2007年9月の毒まつたけ
09/01(土)【中古ゲーム】
09/04(火)【輝くもの天より墜ち】
09/12(水)【今日の早川さん】
09/18(火)【マウスこわれた】
09/24(月)【ドクター・ブラッドマネー 博士の血の贖い】
09/26(水)【千年家族】
2007年9月1日(土)
ファミスタDSが発売未定になったよ。しょんぼり。
こないだの夜勤前に御近所のゲーム屋さんを物色してゲームキューブのエターナルダークネス買うたった。だって中古300円だったんだもの。コンビニおにぎりわずか2コぶんですよ。むちゃくちゃですよ。
とりあえず確保しただけなのでまだ遊ばない。
あとは、ウェーブレースブルーストームが中古380円になってた。それまでも980円とか780円とかそのあたりのあまりと言えばあんまりの価格を目にして、これ致命的なバグでもあるんかいなと不審に思い今まで購入を敬遠してたやつ。今調べたらリプレイ時にちょっとひどいことになるだけでフツーに遊ぶには問題ないみたいだった。んじゃ、今度買おう。
そしてDSのゼルダは中古3480円になってた。だいたい予想通り。以前記述した通り、まず間違いなく3000円弱ぐらい、具体的には2980円までは確実に中古価格が下がると読んでいる。とゆうか2480円までは下がる。1980円までゆくかどうかは微妙。
こないだおとうとくんが自虐の詩と一緒に貸してくれた松本大洋『鉄コン筋クリート』全3巻を読んだ。おもろいやんけ。俺やっぱ松本大洋食わず嫌いだったらしい。もっとサブカル臭い作家だと思ってた。
1巻目が濃くて良かった。3巻目になるとあまり立ち止まらずにスラスラ読めてしまうスタイルに。内容もサイキック戦争みたいな感じに変質してしまって残念。
アニメ版どんなんなってんだろ。観たい。
【買った本(2007年8月23日)】
南條範夫+山口貴由『シグルイ』9巻(秋田書店)
【amazon購入本(2007年8月26日)】
フィリップ・K・ディック『ドクター・ブラッドマネー 博士の血の贖い』(創元SF文庫)←だいぶ前に出てたやつ。
カネコアツシ『SOIL』6巻(エンターブレイン)
2007年9月4日(火)
たまたまティプトリーの『輝くもの天より墜ち』を読み終わった直後にたまたまディックの『ドクター・ブラッドマネー 博士の血の贖い』を読みはじめたんだけど表紙イラストの空気がえらい似てて、えっ、とおもた。さすがディック。
(゚д゚)シンクロニシチー
さて、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『輝くもの天より墜ち』を読みおわたよ。おもろかった。
でも、これSFじゃないす。どっちかっつーとミステリ。
だいたい、俺は年寄りになってしまったからかSF的感動はイーガンとかチャンとかのレベルでないと感じなくなってしまっているのです。ジャンル的にSFとされる小説を読んでも、ミステリとしてどうかとか冒険小説としてどうかとか、そこらへんがおもしろいかおもしろくないかの基準になってしまう。
んで、この輝くもの〜はミステリとしておもしろかった。
諸事情によりほとんど閉鎖状態になってる惑星にある人類唯一のコテージで起きる24時間のサスペンスドラマ。最初に建物の見取り図なんか用意されてる。冒頭で続々とキャラクターが登場するあたりなんかは読み終わった今思えばそして誰もいなくなったっぽい。あきらかにミステリのスタイル。
ここに集ったヒューマンらはみんな普通のひとに見えるけど、どうもものすごい邪悪な陰謀が企てられてるらしい。けど具体的にはよくわからない。雰囲気だけ。誰が悪い奴なのかわからない。この緊張感。
あとね、フモにいさんもゆってるけど、これたぶんティプトリーちっちゃいころのアフリカ体験が根っこのところにあるのよ。俺も、これ設定としては異星上のお話でしかも異星人は昆虫みたいなやつなのに、あ、ここアフリカだ、とすぐに感じた。そんでね、状況終息後、もう間もなく死ぬ状態のとあるキャラクターが、ものすごい有能なアラビア世界風王子(11歳)に遺言の一種としてこうゆうのよ。
もしあなたが年を経た金言を聞きたければ、わたしはこういいたい。幼いころにあなたがやるすべての行動、そして起きるあらゆることが重要だと。
すごいよね。ティプトリーはアフリカでよっぽど良い体験をしたんだね。
っつーわけで意外なぐらいおもろかったです。読んどいたほうがいいよ。
予定通りゲームキューブの『ウェーブレース ブルーストーム』買うてきたよ。中古380円もしくは新品480円。御近所のドラッグストアで158円だったペプシネックス1.5リットルがついに通常価格の198円になってしまっただけでちょうしょんぼりするケチケチ星人なので当然中古のほうを買った。
2007年9月12日(水)
COCO『今日の早川さん』読みおわたよ。
COCOさんの4コマweb漫画が本になったよ。
俺が今までモニターの上で目にしてきたのんとどうも印象が違うのでweb版を最初から全部チェックしてみた。ンマー、ほとんどすべて大幅に描き直してあってびくーり。どんだけ手間かけたんだ。無論、描き直したとはいえ、効果線、特に動線をほとんど使わないスタイルから生じる独特の空気は健在。その空気とネタのジャンルとが組み合って、既存ではないアタラシイ何かになってる。これすごい。
基本は、我々本好きならだれしもが納得してしまう自虐系のお笑いなんだけど、お笑い抜きで核心を突いてくる話もときおり混ぜてあって(具体的には「どこまで行けばお茶の時間」「落ちゆく女」)、SF者のはしくれであることについて一片の悔いもない人間としては胸がキューです。これでいいのだ。
とても良い本でした。お薦め。
↑そして今amazonに行ってみたら本のランキングで25位に座ってるのを目にしてしまった。
(((( ;゚Д゚)))))ベストセラー ガクガクブルブル
御近所のホームセンターで振動式の安っすい電動歯ブラシ(398円)を買って使い始めてからだいたい2カ月になる。
まー、これは良い買い物だったわ。もう手放せない。すごく手早くすごくきれいに磨ける。替えブラシも、名の知れたメーカーのやりかたと違って2本398円だしな。まだその必要ないから替えてないけど。
昨日目にして感動した言葉メモ。
「目の前で悲しんでいる人を見つけたら、何とかして笑わせたい。そのためなら、警察につかまっても、寿命が縮まっても構わない」(江頭2:50)
江頭はガチで聖人。
【amazon購入本(2007年9月9日)】
富沢ひとし『特務咆哮艦ユミハリ』4巻(幻冬舎)←完結。
COCO『今日の早川さん』(早川書房)
2007年9月18日(火)
マウスがブチ壊れたもんで(左ボタンのクリックが勝手にダブルクリックになりやがる)御近所のヤマダ電機まで出かけて新しいのんを買った。何故ヤマダかとゆうとポイントがけっこう貯まってたから。
買ったのはMicrosoft Comfort Optical Mouse 3000。3000円弱。
大失敗。
ホイールが1段階づつ止まらない中途半端なアナログ仕様(ヌルヌルホイールとゆう蔑称があるらしい)なので、通常の使用ならまだしもディアブロ2なんかをプレイする場合にはまったく使えない。試しに使ってみると、ホイールをゆっくり回すと何故かどんだけ回してもスキルが切り替わらないし、速く回せば目にも止まらない速さで切り替わり、サーバーに怒られて即座に切断されてしまう。んで、罰としてしばらく接続できんくなる。なんじゃこら。
マウスなんてどれもたいして変わらんだろと思ってた。意外なところに落とし穴が。何か買うときには事前によく調べてからにせなあかんね。
しょうがないからおかんにあげた。おかんはゲームやらんので。
そして新しくamazonでMicrosoft IntelliMouse Opticalを注文したった。2290円。最初からこうしときゃよかたーね。
さて、日記をgrepしてみたところ今回ブチ壊れたマウスを買ったのは2003年の10月だった。デジタル日記で丹念にメモつけてるとこおゆうことがすぐにわかってべんり。
だいたい4年の寿命だった。5年保証の製品だから保証期間内で、保証書もとってある。今度大須に行ったら一応修理に出してみる予定。マウスなんて修理に出すひとそんなにおらんと思うんだけど、どんな顔されるかな。
【買った本(2007年9月14日)】
スティーヴン・バクスター『プランク・ゼロ』(ハヤカワ文庫SF)
スティーヴン・バクスター『真空ダイヤグラム』(ハヤカワ文庫SF)←以上2点ブクオフ各105円。
2007年9月24日(月)
ファミスタDSの発売日はとりあえず11月15日になってたよ。
フィリップ・K・ディック『ドクター・ブラッドマネー 博士の血の贖い』読んだよ。
ディックは物語を紡ぐのが上手いんじゃなくて、おもしろいシーンをつくるのが上手いのね。北野武とか冨樫義博とかと同じ。
終盤付近に、「とギルは指二本を交差させた。」(p339)て文章があった。後ろ手で指を交差させるのは、ウソをつくときにカミサマから赦しを得るためのおまじない(たぶんキリスト教文化圏での)なんだけど、そんな説明は本文にない。注釈もない。けど、ここは、そこらへん知ってないとちょっと理解しにくいニュアンスを持ってるシーンなの。俺は知ってた。んでも、俺その知識仕入れたのすんごいさいきんのことのような気がして、どこで目にしたんだろと思いつつ、たぶんこの物語のそこ以前の箇所でそのキャラクターのクセか何かとしてどこかに説明があったんだろう、ということで頭の中では決着してた。
んでね、読み終えてしばらくしてから急に気がついたの。
そのおまじないの話って、この本のひとつ前に読んだティプトリーの『輝くもの天より墜ち』の中で説明されてたことなのね。
つまり、俺は、今回ブラッドマネーを読む前に輝くもの〜を読んでおく必要があった、てことなの。
まあ、すごい個人的な話だけど。
さすがディック、とおもた。
義務教育ではないのでついてこれないひとはどんどん置いてゆきます。((c)大空テント)
そしてエイミー・トムスン『ヴァーチャル・ガール』読み読み中。これなんかえらいこっぱずかしい話だな。
先日購入したMicrosoft IntelliMouse Opticalがとても良いす。5年ぐらい前に発売の製品。そんくらい古くてもふつうに使うぶんにはなんも問題ない。ホイールの回転が固いとかゆう意見も目にしたけど、ゲームを遊ぶときにはこのぐらいゴリゴリしてたほうが安心感がある。何よりも2290円とゆう価格が良い。お薦め。
以下こないだ目にして琴線に触れた小咄メモ。
281 :VIP774 :2007/07/16(月) 01:12:14.95 ID:cD2xbQlz0
懐かしいけどコレ
ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた
20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていなかった
次の日も、次の日も死体はそのままだった
(´;ω;`)ウウッ
2007年9月26日(水)
昨日いつもの耳鼻科行ってきたんだけどあまりにも待たせるもんでキレて帰ってきた。もうこねえよウァァァァンてゆって診察券置いてきたった。ここには2年間通ったことになる。
15分刻みで予約を入れさせる病院で、30分程度待たせるのはよい。予約時間の15分前には当然受付を済ませるわけだから、まあ小一時間ぐらいまで待つのは我慢する。けど、こっちが30分待ってる時点で後から悠々と入ってきた急患でもなさそうなひとを先に診察するのはいかんだろ。予約入れるイミないじゃん。
こうみえてもいちおう紳士のつもりなので怒鳴ったりはしませんでした。俺えらい。
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/へ\ −=≡≡≡=−
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/vvvvv \ < ちょっとちくっとするよー
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/ ヽ 'ーっ ノ _)
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ヽ / (ω)  ̄ ノ−=≡≡≡=−
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し' し' −=≡≡≡=−
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でおなじみのGBA『千年家族』を中古で買ってきたよ。1280円。新人のカミサマになってニンゲンの一族を千年のあいだ見守るゲーム。すこしあたまおかしい。おねだんからもわかるようにわりと世間一般には酷評されてる。
さっそく、ちょぴっと遊んでみた。どうも世帯主候補が適齢期に結婚できないと一族が断えてゲームオーバーになるらしい。んで、そうならんようにいろんな矢をそのひとのドタマに撃ち込んでコントロールする。
電源を切ると50分で1年が経過するとか。そのあいだは矢を使った介入ができんもんでえらいことになりそうになっててもなんともならん。1日に1回電源入れればだいじょうぶなぐらいのバランスになってるのかな?
も少し遊んでみた。
なるほどこのゲームの欠点がわかった。
20年ぐらい前、リトルコンピュータピープルプロジェクトてゲームが話題になったじゃないですか。アップル2の。コンピュータの中のおうちに住んでるおっさんを観察するゲーム。その後、ファミコンで『アップルタウン物語』として、観察対象をおっさんから女のコに変更するというとんでもない勘違いフィルタをかけられた上でリメイクされたこともありますが。
たぶんこの千年家族はそれにインスパイアされて制作されとります。それはプレイ前から予想ついてた。
でも、千年家族の家族らは、リトル〜と違って家で生活してねえんだよね。そこが間違い。ディテールがばっさり省略されとるもんでプレイヤーは感情移入ができねえのです。
惜しい。
ま、1280円ならおねだんなりのゲームです。
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