2001年3月3日(土)
 正式公開時に内容が寂しくなりそうなので、公開前から日記を書いておくことにしました。
 トップページファイルの作成日時を見てみたら、2000年8月12日。そこからここにたどりつくまで、約7か月。ソフトはホームページビルダー2001を使用。かなりのマイペースで使用法を勉強しているうちに次のバージョンが出てしまいました。ああ。
 サイト作成って趣味の盆栽に似てるんじゃないだろうか。盆栽、やったことないけど。たぶんこんな感じに違いない。

 ……とかなんとか言っているうちに試験的に公開。初転送後、アクセスカウンタを埋め込みつつ、AWCRINGへの参加を申し込む。
 いちおう問題なくサーバーに転送されているらしい。


2001年3月4日(日)
 おとうとくんがアサヒの発泡酒を持ってきた。あの赤いラベルの新製品。試しに飲んでみたが、味は今ひとつ。ホップスとどっこいどっこいでブロイより落ちるぐらいか。これならやはりキリンの端麗生には勝てないと思う。発泡酒はキリンに譲って、アサヒはスーパードライにもっと投資したほうがいいんじゃないかなあ。せっかくビールのシェアではひとり勝ちしたんだし。
 そもそも、発泡酒って美味しいと思う? そんなのよりも、美味しいビールをつくってほしいですよ。
 とアル中のわたしは思います。

 早くもAWCRINGに登録していただきました。ジョッシュさんありがとうございます。
 これで、あとやらなくちゃいけないのは……アクセス解析サービスに登録する作業か。無料で、いい感じのところ、どこかないかしら。
 掲示板は……どうしようかなあ。なんか管理めんどくさそうだしなあ。

 雑文と小説に何作か追加してみました。


2001年3月5日(月)
「端麗生」ではなくて「淡麗生」でした。キリン様、ごめんなさい。
 お詫びにコンビニで500ml缶を一本買いました。

 昨日放送のTBS『情熱大陸』は、カンボジアに次回作の取材に行った船戸与一先生を追っかけていた。元ポル・ポト派の村で、歓迎のしるしに村人から自家栽培の煙草を振る舞われた船戸先生が一服してひとこと、「まりふぁなと同じ味がする」とのたまう。いや、たしかにかなり高い確率であれは大麻だったと思うのだが、同じ味がする、というのはテレビ的にいかがなものか。

【今日買った本】
 七月鏡一&藤原芳秀『闇のイージス』1巻(小学館)、山本おさむ『聖』4巻(小学館)。


2001年3月6日(火)
 最近、ゲームボーイアドバンス用ソフトのCMをちょくちょく目にする。エフゼロとかマリオアドバンスとかナポレオンとか。アドバンスのハード本体は、3月21日発売。
 で、CMでじっさいに動いているソフトを目にして、少し心配になった。
 なんだかどうにもカサカサでパサパサの感じがするのだ。あの任天堂特有のまったり感が無いように見える。大丈夫か? ちゃんと練りこまれてるのか?
 いや、基本的に任天堂派なんで。若かりし頃は強烈なアンチ任天堂だったが。
 結果的にワンダースワンカラーのほうがトータルでみて優れていたりしたら、なんかヤだなあ、と思う。

 ……なんて書いてみたりしたが、週末にキャバクラで記憶ケツラクするまで遊んだら平気で2万円ぐらい飛んでゆくことから考えると、ゲームというものは娯楽としてなんとリーズナブルなことか、と、三十路のおっさんとしてはしみじみしてしまうことですよ。なんだかんだで、ハードでも1万円しないもんね、携帯ゲーム器って。
 立花隆の言うように脳が変わってきちゃったのかなあ。だからさいきんゲームに燃えないのか。ああ、年寄りになっちまったなあ。

 とにかく俺の脳に刺激をくれ、任天堂。頼む。

【メモ】
 秀丸エディタが3.08にバージョンアップ。(3月2日)


2001年3月7日(水)
 高校3年から大学1年にかけてのきっちり1年間、日記をつけていたことがあった。文章+つたないイラストの日記。確か荒木飛呂彦が、じぶんの漫画単行本(何だったかは忘れた)のカバー折り返しで〈昔書いた日記を何年か経ってから読み返すと、面白い〉というようなこと(だいぶ違うかもしれないが大意としてはとにかくそんな感じのこと)を書いており、それに触発され、ぴったり1年と期間を決めて毎日書いた。
 ちょうど、大学入試というイベントをはさんでいるので、この時期の日記が面白くならねえはずはねえ、と、そういう読みもあった。
 結果、志望の大学にも無事合格して、陰鬱な日記にはならずにすんだ。一生の記念モノがグッドかバッドか、って、そのあたりすごいギャンブルだったと思う。
 日記帳は結構豪華なものを使った。まず今後じぶんの人生で日記を書くなんて行動は無人島に漂着するか刑務所に入るかでもしなければ、ナイ、と確信していたので、それなりに小遣いを消費して、生涯の記念のために奮発した。

 ところがどっこい(←死語かも)、今、俺、また日記書いてるじゃん。

 前書いた日記は、確かに忘れた頃にたまに読み返すとけっこうオモチロイのだが、今回のコレは、いかがなものなのだろうか。面白いのだろうか。

【今日買った本】
 雑誌『テレパル』3月10日号(小学館)。


2001年3月8日(木)
 榎本ナリコ『センチメントの季節』7巻(小学館)、読了。数巻前からさすがにこのシリーズ初期のインパクトこそ薄れてきたが、それでもなお凡百の漫画よりレベルは抜きんでていると思う。まあ確かにかの有名な法則通り、全てのジャンルにおいてそのうちの90%はクズ、なのだが。少なくともこの漫画はクズではない。
 漫画本体の内容もさることながら、巻末のあとがきが毎回毎回、強烈。こんなにまともな長文を書ける漫画家って、そんなにいないんじゃないかなあ。

 陰ながらささやかに応援しています。ささやかな応援、というのは具体的に言うと、その漫画家の作品を新刊で買うということです。ほんとにささやかだけど。

 でもいつだったか出た画集は買いませんでした。すいません。画集は漫画ではないので。


2001年3月9日(金)
 試験的に無料アクセス解析に申し込んで、バナーを設置してみました。しばらくのあいだ様子をみます。その作業に2時間ぐらい費やしてしまった(だってHTMLとか言われてもよくわかんねえんだもの)ので本日の日記はしょぼくてすいません。


2001年3月10日(土)
 約月イチの土曜出勤。でも土曜日は仕事がヌルくて、楽。夕方5時に帰れるし。

 大沢在昌『灰夜――新宿鮫VII――』(光文社)読了。
 シリーズは、全部読んでいる。
 鮫島って、警官としてえらく真面目なんだよね。そういう設定がこの主人公で物語をつくるのをムズカシクしている部分はあると思う。特に、法的にいかがなものか、という境界上で、えらく頑固だったりするのは、いかにも動かしづらいように見える。些細なことでもそれを踏み越えちゃったりするときには地の文でイイワケするし。ハリウッドの刑事モノ映画みたいにアホの子の主人公でも困るので、このあたりが味であると言えば味なのですが。
 今回のクライマックスのシメかたは、あるイミ、コントだった。そうでもしないとシメようがないもんなあ。(昔テレビ東京系でやってた海外ドラマ『俺がハマーだ』の第1シーズン最終回、観たひといる?)
 でもなんだかんだでそこそこ面白いので、シリーズ次回作も出たら買います。

【今日買った本】
 福本伸行『賭博破戒録カイジ』(講談社)2巻、永野のりこ『STAND★BYみ〜ちぇ!!』(講談社)1巻・2巻、早見純『地獄のコミュニケーション』(太田出版)、小林源文『バルバロッサ作戦』(学研)。


2001年3月11日(日)
 松尾室長、機密費がらみの件で逮捕。
 あるいは暗殺されるのではないだろうか。拘置所での自殺、とかそういう感じで。まあ、なんにせよ、道徳的にやっちゃいけない一線を超えてしまった奴の辿る道ってのは、だいたいこんなもんだ。同情はしないよ。

 休みの日にしては珍しく朝早く目が覚めたので、電動バリカンで頭をジョリジョリした。その後入浴。
 みずしな孝之のファミ通連載日記漫画『いい電子』(←非おたくな感じが好き。エンターブレインより第1巻発売中)に触発されて昨年末から坊主頭にしている。2週間に1回ぐらいジョリジョリすれば床屋代はかからないので、経済的にもお徳だ。床屋いらず。

 AWCの青木アニキのサイトをリンクに追加。


2001年3月12日(月)
 お昼休み、本屋に行ったらデイヴィッド・マレルの新刊『赤い砂塵』が出ていた。既に2月に出ていたようなのだが、そのときは気づかず。
 全てのマレルファンは、オビの煽り文句「マレル、復活の第一章! 「あの、ぞくぞくするようなマレルが帰ってきた」」に涙せよ!
 震える手であとがきをめくってみると、どうもこちらのチェックから漏れてしまっていたのか、マレルの邦訳で未だ読んでいない作品が過去に2本出ているらしい。慌てて本屋の店員さんに探してもらう。結果、1本は捕獲。しかしハヤカワの『真紅のレクイエム』は見つからず。ちくしょう。
 マレルは映画『ランボー』の原作者です。私に言わせれば、現在、アメリカで最高の伝奇アクションを書く作家。もちろん、アクション云々を抜きにして、作家としても、A級です。ホラーアンソロジー『ナイト・フライヤー』(新潮文庫)収録の短編「オレンジは苦悩、ブルーは狂気」などは傑作としか言いようがない。

 思わぬ不意打ちにすっかりテンションが高くなってしまいました。もったいないので、今回買った2本は、休みの日にでもゆっくり読みます。

【今日買った本】
 雑誌「ぴあ」3月26日号(ぴあ株式会社)
 デイヴィッド・マレル(訳:山本光伸)『赤い砂塵』(ハヤカワ文庫)
 デイヴィッド・マレル(訳:山本光伸)『ダブルイメージ』上・下(二見文庫)
 内田春菊『私たちは繁殖しているピンク』(角川文庫)
 伊藤理佐『やっちまったよ一戸建て!!』1巻・2巻(双葉社)
 ほりのぶゆき『旅マン』(小学館)


2001年3月13日(火)
 朝、いつも乗る電車のいつもの車両に乗ると、掛け値なしにすごくかわゆい女子高生(あるいは女子中学生かもしれない)が、『毒猿――新宿鮫II――』をカバー無しの表紙丸出しで読んでいた。カッコイイと思った。

 マナー違反と言われようがなんだろうが、通勤電車で隣のひとが読んでいる本というのは気になってしまう。たいてい、みんなそれなりにフツーにそのひとにマッチした本を読んでいて、まあこんなもんかと思うのだけれども、たまにそうでない場合がある。
 以前、しょぼくれた熟年のフツーのおじさんがソウヤーの『スタープレックス』を読んでいたのを目にしたときには、さすがに、ううむ、と唸ってしまった。しかし今回の美形女子高生毒猿表紙丸出しには、インパクトとして僅かに及ばず。
 挑戦者求む。

 雑文と小説に1本追加。


2001年3月14日(水)
 お酒飲まないひと(あるいは飲めないひと)にはほんとにどうでもいい話で申し訳ないのですが、アサヒの新発売の発泡酒、本格的にかなり不味いです。前、ホップスとどっこいどっこいとか書きましたが、誤りでした。前飲んだときにはすでにべろんべろんの状態で感覚レベルが落ちていたようです。とにかくダメ。わたしが今までに飲んだ発泡酒の中で、いちばんダメです。
 わたくし、ふだんはスーパードライ派なので、けっしてアンチ・アサヒではございません。しかしそれでもこの発泡酒は不味いとしか表現のしようがない。どこをどう間違ったらこんなもんができるのか、知りたいぐらいだ。
 だから、わざわざ持ってきたんだな。そういうことか。>おとうとくん

 傷口が広がる前に、アサヒはもっとよく考えたほうがいいと思います。

 仕事でへろへろになって帰ってきて、飲んでみたらコレ、っていうのはキビシイですね。おかげで怒りに任せてテンションが高くなってしまいました。

 リンク集に、忘れちゃいけないアマチュアライターズクラブ(AWC)を追加。

【今日買った本】
 やまむらはじめ『カムナガラ』2巻(少年画報社)
 山野一『混沌大陸パンゲア』(青林堂)
 内田春菊『私たちは繁殖しているイエロー』(角川文庫)
 みうらじゅん『見ぐるしいほど愛されたい』(文春文庫)
 パトリシア・ハイスミス(訳:渋谷比佐子)『世界の終わりの物語』(扶桑社)


2001年3月15日(木)
 昨年夏、会社の経営不振でアルバイトの部下K(アル中)がリストラ。〈そういうわけでキミの仕事の量はだいたい倍になるけれども、その代わりに給料は安くなるよ〉という、わけのわからないシュールな条件を提出(男女雇用機会均等法だかなんだかと言い出したが、あなたその法の精神をほんとうに解ってるの? つまらん理屈つけなさんな。馬鹿と思われるから)されて、とりあえずカイシャがタイヘンなんだから、まあいいかと妥協したが、冷静に考えてみると怒りおさまらず。
 どうやらまたむちゃくちゃなことを言い出しそうなので、さすがにブチ切れてしまった。悪いけど、俺、そこまでお人好しじゃあないよ。そんなに安いギャラで限りなく働く人材が欲しいんだったら、宗教でもやれば? って感じだ。アレフでも参考にするがよい。
 一族経営のちっちゃい企業は、このあたりどうにもやるせないものがある。社員数たかだか十数名の会社で、この1年の間、何人馬鹿馬鹿しくなって辞めていったか、数が数えられるだけの知能があるのなら数えてみよ。

 ……というように、今、けっこうドロドロになってます。とは言ってもしばらくのあいだはやめないんだろうけど。三十路のおっさんじゃあ、次、間口が狭いし。

【今日買った本】
 板垣恵介『バキ』7巻(秋田書店)
 高橋葉介『KUROKO―黒衣―』1巻(秋田書店)


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