこの現象をいわゆる生まれ変わり現象と言っているわけではない部分には注意したいが。それでもちょいと驚いた。
 ただ、この3点については、提示しただけで具体的な説明が一切されていないのが残念。

 ハイペリオンシリーズ第3巻『エンディミオン』を読みはじめる。前作から300年後の世界。今のところけっこうオモチロイ。
 ヴァチカンの誇る教皇庁護衛隊(スイスガード)は、エリート中のエリートだ。広大なパクス版図における各種軍隊のなかで、練度も装備も最高を誇る。完全装備のスイス護衛兵が十名もいれば、ハイペリオン自衛軍の一万くらい軽く殲滅してしまえるだろう。(訳:酒井昭伸)
 十人で一万人って……。このあたりのうさん臭さがなんか好き。

 ううむ、引用部分の色が吟味しきれん。


2001年7月17日(火)
『エンディミオン』を半分ぐらいまで読む。逃げるひと(主人公)と追うひとの話。女の子と男の子(と言っても27歳だ)とアンドロイドの3人が逃げるがわで、神父大佐といかついスイス護衛兵3人(だったか?)が追うがわ。わかりやすい。
 比較的能天気に冒険を楽しんでいる逃げるがわのひとたちと、悲壮感漂うぐらいに悲惨な追うがわのひとたちとの対比が楽しい。どっちかっちゅうと追うがわのパート読んでるときのほうが面白いね。

 とかなんとか書きつつ、やや体調が悪いので夜8時頃就寝。

 すると夜10時半、電話に起こされる。プロシュートボクサーの闘うサラリーマンからだった。
「おう」
「おう。どうした」
「今、外に出れるか」
「うむ」
「では1分後にゆくからな」
 奴の仕事先はわたしの自宅から歩いて3分のところにある。どうも仕事がらみでむしゃくしゃしていてちょいとビールでも飲みたくなったらしい。そりゃこのクソ暑いのに夜10時まで仕事してればむしゃくしゃもしてくるだろう。
 そういうわけで3時間ほど外で飲む。

【メモ】
 闘うサラリーマンによれば、漫画『バキ』オリバは、ひと昔前のボディビルダー・セルジオ・オリバがあからさまなモデルだそうな。ただ、ひと昔前なのでマニアにしか分からぬだろう、とのこと。


2001年7月18日(水)
 漫画喫茶で『北斗の拳』を片付ける。
 カイオウが出てきて魔闘気がどうこう言い出すあたりから後、ちっとも面白くない。連載は読んでいたはずだが、最後どうなったのか全然憶えていなかった。
 続いて『ワンピース』を1〜17巻まで読む。こりゃすごい。泣かせどころのツボの刺激のしかたが情け容赦ない。手かげん無し。イマドキの子どもらが夢中になるのも当然だ。
 アニメは、今、ローソク男と一戦交えているところ。次回から毎週観ようっと。トナカイ人間のハナシ、ぜひアニメでも観てみたいし。


2001年7月19日(木)
 家の冷蔵庫、ブチ壊れる
 昨年の大雨で水に浸かったのが原因かも。それから点検もせずにそのまんま使っていた、っていうのもアブナイ話だが。
 御近所のちっちゃな家電屋さんに母が電話して、即日納品。そりゃ、大手の家電屋さんと比べればちったあ割高だが町の電気屋さんはこおゆうムチャを聞いてくれるので助かる。外出して帰宅したらすでに新しい冷蔵庫が据えつけられていた。ふーん。最近の冷蔵庫って、冷凍室はイチバン下にあるのか。そのほうが合理的なんだろうね。

 御近所の本屋さんで対応できない漫画がまたぽつぽつ出てきたので、イカス漫画専門店二昌堂まで買い出し。ついでに大須にも寄る。GBAのタクティクスオウガは相変わらず売り切れだ。ディアブロ2の拡張版はあったけどなんとなく買うのヤメ。代わりに暑いのでハーフパンツを買った。2900円(税別)。

 自転車でふらふらしていると公武堂の隣にナニヤラ新しいお店が出現していたので通りすがりに自転車の上から一瞥する。
 て……店長ぉ。
 6年ぐらい前にわたくしがバイトしていた店が新店を出していた。いつのまに。二昌堂の帰りに寄って聞いてみると、どうも2〜3週間前に開店したらしい。第2アメ横ビル2階の店舗は10月ぐらいで閉める予定だそうな。とりあえずわたくしが酔っぱらって毎度迷惑をかけていたお世話になった先輩にホームページのアドレスなど御報告してみる。(私信:暑いんでビールでも飲みにゆきましょう。暇なときにでもメールをくださいまし。わたくし、見ての通りいつでも暇です

【今日買った本】
 加藤元浩『Q.E.D.証明終了』10巻(講談社)
 高橋葉介『KUROKO ―黒衣―』3巻(秋田書店)
 野中英次『魁!! クロマティ高校』2巻(講談社)
 熊谷カズヒロ『サムライガン』5巻(集英社)
 熊谷カズヒロ『サムライガン月光』1巻(集英社)
 水木しげる『神秘家列伝』3巻(角川書店)←やっと買えた。
 榛野なな恵『Papa told me』25巻(集英社)
 雑誌「テレパル」7月21日号(小学館)
 雑誌「ぴあ」7月30日号(ぴあ株式会社)


2001年7月20日(金)
 酔っぱらって倒れて当日中の更新できづ。

 ずっとディアブロ2。ほとんど一日中ディアブロ2。はやいところADSLが開通してくれないと電話代がシャレにならん。現在レベル40ぐらい。コンセントレイションのオーラをやっとレベル20まで上げた。
 小一時間ぐらい一緒にプレイしたひと(バーバリアン)が、レアのリングをふたつ、くれた。タダで貰ってはなんだか悪いのでとりあえず完璧なエメラルドをひとつあげた。直後、
「キミはどこのネイションなの?」
 と問われる。毎度毎度この質問には緊張する。
「日本」
「な、なぬー!」(意訳)
 やはり相手は韓国人だったようだ。さすがにフクザツな気持ちになったらしく、キャラクターの動きが止まる。
「どーする? 別れようか?」
 と問いかけると数十秒間の沈黙があった。キャラクターも動かず。こっちもじっと待つ。
「いや、続けよう」
 のひとことにホッとする。
 そのままふたりでまた小一時間プレイし、ACT2のボスを倒す。そのときレアアイテム(レアとユニークだったかな?)が三つ出てきたが、お互い気をつかって取ろうとしないのがなんだか変な感じがした。けっきょくひとつだけ取って残りはあげた。
 でも最後に、
「バイバイ。ありがとねー」
 って言ったら顔文字で笑って見送ってくれたよ。ディアブロ2で日韓交流。メディアがチョイスした情報による韓国人像をそのまま鵜呑みにするつもりはさらさらない。いい奴もいれば嫌な奴もいる。当たり前だ。


2001年7月21日(土)
 昨晩録画しておいたエメリッヒの『GODZILLA/ゴジラ』を観る。ハリウッド版ゴジラ。初めて観た。
 ゴジラ魂を感じない、ということで公開当時そこかしこで顰蹙をかっていたような印象がある。たしかにその点はその通り。ただ、ゴジラとしてではなく、いい意味でのバカ映画としてはそこそこいい感じに仕上がっていたのではないかと思った。
 なぜかずっと雨が降り続けているという謎の演出(イミはあるのだろうがよくわからん)、主人公が使う使い捨てカメラ(作中広告?)、珍しくイイ奴を演じたジャン・レノ、等々、見どころはいろいろ。建築物爆発シーンもこの監督は巧いね。きっちりコンテを切ってその通りに撮るタイプだ。
 この世には、ジャンルとしてバカ映画(くどいようだがいい意味で)というものがちゃんとあるので、そう思って観ればさほどヒドイ映画でもなし。(途中で早送りにしてしまったが。)

 夜9時頃闘うサラリーマンから電話。
「おう」
「うむ」
猿の惑星を観にゆくのである」
「よかろう」
 そういうわけで御近所のシネコンで『PLANET OF THE APES/猿の惑星』を観る。先行オールナイト。
 実写版アン教授の特殊メイクに軽くトキメキつつ(アン教授を知らないひとは「宇宙船サジタリウス」でケンサクしよう)、まあ作品としてはこんなもんかなあ、と。ティム・ロスとか出てるのに、特殊メイクで誰が誰なんだかわかんないよ。
 言葉も話すし知能も高いのだけれども、なんだかんだ言って猿だから。って演出が楽しかった。
 最終的なオチはちょっと浮いてしまいましたな。

 上映中、映写機の調子が悪くて2回中断。改装したばっかりでオペレーターの練度がまだ低いのか。ロールが変わるたびに違和感があるし。


2001年7月22日(日)
 フジテレビの27時間テレビを観る。だのなんだの言わないでただ単純にテーマはお笑いっていうところが真っ直ぐだ。
 系列各局の着ぐるみキャラクター大相撲トーナメントがけっこう楽しい。形状的にあからさまに不利なマスコットが意外に健闘したり。首が吹っ飛んだり。

 とかいうお笑い番組のさなか、兵庫県明石市の花火大会で将棋倒しが発生し、10人死んだ。報道によると、どうも意識的に事の発火点となった馬鹿どもがいたらしい。その馬鹿どもが歩道橋の屋根に登っていたとの証言から、指紋を採取する鑑識の映像など流れていた。こんなのせいで身内が死ぬ理不尽。まさか花火見物で死ぬとは思っていなかっただろう。
 猿の発生を食い止めるためには、小学校レベルでの道徳教育にもっと力を入れるべきだと思う。先日公開された『千と千尋の神隠し』の中に、食べちゃダメなものを勝手に食べた大人醜く肥えた豚になる場面がある。こういうものすごい初歩のところから分かりやすく教えていかないと。豚のおかげで今の日本経済はえらいことになっている。食べちゃダメって分かってるんだから、そんなもん食うな

 先日『エンディミオン』を読み終えた。じっさいには上下巻の上の部分みたいなものなので次巻を読むまではなんとも言えず。今のところなかなかいい感じ。


2001年7月23日(月)
『千と千尋の神隠し』を観にゆく。
 客層、厚し。子どもから大人まで。混んでるのが嫌で平日を狙ったがそれでもそこそこひとが入っていたのはさすがだ。
 ぶっちゃけて言えば「お金は後で払えばいいわよ」などとぬかすオトナのせいでたいへん理不尽な状況に置かれたコドモが真っ直ぐに頑張る話ですかね。
 ぶっとい感じのイミがそこらじゅうに詰め込んであるので頭がパンク寸前になった。あの温泉宿って何なの、とか、ちっちゃい丸薬のって何かイミあるの、とか、カオナシってけっきょくナニ、とか、蜘蛛のおっさんがあんなものをずっと大事に持っていた理由、とか、もうひとりのあのひとってナニをイミしているの(そう言えば動画を韓国に発注したようですな)、とか。全てに回答を用意した上で造っているに違いないと考えたらクラクラした。観にゆく予定のひともいると思うので詳しくは書かない。
 観る前に抱いていた最大の心配事は小道具でうまく処理してあった。活字だとこおゆうさりげない処理はできない。このあたりは映像の強みだ。無論、活字にも映像では不可能な処理法は沢山あるが。
 温泉宿は空想の産物なのにもかかわらず、尋常でないリアリティがある。この空気感はハリウッドのCGなんかよりもよっぽどすごい。
 一旦地下に入って、クライマックスは高いところで、というのはいつもの宮崎駿スタイルなり。
 とりあえずそんなところで。
 良き哉。

 既に通算4000円ぐらい突っ込んだロト6千円当たったようなのでカネもらいにゆく。43コの数字から選ばれる6コの数字のうち、3コを当てれば5等千円。このぐらいならなんとかなりそうだ。
「コレ、お願いします」
 と窓口に当たり券を出す。一口200円で、じぶんで選んだの一口とクイックピック(電算が無作為に選んでくれたもの)四口とで、合計五口千円。そのうちの一口が当たった。千円突っ込んで千円返ってくるわけだから差し引きゼロ。
「そのお金で、コレお願いします」
 と新たなマークシートを渡す。いつものように千円分。差し引きトントン。すると、
「はい。では差し引きで7100円ですね」
 と言われる。
「???」
 どうも6コの数字のうち4コ当たっていたらしい。よって4等8100円。(理論値は約9500円。5等は千円固定だが4等以上は変動する。)
 こないだの新聞で何度もカクニンしたはずなのに。オカシイ。しかし機械を通してのチェックだから間違えるはずもなし。たまたま機械が故障してたなんてのもまさかナイだろうし。
 別世界に分岐したオレと意識が入れ替わったんじゃねえだろうな、としばし妄想にふけったのち、機械の故障というよりじぶんの頭が故障しているという結論に落ち着く。
 でも儲かったからイイや。

【今日買った本】
 かわぐちかいじ『ジパング』4巻(講談社)
 岡田芽武『ニライカナイ』4巻(講談社)
 駕籠真太郎『パラノイアストリート』2巻(メディアファクトリー)
 園田健一『砲神エグザクソン』4巻(講談社)
 富沢ひとし『ミルク クローゼット』3巻(講談社)

 ※桜玉吉の『なぁゲームをやろうじゃないか!!』2巻(講談社)は来月(23日だったか?)に発売延期。


2001年7月24日(火)
 かわぐちかいじ『ジパング』4巻を読む。前にも書いたけどこれは超一流。たとえエンタテインメントと言えどそういうレベルのものには世界を変える力がある(←妄想)。
 「大和」の主砲弾は秒速780m
 秒速5qの中距離弾道ミサイルすら迎撃可能な『みらい』の対空ミサイルなら絶対に……

 なんて台詞とともに戦艦大和の主砲から放たれた砲弾を全て撃ち落としてしまう描写なんかにはクラクラします。軍事関係にはあんまりくわしくないので余計にそう感じるのかもしれませんが。
 技術の進歩ってすごいね。なんとかして一万年後の世界を見ることはできないもんだろうか。


2001年7月25日(水)
 ここからリンクをいただいたおかげでこないだの土曜からアクセス数がやや増えております。ありがたや。どういう経緯で目に留まったのかは謎。どこかの検索エンジンで何かの単語がヒットしたのだろうか。なんにせよありがたや。(合掌)
 京大と言えば京大キノコ部。(ネタ元:本日のだめなひとJune-27-2001)今のうちにすかさずリンク。

 最近の機械翻訳はそこそこの翻訳をしてくれるらしい。
 それでふと思ったのだが、日本語で書かれたものを一旦他国語に機械翻訳し、そののち再び日本語に機械翻訳し直す、という遊びはどうか。10回ぐらいその作業を繰り返すと面白いような気がする。単純な文章で思考実験してみるに、途中で変化しなくなるのかなあ。ライフゲームみたい。そこで最終的に現れるものはナニか。その文書のタマシイか。あるいは変化し続けるのか。3ツ以上の言語をたらい回しにして延々と作業してみるのも面白そうだ。
 単純と複雑の境目はどこにあるのか。人脳の翻訳を現時点で最高の機械翻訳と考えると、人間にやらせてみるのもアリか。カミサマが翻訳したらどうなるのか。
 いかん。止まらなくなってきた。こわい考えになって、しまっちゃうおじさんが出てくる前に強制終了。


2001年7月26日(木)
 英国のマネジメント・トゥデーとやらいう月刊誌の調査によると、日本の製造業労働者の平均年収は約650万円世界一だそうな。ほんまかいな。
 そんなにもらってる奴、自分の身の周りにはおらんぞな。わたくしの場合は製造業ではなかったけど離職する直前の年収なんて300万強だ。インドでフツーのひとに「オイラの年収3万ドルだよ」って言うとたいてい「あなたはマハラジャですか」と驚かれますが、ここ、日本だし
 また、ボーナスの時期になるとその平均額が発表されたりしますが、これもまたオイラの周りを見渡してみるにみんなそんなにもらってねえよとしか思えず。平均ってことはわたくしみたいにそんなにもらってねえよという人間たちと同じぐらいの数のひとたちがそんなに少なくねえよと思っているということなのだろうか。数字には強くないのでカラクリがよくわからん。
 独りなら年収300万でもそこそこの生活ができそうだが、結婚してるひとなんかはつらそうだ。というかムリ。負け組は結婚なんかしちゃダメ、ってことか。
 なんかヤな感じ。

 暑いのでちょっと憤ってみました

【今日買った本】
 板垣恵介『バキ』9巻(秋田書店)


2001年7月27日(金)
 ちょっと油断すると気になるゲームソフトがとっくに発売されていたりする。クロスレビューのチェックが主な目的で毎週ファミ通を立ち読みしているが何故か肝心なタイトルは見逃してしまうらしい。いちおうこの雑誌をカクニンしてからでないとゲームソフトは怖くて買えない。あのレビューもいかがなものかという意見もあるだろうがまったく参考にできないというわけでもなし。情報ゼロよりはマシだろう。
 GBAのモノポリーとか、カラー専用の新・妖怪伝とか、どんなもんなんだろう。特にモノポリーは前に出たデラックスモノポリーGBがあからさまなクソだったので今回も信用ならん。
 家庭用ゲーム機のモノポリーに関してはスーパーファミコン版がイチバン出来がいい、という現在のこの状況はいかがなものか。やっぱり糸井重里でなきゃダメか。スーファミ版もいつバックアップ用電池が切れるか心配でならん。ゲームキューブあたりでちゃんとしたやつをひとつ希望。
 新・妖怪伝は水木しげる信者なら騙されてでも買っておくべきか。

 ――とかなんとか書いたところで、そういえばファミ通ってホームページ無かったっけ、と思い出しケンサクする。あった。ファミ通.com。会員になれば過去のクロスレビューの検索が可能になるようだ。会員にならないとダメってのはケチくさい話だネ、と思いつつ、とりあえず入会してみる。住所氏名等の登録後、すぐにメールでパスワードが届く。さっそくログインしてクロスレビュー検索を試みると……「クロスレビュー検索は現在メンテナンス中です」とか言われた(本日午後6時37分現在の話)。現状、今週発売のものだけの掲載らしい。残念。
 ――と思ったら『水木しげるの新・妖怪伝』に関しては今週発売扱いらしく、レビューがあった。6/6/6/5で、いかがなものかという感じらしいのでとりあえず購入は保留しておく。助かった。……ってな感じの利用者が少なくともここにひとり居ることを考えると、やっぱりファミ通って影響力強いね、と思う。これはちょっと怖いことかも。

【今日買った本】
 大槻ケンヂ『猫を背負って町を出ろ!』(角川文庫)←新刊だと思って買ってみたら『エッセイ SR311』(講談社)の文庫化だった。ちぇっ。
 水木しげる『ボクの一生はゲゲゲの楽園だ』3巻(講談社)


2001年7月28日(土)
 エンターブレインのPS用ソフト・ティアリングサーガが、ファイヤーエムブレムに似ているということで任天堂に訴えられた。似ているどころか、てっきり正式な続編なのだと思っていたが。
 問題となったゲームは、ファイヤーエムブレムの開発者が移籍して造ったものらしい。こおゆう場合、法的にはどうなんだろう。ゲームはデザイナーのものか会社のものか。著作権は誰にあるのか、という話になるのだろうか。エンターブレインがわが途中でタイトルだけ変更したことを考えるとその点については被告のほうがやや弱気な感じがする。
 どっちにしろ開発に取りかかる前に話ぐらい通しておけば良かったのに。意地の張り合いなんですかね。

 その前に任天堂はGBAの画面の暗さをなんとかしてくれ。見にくくてしかたがない。


2001年7月29日(日)
 昨晩深夜、誤って日本酒をコップ一杯ぶん蹴っ飛ばし、読みかけの『エンディミオンの覚醒』酒臭くなる。ああ。

 参院選投票のついでにモスバーガーへ。新聞(中日新聞)の一面カラー広告に驚きつつ。投票で外出のついでに、っていうところを狙っているのだろうか。
 モスは先日から商品がリニューアルされている。
 テリヤキバーガー、スパイシーモスバーガー、フィッシュバーガー、など食してみる。パンがパサパサになったところを除けばたいして変わっていないような気もする。フィッシュバーガーは相変わらず魚フライの香りがちゃんとしていい感じ(皮肉に非ず)。
 予想通り改悪されたとはいえ、モス原理主義者のわたくしとしてはそれでもマクドナルドよりずっと美味しいよ、とだけは言っておく。

 モスバーガーは、牛と豚の合い挽き肉だった頃がイチバン美味しかったと思う。今までうまくいっていたし、今もうまくいっているものをムリヤリ変化させることもないと思うのだが。やっぱりあの愚書の影響なんですかね。ヤな感じ。変化を追い求めるあまり大切なものを見失っていませんか?


2001年7月30日(月)
 昨晩、友人から電話。
「おう」
「うむ」
「本日のPRIDEの結果が気になるので教えてくれ。すぐそっちゆくからな」
「よかろう」
 そういうわけでインターネットで該当情報をケンサク。夜8時ぐらいだったので肝心の最終試合はまだ試合中だった。それも2ちゃんねるを読んで解決。確かに速報性は高い。
 その後1パイやりに行く。近くに新しくできた扇屋とやらいう焼き鳥のチェーン店。かなり安い。べろんべろんになるまで飲んでも2500円ぐらい。客もたくさん入っていた。
 わたくしはともかく友人は翌日(本日)仕事なわけだが、へっちゃらで飲んでいた。やはり身体を鍛えている奴は違う。

 参院選終了。
 愛知県豊明市で「タイガーマスク」「ファイヤー」と書かれた票が各1票づつ出たそうな。タイガーマスクは、佐山聡ということで有効。ファイヤーは「名前を指すものではない」として無効に。(ネタ元:中日新聞本日夕刊)
 前回の選挙で愛知万博反対を訴えて無所属で当選したのにもかかわらずすぐに手のひらを返して賛成派になりつつ自民入りした末広まきこは落選。あと1期つとめれば特典がつく(んだったっけ?)のでなりふりかまわず必死の御様子だが、そんな香ばしい経歴で当選しようなんて世の中をなめくさっているとしか思えず。悪いけどコイツの名はずっと記憶しておく。


2001年7月31日(火)
 今日も昼間は夕方までずっと寝ていた。マズイ。昨日外出しなかったおかげで今週のジャンプとスピリッツを読みそこねる。

 須藤真澄『おさんぽ大王』5巻が御近所の本屋さんでは入手できづ。また買い出しに行かねば。

【今日買った本】
 山本おさむ『聖』5巻(小学館)
 黒田硫黄『茄子』1巻(講談社)
 雑誌「ぴあ」8月10日号(ぴあ株式会社)


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