2006年10月の毒まつたけ
10/03(火)【5日後に死ぬうた】
10/06(金)【シンギュラリティ・スカイ】
10/09(月)【ニュートンズ・ウェイク】
10/16(月)【タフの方舟】
10/21(土)【デジカメ調子悪い】
10/25(水)【ニーヴン】
2006年10月3日(火)
原田眞人監督のweb日記に相変わらずのベースボール話が書いてあって、ほへー、と思いながら楽しく読んでたんだけどいきなり、
ヤンキース対ドジャースの、81年以来の夢のワールドシリーズが実現するか。実現してもこちらは「魍魎の匣」の準備が佳境に入るし、何ゲーム見ることができるのやら。
てのが出てきてΣ( ̄ロ ̄lll)エッ!?とおもた。もうりょうのはこ?
ウチの地方では月曜の夜6時からNHK-FMでえらいおかしなおねいさんが番組やってる。しごと中に耳にするたびにもっすごい気になってた。いわゆる天然系のひとで、最初聴いたときはムカッときたんだけど。いまはもう慣れた。
その番組で昨日かかった本人の曲がえらいショッキングで、もう我慢できづにこのおねいさんについてケンサクしてしまいますた。何者なのだ。
ちぃぼー
俺がショックを受けたのは「5日後に死ぬうた」て曲。本人サイトの試聴だと途中までしか聴けないから、このサイトのアーカイブにある「2006.4.28「ちぃぼー」」てところで聴いてみて。ストリーミングの後半で2曲唄ううちの2曲目ね。12分30秒過ぎたあたりから。なお、operaではダメだったのでieが無難。
歳とって鈍感なおっさんになってもいまだに年に1〜2曲ぐらいはドキッとする曲に逢うことがある。こないだギョッとしたのはRADWIMPSの「有心論」、その前になると大塚愛の「さくらんぼ」になるからだいぶ前だあね。
巡回先で見かけたラジャ・マハラジャー(YouTube)。なつかちー。あれ、戸川純だったのか!
まだ若かった頃、遅れた電車をインドの田舎の駅で深夜に延々と待ってたことがあってそんときにあまりにも暇もてあましたから同じ待合室で電車待ってたインド人で何故か同い年(諸事情によりその後もこの「何故か同い年」現象は彼の地で何度も起きて俺の気が狂う原因のひとつとなった)のおにいやんと小一時間どうでもいい話してたの。
「彼女とかいんの?」「いねえ」「おれふたりいるぜhehehe」「まじでー」とか、「おめー、大学で何やってたんよ」「サイコロジー」「むふふ、俺、バイオテクノロジー」「おー、すげーイカスー」とかほんとにあほの子みたいな会話。もちろん俺、英語は幼児レベルだからカタコトな!
んで「今年収いくらぐらいなのん?」て聞かれたもんで「えーと、しごとやめる前は2万ドルぐらいだったかな?」て見栄はってほんの少し多めにゆったら(ほんとは時給750円のセルビデオ屋で年収1万5千ドルぐらい)おにいやん急に目がまんまるくなって「おまえはマハラジャなのか!」てゆわれたよ。どおゆうことかとゆうと、旅行続けるうちに後で体感したんだけど、当時、ふつうの生活してる上での話なら、日本円200万円をインドに持ってくと、向こうの物価感覚で2千万〜4千万円ぐらいの価値があったのね。そら王様だ。
以上、マハラジャと聞くといつも思い出す話ですた。
ブクオフ105円で買った『逃亡作法』がえらいおもしろかった。タランティーノ系アホアホ犯罪小説。漫画っぽい。ものすごい熱気とスピード。もっと読みたい。あとで感想書くかも。
そして『シンギュラリティ・スカイ』読み読み中。おもろい。
【amazon購入本(2006年10月1日)】
小田扉『団地ともお』8巻(小学館)
2006年10月6日(金)
もしかしてウチの地方、タモリ倶楽部打ち切り??? ひどいよ! 。・゚・(ノД`)・゚・。
10月5日、シェービングクリーム切れる。今回は寿命5カ月。メモ。
チャールズ・ストロス『シンギュラリティ・スカイ』(ハヤカワ文庫SF)読んだよ。アイデアがてんこ盛りに詰め込んであっておなかいっぱい。ただ、けっきょくナノマシンみたいなのでぐっちゃぐちゃ、てのは未来描写としてそりゃまあリアルなのかもわからんがSFとしてはあんまし好かんす。それ差し引いてもおもろかった。終盤、未知のハイテクノロジー相手の艦隊戦はなかなかの見どころ。たとえ状況が絶望的でも可能な限り最善手を打とうと努めてる描写はなかなかリアリティある。この人類がわは悪役なもんで、まあボコられちまえばいいんじゃネーノ、みたいに生暖かく見てられるのも良い。全般にうっすらユーモア風味なのもよろしかったす。
あと、途中に句点がふたつ続いてる誤植があったけどどこだったのかメモしとくの忘れた。まあよい。
2006年10月9日(月)
10月6日、左下奥の歯の詰め物がまた取れた。どうも半年に1回ぐらいのペースで取れるみたいなもんでもう歯医者変えちゃる。
ヽ(`Д´)ノ
ケン・マクラウド『ニュートンズ・ウェイク』(ハヤカワ文庫SF)読んだよ。こないだ読んだシンギュラリティスカイ同様イギリスSF。なるほろ今こんなのんが流行ってんのか。
昔で言うところのスペースオペラで、出てくるガジェット群をもそっとカガクテキぽいフレーバーをつけてアップデートして詰め込んだ感じ。
ストーリー的にはなんかいきあたりばったりで書いてるような気がしてならづ。物語真ん中ぐらいで登場した脇役っぽい人物が何故か重要人物になったりする。ちょっこすお宝をサルベージしにゆくからってことで集めたなんでもないクルーのうちのひとりが、だよ。へんなの。
あとたぶんこれアルファケンタウリの影響あるね。カーライル家=モーガン産業、民主共産主義連合=惑星人民党、啓蒙騎士団=スパルタ連邦、みたいな。ちょっと違うけど。アメリカ・オフラインはなんだろう、無理矢理だけどガイアの民かな? そうそう、アメリカ・オフラインて勢力がはやいうちから名前だけ出てきてけっきょくほとんどストーリーにからんでこないのもいきあたりばったり感あり。
271ページのヒギンズの台詞が、昔俺の脳が達したけつろんとほとんど変わらなんだもんでとてもしあわせな感じがした。仲間仲間。本筋には関係ないけど。
全体としてはおもしろく読めつつも、芝居の上演がどうこうとか伝説のロックスターを復活させてどうこうとかゆうのがちょっとうっとうしかった。
まあ、同じ作者の似たような本が出たらたぶん買うとは思う。
【amazon購入本(2006年10月8日)】
ピーター・ブルックスミス『狙撃手』(原書房)←狙撃手の世界についてひととおり解説してるノンフィクション。こないだのシモ・ヘイヘの話があまりにも衝撃的だったので買った。2000年初版で2006年現在7刷。
七月鏡一+藤原芳秀『闇のイージス』25巻(小学館)
2006年10月16日(月)
世間ではこないだ発売のポケモンDSが160万本(!)も売れて話題沸騰中だとゆうのに俺はマイペースでポケモンエメラルドやっとります。今はチャンピオンロード抜けたあたり。終盤。
詰め物がとれる頻度があまりにもひどすぎるんでこないだから歯医者変えた。今日は新しくつくってもらった詰め物はめてもらって1370円。確かに前の歯医者にくらべてていねいなしごとしてくれてる感じはした。前の歯医者さん、口腔外科出身だからか抜歯は上手かったんだけどなー。詰め物とかはたぶん今の歯医者さんのほうが上手いね。総計4370円で治療終了。
しごとが忙しすぎるもんで本のストックがものすごい勢いで片づいてゆくよ。このしごと拘束時間は長いけどけっこう俺向きかもなー。
ジョージ・R・Rマーティン『タフの方舟』1巻・2巻(ハヤカワ文庫SF)読んだよ。いにしえの生物戦争用ハイテクノロジー宇宙船を手に入れた商人のお話。連作短編集。発売当時けっこう評判よかったやつ。
いやー、古いわこれ。でも1986年っつったらこんなもんだったかな。ハイペリオンぽい感じするって噂で聞いてたんだけど、ゼンゼンそんなことないのも残念。オールドスタイルのSFがスキなひとにはウケがよさそう。俺的には、まあシリーズ続編が出たら買ってもいいかな、て程度。
主人公の容姿を形容する「白皙」て単語がイミわからんかったもんで広辞苑で調べた。「はく‐せき【白皙】皮膚の色が白いこと。「長身―」」だそうな。
2冊とも訳者あとがきがえらい頭悪そうな感じがしてドン引き。こういうのは苦手だ。
【今日買った本】
ラリイ・ニーヴン『リングワールド』(ハヤカワ文庫SF)←ブクオフ105円。俺、ガキの頃ニーヴンが好きで好きで。それでもこのシリーズは何故か未読だったから今回買ってみた。
『ポケットモンスターエメラルド公式大百科』←ファミ通の攻略本(*´Д`)。ブクオフ250円ちょうおかいどく。つか、電話帳ぐらいのボリュームでほぼ4色カラーの本がそもそも定価たったの1200円だと知って大ショック。その価格設定でもだいじょぶなぐらいの数売れるわけだ。へー。
2006年10月21日(土)
青心社からヤングの『ピーナツバター作戦』が復刊されるよ! あとラファティの『子供たちの午後』も。(悪漢と密偵 20061020付より)
こないだも書いたんだけど、どーもデジカメの具合が悪くて。
撮るとたいがい左の画像みたいに変な色がつくの。んで、レンズ付近にデコピン何回かすると右の画像みたいにふつうに撮れるようになるの。
このサイト用のちっちゃい画像つくるためぐらいにしか今使ってないもんで実質200万画素程度の機種でもほとんど問題ないわけで。マクロ撮影のクセも気に入ってるからあんまし買い替えたくない。うっかり治ってくれんもんじゃろかの。
2006年10月25日(水)
当地方で打ち切りが心配されたタモリ倶楽部は火曜の深夜に移動となった模様。(´ω`)
ピーター・ブルックスミス『狙撃手』読んだ。そんなにおもしろくはないけど勉強になった。近代戦では狙撃手は偵察兵としての役割を持ってる、てとことか今まで知らなんだ。
ディックの『虚空の眼』読んだ。初期作品て意外におもろいのね。
んで今はニーヴンのリングワールド読み読み中。めちゃめちゃおもろい。ガキの頃の俺がハァハァしながら読んでたノウンスペースシリーズの集大成だもんで20年前の記憶がよみがえるよみがえる。パペッティア人! あー、これだこれだ。この異星人ておっかしいよなー。1970年の作品だけどフツーに読めるよ。
マジック・ザ・ギャザリングてカードゲームの中にネビニラルの円盤(Nevinyrral's Disk)てゆう強力なカードがあって、ネビニラルを逆さから読むとラリイ・ニーヴンになるっちゅうのは有名な話なんだけど、その元ネタになった短編を読んだことがあったりどんなものなのか知ってたりするひとは(SF読みのひとはべつとして)そんなに多くもないと思う。ニーヴンおもろいよニーヴン。見かけたら読んどいたほうがいいよ。
10月23日、たぶん生まれて初めてボンカレー(辛口)たべた。ゲロ甘。砂糖の味強すぎ。いくら安っすくてもこれはよっぽどの空腹でないと食えねえ。
【amazon購入本】
井上雄彦『バガボンド』24巻(講談社)
遠藤浩輝『EDEN』15巻(講談社)
南條範夫+山口貴由『シグルイ』7巻(秋田書店)
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