2003年4月の毒まつたけ


04/01(火)【漫喫】
04/02(水)【『ファントム・ケーブル』を読んで思ったこと】
04/03(木)【アイアン・ジャイアント】
04/04(金)【夜刀の神つかい6巻読んで1回休み】
04/05(
)【そごうの和田社長で1回休み】
04/06(
)【人畜無害】
04/07(月)【SARS】
04/08(火)【GBASPゲトー】
04/09(水)【1回休み】
04/10(木)【漫画売って1回休み】
04/11(金)【通勤電車で本読み始めて1回休み】
04/12(
)【キャラバンハート】
04/13(
)【半ギレで1回休み】
04/14(月)【1回休み】
04/15(火)【ごちそうしてもらって1回休み】
04/16(水)【二日酔いで1回休み】
04/17(木)【映画様/TVドラマ版『動物のお医者さん』】
04/18(金)【ありがとう映画様】
04/19(
)【映画版の『ぼくんち』が気になりつつ1回休み】
04/20(
)【1回休み】
04/21(月)【カセイジンのトラウマ】
04/22(火)【『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』/サスケのマスク】
04/23(水)【プリンプリン物語観てみたよ】
04/24(木)【『スナッチ』/メトロイドフュージョン】
04/25(金)【銀行で3千円おろして1回休み】
04/26(
)【鼻血ぐせで1回休み】
04/27(
)【不具合で1回休み】
04/28(月)【自死】
04/29(
)【クラッシュ見て1回休み】
04/30(水)【給料日で1回休み/掲示板トびました。】

←先月 翌月→


2003年4月1日(火)
 エイプリルフール、今年も商用サイト含めて愚者がいっぱいだヨ。

 予定通り銀行でいろいろ支払ってホームセンターでねこのトイレ砂2袋買った後、漫喫に行った。
 御近所に確か昨年だったかにできた新しいお店に試しに入ってみた。
 元は大きめの焼肉屋で、スペースはけっこー広かった。けど、漫画読みにゆく場所じゃあないなー。
 店舗の空間の大半はドア付きの個室になっていて、インターネット完備。ジュースとかはセルフサービスで飲み放題。店の一角にはシャワールームもある。店内はむちゃむちゃ暗い。あれだ、営業のひとが仕事中にひるねしたり、夜に酔っぱらって家に帰るのがめんどくさくなったひとが仮眠したり、そんな感じの施設っぽかった。漫画の品揃えはしょぼしょぼで棚もすごく少ない。ほんのちょいマニアックな作品になるとまず置いてない。残念。
 あと、おもいっきりキャバクラのニオイがして昼間っからなんかそわそわした。ニオイ、って言っても雰囲気ってイミじゃなくて、そのまんまスメルのほう。なんだろう、コレ。内装と煙草のニオイ?
 最初の1時間が300円で、それ以降は15分100円だったかな。4時間以上居る予定のひとには少しお得なコースがあって、やっぱこりゃ仮眠施設みたいなもんなのか、と思った。

 読んだのはベルセルクの未読3冊ぐらいと、からくりサーカスの未読7冊ぐらい。あと、バキの買ってないぶん2冊いちおう読んでおいた。連載読んでるからべつにいいんだけど。
 ちょっと目を離した隙にからくりサーカスがエライ事になってた。
 今回の利用料525円。さすがに買うよりはかなり安いネ。

 小中学生の頃、漫画喫茶ではなく漫画図書館ってのが名古屋にあった。今はもう無いと思うけど、当時はわりとよく利用した記憶がある。コドモにも出せる何百円かで1日中読み放題。外に出ても半券を見せればまた入場できる。飲み物なんかなくて、当然テーブルもない。椅子のサイドに本置き場としての小さなサイドテーブルはある。座ってひたすら漫画を読みふける求道的施設だった。オラそおゆう感じのほうがスキだ。漂流教室とか傷追い人とかゴルゴ13とかそこで読んだヨ。

 あれれ? 定期代差し引いたら財布の中にもうあと2万円強しかない。心配だから計算してみる。こないだ煙草を250円のに戻したから、(昼飯300円+煙草250円+発泡酒175円)×31で合計22475円。ぎりぎりだー。もはや夕御飯の食材代はオヤから貰うしか。まー、なんとかなるじゃろー。
 来月になればゲームとか買えるヨ。(;´д⊂)

 しかしあれだ、昼起きて夜寝る生活してるとどうも体調良くなるみたいだヨ。働き始めてからは夜11時には布団に入るようにして、朝7時少し前には起床するようにしてる。あとは風呂に入って頭にシャワーで冷水かけると一発でしゃきーんだ。規則正しい生活っていいなー。


2003年4月2日(水)
 牧野修『ファントム・ケーブル』を昨晩読んだよ。
 7本のお話が収められているホラー短編集。そのうち前から4本はえらい書き殴りのような感じがしてこちらもけっこうな飛ばし読みになった。ページ数的な分量からして本の半分ぐらいがそんな感じなわけだからさすがにあんまし印象良くない。

 つーか、どうなんだろう。このひとはもう打ち止めなのかもしんないな、と思った。いたしかたなし。こればっかりはなんともならん。

 作家だろうが映画監督だろうが漫画家だろうがミュージシャンだろうが、打ち止めの時はたいてい来る。たまにそれが来ない怪物のようなひともいるけど、まずフツーはプッツリと能力が枯渇する時がいつか来る。
 じつは若い頃はそのことを知らなかった。
 まあ、若い頃にそれを教えられたとしても、んなわけねーよ、としか思えなかっただろう。

 ちょうど、今、名古屋では桜が満開だ。

 細野晴臣が以前言ってたように、才能ってのは動産なんだな、と思った。


2003年4月3日(木)
『アイアン・ジャイアント』を観たよ。去年の10月に買ったDVD。やっと観た。
 1957年、スプートニク・ショックのなか、メイン州の森の中に落ちてきた謎の巨大ロボットとそれを見つけた少年との話。
 とか書くとえらい面白そうに聞こえるわけだが。じっさい観てみたら、残念としか言いようがない作品だった。
 鉄人は、デザイン・キャラクター・CGグリグリに使った動き等々すっごくイイ。けど、その他ほぼすべてがこの奇跡のような良さとちっとも釣り合ってない。残念な部分はいろいろあるけど、主人公の少年がアメリカン馬鹿なのがいちばん痛かった。たとえばエリオット少年なんかはもっと繊細だったし、そっちのほうが正解だと思うヨ。
 鉄人の哀しさだけでちょっと泣けたので評価はやや甘め。(評価:75点

 朝10時頃フツーに起きた。うおー、やっぱ早めに目が覚めるのはいいのー。お日様が出てるときに活動して暗くなったら寝るのがヒトとして自然だよな! ありがとう太陽!

 
ホントはこれの20培ぐらいキレイだヨ。

 そんな感じでテンション高かったからとりあえずタンスの整理をした。要らない服をごみ袋(大)一杯ぶんぐらい捨てた。長髪だった頃に使ってたヘアバンドは、また使う日が来るかもしんないからとっとくことにした。


長髪だった頃のわたくし。

 余談だけど個体識別は耳のカタチでもできるから、目張り入れるときには油断しないでソコも隠さないとだめだよ!

【今日買った本】
 奥瀬サキ志水アキ『夜刀の神つかい』6巻(幻冬舎)
 TONO『チキタ★GUGU』4巻(朝日ソノラマ)
 福島聡『少年少女』2巻(エンターブレイン)
 福島聡『空飛ぶアオイ』(エンターブレイン)
 福島聡『6番目の世界』(エンターブレイン)

 セクシーボイスアンドロボ2巻が発見できづ、しょぼーん。


2003年4月4日(金)
 アイアン・ジャイアント、落ちてきたのは森の中じゃなくてそのそばの海でした。間違えた。▼昨晩『夜刀の神つかい』6巻を読んだよ。吸血鬼モノ。奥瀬サキはスタイルを持ってる。たぶん、他のひとには真似できない。だからわたくしはこのひとを10年以上のあいだチェックし続けてる。セツメーするところとしないところ(=読者の想像力に任せるところ)とのバランスは相変わらず絶妙だ。この作品では作画のひとともすごく噛み合ってて、やっぱこれは買い続けないといけないな、と思った。スタイリッシュな伝奇アクションがスキなひとは1回読んでおくのが吉。


2003年4月5日(土)
 今日もシゴトー。▼夜、なんとなくTVつけたら、そごうの再建がどうこうってNHKの番組が目に入った。くわしくは知らないけど、エライ状態から和田社長ってひとがなんとか立て直したらしい。憂鬱になるから詳しくは書かないけど、なーんか、いやーな感じがした。ムリしないで生きて、あー、のんびりできたなー、って思いながら死にたい人間としてはこおゆう様子を目にするのはツライ。

2003年4月6日:記


2003年4月6日(日)
 ふと目にしたサイト・Leyline Huntingを読んでたら神社の宮司さんが文中に出てきた。やっぱナイスな感じのひとが持つ香りがしてた。んで思い出した。

 あ。前置き長いですからちょっと我慢してくださいまし。

 今日の昼、コンビニのそばの花壇に腰掛けて昼飯のパンとおにぎり食ってると、その日休みのシゴト先のおにいさんにたまたま遭った。パンかじりながら少しお話した。その最中におっちゃんが近づいてきて「○○劇場はどっちのほうですかね」と聞いてきた。おにいさんのほうが、ああそれならソコをこっち行ってそっちですヨ、って教えた。
 ○○劇場っつーのはストリップ劇場だ。
 そんなもんフツーひとに場所聞かないよね、って話から、いやー、ぼくよくひとに話しかけられるんですよねー、って話になった。そのおにいさんは、店先で作業をしているとよく道を聞かれるらしい。
 じつはわたくしもそうだ。
 今のシゴトを始めてそれほど経ってないのだが、すでに2回ぐらい話かけられた。店先には1日1時間も出てない。○○町の交差点ってどっちですかー、っておねえさんに聞かれたのが1回と、今何時何分ですかー、って幼女に聞かれたのが1回だったかな。
 昔、クルマの助手席に座って信号待ちしてたら、通りすがりのおにいさんに、今何時ですかー、って聞かれたこともある。深夜の公園でイラン人ふたり組みが近づいてきて、ナニカ売ってくれるのかなー、とドキドキしたら、イマナンジデスカー、って聞かれたこともある。
 要するに、人畜無害オーラが出てる、ってことなのだ。
 そんなオーラが出てる人間がふたりも揃ったら、そりゃストリップ劇場の場所だって平気で聞ける、っちゅうねん、と少し面白かった。

 で、やっと宮司さんの話だけど。

 かなり昔、独りでバックパック背負って九州ふらふらしてから種子島にゆく途中で、宮崎県のとある神社に寄った。
 200メートルぐらいだったかもっと長かったか、参拝道をほてほて歩いていると、前から宮司さんがひとりこっちに向かって歩いてきた。わたくし以外にも参拝者は何人か歩いている。
 宮司さんはわたくしの前で立ち止まって、何かを手渡す動作をした。こっちも反射的に手を出して受け取った。
「これ。ソテツの実」
「??? はあ。どうも」
 宮司さんはちょっと微笑むとそのまま行ってしまった。
 何故わたくし? そして何故ソテツ?
 いや、この後で行こうとしてる種子島にはでっかいソテツが名所としてあるらしいんだけど、わたくしが種子島に行こうとしてるなんてこの宮司さんは知らないに決まってるし、なーんか、ヘンな感じになった。そう言えばその旅行に出る前に旅行用のヒゲソリ買おうかなと思っていたら、駅前で新製品の試供品手渡されたよな、とか思い出した。
 たぶんこれも人畜無害オーラの作用なのだ。

 で、そのときどう思うか。
 おー、なんかこおゆうの便利だし面白いよな、と思うのか。それとも「俺は四六時中何かの組織に監視されているのだ!」と思うのか。
 幸せに生きたいのならどっちの世界観がラクなのかはあきらかだ。

 種子島行きのフェリーだったか高速船だったかの待ち時間の間に、ふと目についたお弁当屋さんで弁当を1コ買った。店番のおばちゃんが話かけてきた。
「どこゆくのー?」
「ああ、種子島ですヨ」
「ほー、そうかね。わたしも種子島出身なんだけど、島のひとはみんないいひとばっかだよー」
「へー、そうですかー」
 とか会話を交わした。確かになんかほんわかしたナイスなおばちゃんだった。

 種子島で国道をだらしなーく歩いていると、1台のクルマがわたくしを追い越したところで止まった。乗ってたのはおねえさんふたり組みだった。
「どこゆくの?」
「ああ、宇宙センターあたりまでゆこうかなー、とか思って」
「良かったら途中まで乗ってゆきなー」
「うわー、すんませんねー」
 運転してたおねえさんは、昔、ヒッチハイクで北海道まで行ったことがあるらしくて、行きにすれちがったバックパッカー(←わたくし)が何時間か経ってからの帰りにまだ歩いてたんで、ちょっとほっとけねーなー、と思ったらしい。
 やっぱ弁当屋のおばちゃんが言ってたとおり、島のひとはいいひとだなー、と思った。

 あれ? 宮司さんの話からとりとめもなく人畜無害オーラの話になっちった。まあいいや。

 あ。わたくし、人畜無害オーラは何故か出てるみたいだけどホントはそんなにイイ奴でもないと思うんで念のため。


そんとき宮司さんにもらった実。


2003年4月7日(月)
 SARSとかゆう中国発(なのかな)の感染型肺炎がエライ事になってるようで。世界で確認された感染者は現時点で2416人、死者は89人だとか。ティプトリーの短編「エイン博士の最後の飛行」がなんだか連想された。

 んで、ついでに今までに読んだSF短編のうち印象に残ってるのを上から3ツ。

1)ロバート・F・ヤング「ピネロピへの贈りもの」(『ジョナサンと宇宙クジラ』収録)
2)ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア「エイン博士の最後の飛行」(『愛はさだめ、さだめは死』収録)
3)ウィリアム・ギブスン「クローム襲撃」(『クローム襲撃』収録)

 短編の場合、ディックとラファティとイーガンは(・∀・)イイ!のが多すぎるから敢えて外してみる。あと、けっこー酔っぱらった頭でざっと思いついたのを挙げてみただけなので、他にもエライのを忘れてるカモ。

 ピネロピへの贈りものは何度読んでも涙が出る。いつ読んでも泣ける。
 ギブスンのサイバーパンクはそりゃガキっぽいかもしんないけどそもそもパンクってそんなもんだと思うしな。身体がパンクを受け付けなくなったら、それは正真正銘、脳がじいさんになった、ってことでもあると思う。じつはわたくしはまだ大丈夫みたいだ。

 しかし「愛はさだめ、さだめは死」ってすごいタイトルだな。


2003年4月8日(火)
 今日はお休みの日。でもフツーに朝目が覚めるのはヨイのー。

 起きる直前、寝ぼけた脳で突然気がついた。
 今、カネないけど、俺、クレジットカード持ってるじゃん! つーことは、今使ったぶんは来月5月10日に引き落としってことだ。今ゲーム買えるじゃん! クレジットカードは通信費の引き落としぐらいにしか使ってなかったから、このあたりのからくりにはちーっとも気がついてなかったヨ。
 そーゆーことで、カード使ってGBASPを買うことにした。いや、まねしんぼう(今回の原因:shakaさん)なんで。どーしても我慢できなくなった。

 朝から少し雨が降ってた。市議会議員選挙だかの不在者投票しとくために市役所まで行った。風がえらい強くて困った。ついでにヤマダ電機でGBASP買うつもりだったのだけど社員研修でお休みだった。しょぼーん。
 1回欲しくなったらもう止まらないので、こないだゲーム売ったGEOに行った。そこで無事GBASPシルバーをゲトー。
 ハードと一緒にメトロイドフュージョンとキャラバンハートを買った。計2万3000円ぐらいだったかな。今月末、給料もらったら銀行口座に3万円ぐらい入れておかないとイカン。

 で、GBASP、かなりイイです。洒落た小物、って感じがする。
 ライトオフでも明るいところなら画面も綺麗。GBAはこのあたりヒドかったから。むしろオフにしたほうがイイ色調になるのでオススメ。

 メトロイドフュージョンは、まごうことなきメトロイド。今までにプレイしたコンピュータゲームの中でいちばんスキなシリーズ。オープニングで画面に浮かび上がったMETROID4の文字に勃起した。SFC版から何年待ったことか。
 ただ、ちょい親切になりすぎてる感があるのは時代の流れなのかな、と思った。ミッションをテキストでナビゲートするのはこのシリーズとしてはちょっとどうかな。本来のメトロイドはもう少し突き放した感じがして、もちろんわたくしはそのほうがスキなんだけど、まあしょうがねえか、って感じだ。
 オモチロイよ。音が特にイイ。もったいないからゆっくりやる予定。

 キャラバンハートは、なんとなく蒐集系RPGの気分だったので買ってみた。予備知識ほとんど無し。いちばん最初のドラクエモンスターズみたいなモンスター育てゲーかと思ってたんだけど、微妙に感じが違う。はっきり言ってムズカシイ。
 旅の最中に食い物が無くなってよく全滅するのだ。
 移動時には食料がみるみる減ってゆき、ゼロになると使っているモンスターのHPが減ってゆく。HPは最終的に1まで落ちる。死にはしないけど、その状態で次戦闘に入るとたいていアウトでキャラバン全滅。ゴールドが半分になってキャンプで復活する。
 ドラクエみたいに装備を買う必要はなく、ゴールド=食料、って感じに(今のところ)なっている。序盤だからなんだろうけど、無理して食料買うよりは死んじゃったほうが有利(復活時には食料が確か100ぐらいもらえる)、っていうのはいかがなものかと思う。いや、死んじゃったほうがお得、っていうのはかなりマズイ世界観じゃあないのか。序盤だけだとは思うけど。
 あと、主人公が冒険に出る理由が弱すぎるのも難ではある。このあたりのことはじつはすごく重要だからよく考えたほうがいいと思うけどなー。
 と言ってもつまんないわけではないので、これもまたのんびりやる予定。

 生まれて初めてクレジットカード使って買い物した。少し緊張した。

【昨日買った本】
 雑誌「ぴあ」4月21日号(ぴあ株式会社)

【今日買った本】
 鴨志田穣西原理恵子ゲッツ板谷『ばらっちからカモメール』(スターツ出版)
 七月鏡一藤原芳秀『闇のイージス』11巻(小学館)


2003年4月9日(水)
 明日ブックオフに本買い取りにきてもらう予定になってるんで準備した。合計100〜120冊ぐらい。1冊30円とすると3千円ちょいにはなるのか。▼売る予定の本のうちバキだけは今GEOで特別に高値(1冊150円)で買い取ってもらえるらしい。ブックオフのひとにも値段を一応聞いてみるけど、さすがに150円ってのはフツーでは考えられない高値なんでこの漫画だけはGEOで売ることになるだろう。150円×15冊で2250円。おー、これはけっこー助かるぞー。(←貧乏)▼アメリカ×イラクは、バグダッドが制圧されて一区切りついたっぽい。日本の場合、過半数をこえる国民がこの戦争には反対で、それでいながら政府は戦争支持だったわけだけど、これって結果的になんかずるい立ち回りだったかもしんないな、とか思った。

2003年4月10日:記


2003年4月10日(木)
 指定した時間ちょうどにブックオフのひとが本買い取りにきてくれた。130冊強で9千円強になったヨ。何故かキーチの1巻2巻が少し高かった。買い取りに来てくれたすごく若いおにいさんがナイスガイで、印象良かったヨ。まだペーペーだそうだけどがんがれー。▼その後、GEOにバキ売りに行ったついでにスーパーで夕ごはんの食材買った。ニラと白菜と鶏肉で水炊きでもしようかのー、って感じ。手羽元はフツーのお値段だったけど鶏ガラが1パック80円とゆうあほみたいな安さだったのでついでにいっしょに買ってみた。ガラとはいえけっこー肉もついてる。ぶつ切りにして、半分は野菜と共にスーパーの袋に入れて冷凍にしとく。また後日食べよう。▼夕方のTVでアメリカ×イラクの戦争のニュースを目にした。米英軍死者約130人、イラク市民死者推定約1200人だとか言ってた。死ぬ覚悟がないひとが、殺すか殺されるかをご所望でやってきた人間の約10培の数死んでいる。ホントかどうかは知らん。国というレベルの集団同士の殺し合いって、こんなもんなのか。(←反語表現ではないので念のため)


2003年4月11日(金)
 通勤電車で本を読む習慣をふたたび身につけることにした。だいたい2年ぶりじゃの。考えてみれば、行きと帰り合計で待ち時間含めてだいたい30分はあるわけだから、積み重ねればけっこーな分量の未読を消化できるはずだ。今はクリプトノミコンの2巻を読み読み中。


2003年4月12日(土)
 GBASPでキャラバンハートやってるです。
 話が少し先に進んでひとつの馬車に商人をふたり積んでおけばおカネがガバガバ貯まるようになったので、食料のためにわざと死ぬ必要はなくなりますた。
 けっこーオモチロイですこのゲーム。
 3ツの馬車にどおゆうキャラクターをチョイスしてどおゆう組み合わせで積むのか、4スペース×3馬車の12の空間をどう埋めるのか、ってのが、カードゲームでデッキを組んでるような感じがちょいとしてなかなかアタラシイものがあります。
 ただ、馬車のへんせいや町に入ったとき等のルーチン的行動の中で、前にいちど聞いた会話をいちいち聞かされるのはものすごくウザいです。アタラシイシスシムに気力突っ込みすぎて、こおゆうコマカイところがあまり練られていないような気がしました。最初のドラクエなんかだと、王様に会いにいくルーチンでは上キー(だったかな)押しっぱなしにしてればそのまんま行けるようにしてあったりして、そのあたりなかなかよく考えられてたわけですが。


2003年4月13日(日)
 シゴト先で大人げなく社長に半ギレ。じつはわたくし、リアル対人関係はわりと短気なほうでアレなんだけど、それでもたぶん今回は今までのシゴト先半ギレ期間最短ランキングかなり上位に入ったと思う。まあ、相手はお歳をめされてて、もうすぐ死んじゃうような歳なんで少々ボケてたってそりゃしょうがないし、そんなひとに対して面と向かって反発するのはホント大人げないんだけど。▼だから俺、ダメ人間なんだな、と納得。

 壬生猫さんのところで『最前線物語』っていう映画のタイトルが出てきて、おっ、と思ったのでローカルファイルをケンサクしてみた。

#4688/4688 フレッシュボイス
★タイトル (SEF60599) 98/11/29 23: 4 ( 43)
プライベート・ライアン /えびす
★内容

【馬券】
 こないだ当たった馬券を換金しに、初めて金山の場外馬券売り場にゆく。時
間は日曜の昼2時頃。すげえ人の群れ。建物の中は、床がゴミだらけ。皆、そ
こかしこに座り込んで競馬新聞を読んでいる。小ぎれいな建物の内部だけに、
なんか異様な感じ。とにかく、こっちにかかってくる圧力というか、プレッシ
ャーが凄いっす。それでいて綺麗なねーちゃんとかも(当然競馬新聞片手に)
ちらほらいたりするのがまた不思議な感じ。
 いやあ、どーもパチンコ屋とか競馬場とか、ギャンブル空間は苦手だ。さっ
さと換金して、逃げるように建物を出たですよ。
 ひょっとして証券会社の窓口なんかも、こんな感じなの? だとすると、わ
たしゃ株では遊べそうにないなあ。もっとスマートになんとかならんもんだろ
うか。

【プライベート・ライアン】
 馬券を換えに行った後、名古屋駅前で『プライベート・ライアン』観てきま
した。
 面白いか面白くないか、っちゅう二択なら、面白いです。ジュラシックパー
クを観たときに、うわ、凄い、と感じたのと同じ面白さかなあ。ジュラシック
〜を1回観たあと、あの特撮、もういっかい観たいなあ、と思ったのと同じ意
味で、このプライベート・ライアンも、もう1回観たい、と思いました。ジュ
ラシック〜と共通するのは、凄い予算と才能を費やしたB級映画、って感じが
するところかなあ。予算を費やしている時点で既に定義上「B級映画」じゃあ
ないのだろうけど、ニュアンスだけ汲み取っていただきたし。
 特撮も凄いけど、その背後には当然、段違いの戦闘描写センスがあるわけで、
フツーの監督がいくら予算と特撮技術を与えられたところでこの描写は無理だ
ろう、という意味で、やっぱりスピルバーグってすげえんだなあ、と思いまし
た。ガタガタ揺れながら延々と走り回るカメラ、これがもしあのスムースに動
くヤツ(ステディカムだっけ? 『シャイニング』で使われてたやつ)だった
りするとまた臨場感半減だと思うし、そこらへんのチョイスのしかたのセンス
も、すげえなあ、と。(そう言えばずいぶん前にTVで観たサミュエル・フラ
ーの『最前線物語』(1980年)という映画に、確か同じように波打ち際の
海水が血で赤くなっている描写とかあったような気がするけど、そこらへんは
パクッたのかな。それでもサカナが浜で死んでいる描写はアタラシイ。)

 平面上で音声つきの映像として表現するのなら、この戦闘描写はまず最終形
態と言っていいでしょう。これ以上の進化はちょっと考えにくい。その点で、
観て損はない映画だと思いました。3時間が短く感じた。
 ただ、夢でうなされても責任は持てません。


                             えびす

 ほんとに少しだけだけどやっぱ言及してた。メモ。

 あ。書き忘れ。昨晩福島聡『少年少女』2巻を読んだ。諸事情によりコミックビームをちょいとだけチェックした期間があって(今はフトコロ事情が不安たっぷりでムリ。残念)、そのときこの福島聡という漫画家の作品をたまたま目にできた。偶然ってうまくできてんなー。たぶん、わたくしにとって必要なことだったのだろう。
 連載で初めて目にした作品のちょうどひとつ前のお話「土に還る花」を読んで妙に安心した。エビスさんだし。


2003年4月14日(月)
 ホントなら明日はお休みの日なんだけど、明日の晩は1パイやる予定があるんで休みを1日ずらしてもらった。翌日間違いなく二日酔いになるわけだからシゴトなんてとてもムリ。▼クリプトノミコンの2巻、もーすぐ読み終える。やっぱ通勤時間ってあなどれないなー。


2003年4月15日(火)
 ちょっと行かないうちに漫画専門店の二昌堂が閉店してた。ものすごく悲しくなった。先月3月に閉めたらしい。3年ぐらいのあいだ昼休みに通い続けて顔も憶えてもらえたし、えらいお世話になったんで、閉店するの知ってたら最後にオミヤゲぐらい用意してアイサツに行ったのにな。めっちゃ狭いお店なのに棚から出てるオーラがすごく、マイナーな新刊漫画でもココ行けばほぼ間違いなく入手できるとゆう、とっときの切り札的お店だった。こんなにエレガントな漫画専門店に逢うことは今後の人生でたぶんないと思う。お店って、広ければいいってもんでもないしな。▼夜、8年ぐらい前のアルバイト先のひととひさしぶりに1パイ。ごちそうしてもらいつつ一泊。酔っぱらってややこしい話ができるのって、トモダチ含めてこの御方だけだからとても貴重だ。楽しかったー。


ホームレスのひとがこしらえた祭壇。

【今日買った本】
 黒田硫黄『セクシーボイス アンド ロボ』2巻(小学館)←やっと買えた。
 鴨志田穣西原理恵子『もっと煮え煮えアジアパー伝』(講談社)

2003年4月16日:記


2003年4月16日(水)
 珍しく二日酔いはそれほどでもなかった。ただ、軽く風邪でもひいたのか少々アタマが痛い。昼頃家に辿り着いて、倒れるように寝た。酔っぱらった翌日はたいていこんな感じでつぶれる。まあ明日もお休みだからいいや。▼明日は録っといたオープンユアアイズとDS9を観る予定。まったり。昼はモスバーガー買い込んできてビールでも飲むかな。▼なんか幸せな生活だな、これ。


2003年4月17日(木)
 えれえいい天気。初夏並みの陽気だそうな。▼ホームセンターにねこのごはん買いに行った。確か昨年ぐらいにカルカンがレトルトパウチのウエットなごはんを発売して、コレ、ウチの子がいい子にしてたときとか、わたくしが外泊して寂しくてゴメンねー、とかそおゆうときのおいしいごはんとしてちょくちょく使ってた。レトルトは缶詰より扱いやすい。今日行ってみたら、他社もレトルトの製品を突っ込んでた。使ってるドライフードに合わせてフリスキーのを試しに買ってみた。後発だけあってお値段少しリーズナブルにしてあった。▼お昼は予定通りモスバーガー+淡麗生。シアワセー。

 予定通りオープンユアアイズを観てたら予定に無いことが起きた。
 あと数分で終わるぐらいのいちばん盛り上がってるところで、突然、スタジオで熱弁をふるう西川きよし師匠のバストアップショットに! 確かにこれは噂通りのすごいオチだ! まさにオープンユアアイズだヨ!
 いや、ぴあのGコードにヤラレタんですけどね。野球の延長とかそおゆうのじゃなくて、素でヤラレタ。主人公が会社のひとにいろいろセツメーしてもらって、うっすら真実に気づいてトイレに駆け込んだところでプッツリだ。
 以前コレ食らったのは周防正行のファンシイダンスを観ていたときで、そのときはあまりにもイカス映画だったんでためらいなくすぐにレンタルビデオ屋さんで探して借りた。堪能した。
 今回はビミョー。
 たぶんあとホント4分とか5分とかそんな感じだろう。しかもケンサクしてみたところ、映画様が今回わたくしに観せてくれたこのシュールな駄洒落オチにはとても及ばない畳みかたの模様。まー、気が向いたら借りてみるヨ。


オープン・ユア・アイズ。ものすごい角度からのオチにワラタ。

 今日始まったTVドラマ版の『動物のお医者さん』をつらつら観た。いや、佐藤嗣麻子が監督してるって情報を目にしたんで。山崎貴も。
 始まってすぐに、やるじゃん、って思ったのは、大学のカンバン(って言うの?)が「H大学獣医学部」ってなってたところだ。漫画だ、漫画。いや、原作に忠実、ってイミじゃなくて、漫画の世界だ、ってこと。いさぎよし。
 ニンゲンの役者はともかくどーぶつがスゴイ。つーか、トレーナーがスゴイんだろうけど。
このドラマは、つくり話です」ってのも洒落ててイイね。
 江守徹、大嫌いなんでその点だけはちょっとアレだ。

 そんなに面白いわけでもないけど、キッチリしたつくりで好印象ですた。

【今日買った本】
 大槻ケンヂ佐佐木勝彦清水沢亮『グミ・チョコレート・パイン』3巻(講談社)
 永野護『ファイブスター物語』11巻(角川書店)


2003年4月18日(金)
 朝、通勤時に駅前で花壇に座って喫煙(←儀式)してたら通りすがりのおばちゃんに声かけられた。
「すいません、○○銀行はどこですか」
「ああ、アレですヨ。あの歩道橋渡ってすぐ」
「そうですかー。ありがとうございます」
 んで、突然分かった。
 たぶん、移動中でないひとには話しかけやすいのだ。わたくしは、ぼーっとするのがスキなので、煙草なんか吸いながら路上で止まっていることは多い。
 謎の何%かは解けた。

 オープンユアアイズを借りようと思って昼休みにGEOに行ったらたまたま今日から4月21日まで、1週間レンタル1本95円祭りだった。1000円ぶんの割引券も貰えた。
 ついでにこのあたりの予想値に従ってガイ・リッチーの映画も2本借りた。リトルダンサーは字幕版が貸し出し中だったからまた今度借りよう。
 しっかし今のレンタル店って、フツーのときでもけっこー安いし手軽なんだネ。DVDソフトも置いてあるし。劇場で観そびれた映画がたくさん置いてあるのを目にしたら鼻息が荒くなっちった。うおー、いくらでも観放題じゃん、って感じで。
 オープンユアアイズの録画をしくじったのは、たぶん、映画様が「君はもう何年もレンタルビデオ屋に行ってないからこのあたりでいちど行っておきなさい。今なら95円祭りもやっておるぞよ」って言ってくれたんだと思う。ロードショーで1800円出すより、ちょっと待てばこっちのほうがはるかに安くつくもんな。ありがとう映画様。おカネに余裕ができたらちゃんと映画館にもゆくヨ。

 とゆうわけで『オープン・ユア・アイズ』の残りの部分を観ますた。計ってみたら残り15分ぐらいだった。
 真相がアレなんで具体的な内容に触れることはできませんが。まー、こおゆうのは一生のうちに1本観ればそんでおなかいっぱいだあね。
 評価つけるとすれば75点ぐらい。フツーに観れた。深い感じがするシーンもぽつぽつある。よく考えたらキン肉俳優出てるアレやキチガイ監督のアレも同じジャンルではあるので、こおゆうのを門前払い風に毛嫌いするのもイカンのかも。
 主人公がソレを自覚した上で選択権を手にするところは、おっ、と思った。どちらかを強制されるわけでもなく、じぶんで選ばなければならない。ところがどっちを選んでもバッド。こりゃえぐいわ。

【今日買った本】
 夢枕獏谷口ジロー『神々の山嶺』4巻(集英社)


2003年4月19日(土)
 うおー、ナカガキさんの日記で知ったんだけど、映画版『ぼくんち』のエンディングはガガガSPらしいヨ。観にゆきてー。ここんとこ若いコの間ではヒップホップだかラップだか知らねえけどそんな感じのピンとこねえ音楽が全盛で、がっくししてた。そんなときにガガガの存在を知ってウレチクなったことを思い出したヨ。阪本順治、スキな監督だし、原作とは別物(作品のキモそのもののあの場面がナイなら別物ってことだろう)ってのを知った上で観にゆくのならアリかモナー。▼掲示板でレス書いててふと思ったこと。自己と他者との区別がクッキリしてるってところから、悪ってゆう単語であらわされる行為や概念は発生してるように思える。生物が個体として存在し続けるには、エネルギー、もしくはそれに換算できるものをなるべく貯めておいたほうが有利で、これを、その他のすべて、一切合切を無視しての最優先事項としてしまいがちだ。これが、ニンゲンの業。そうではなく、みんな繋がってるんだよ、って感覚を大勢のひとが持って大切にするようになれば、人類はもっとシアワセになるんじゃないのかな。DS9は可変種云々のエピソードの中で深いこと言ってるヨ。▼べつに何か宗教やってるわけではないんで念のため。


2003年4月20日(日)
 確かに若いコのフルチンは観てて気恥ずかしいですからな、と思いつつ1回休み。いや、ガガガの話ですが。おっさんになると、おめーらこっぱずかしいヨ、ってのより先に、おお、若い、若いのー、元気じゃのー、ってのに感動してしまうのかもしんないす。冷笑したり斜に構えたりしてなく真っ直ぐなところとか。とか言いつつアルバムは1枚も聞いてないんですけど。▼昨晩、ファイブスター物語11巻を読んだ。剣聖が出陣したらどーなんのかな、ってワクワクを敢えて外してしまうところが、しぶい。いや正解か間違いかはわかんないけど、しぶいな、とは思った。


2003年4月21日(月)
 プリンプリン物語の再放送がやってる。らしい。観てない。
 あ。すんません。今酔っぱらってるんでカナリ文書めちゃくちゃです。ごめんなさい。
 最初の放送当時、この番組はわたくしの周りではエライ人気だった。まあたぶん日本全国そんな感じだったのだろう。
 わたくしは、確か、数回だけ観たことがある。たったそれだけでも「赤は血の色、黒は闇の色」ってのと「ふたりあわせてしどろともどろー」ってのだけは何故か記憶にある。

 小学生のとき、担任のセンセに日記を書いて提出しなさい、ってゆうクソめんどくさいっつーか、コドモにはプライバシーって領域は1ミリも必要ねえよってゆうおおらかな時代だったっつーか、そんなファッキンイベントが週何回かあった。そのおかげかどうかは知らんけど(まあ何%かは因子としてあるだろう)、高校入るぐらいまで作文が大キライだった。
 書いた日記はセンセ(女)がレス書き込んで返してくれる。その返信の中でわたくしを形容するフレーズとして「ルールールーのカセイジンみたいな」って書かれてたことがあった。今でもクッキリハッキリ憶えてる。そりゃセンセに悪意は無かったはずだけど、カセイジンってどないやねん、って感じで、そのとき以来プリンプリン物語を観ることは確かなくなった。いや、当時は意識してなかったんだけど、確かその時点からなんとなく観なくなった。いまだに、カセイジンってどんなんだっけ、ってのは脳が記憶をブロックしてるのかうっすらとしか知らない。メガネかけたキューピーさんみたいなのんだっけ? ルールールーってナニよ? わけわかんねえよ。

 あ。そうそう、もし当時のそのクソ日記のノートがどっかで見つけたら該当部分をキャプってアップするよ。たぶん捨てちゃったと思うけど。

 小学校で先生やってたりやる予定があったりするひとはこおゆうコマカイところをもっと気をつけるように。俺、いまだにプリンプリン物語って単語聞くと、なーんかヘンな感じになるからな。

2003年4月22日訂正:〈もし当時のそのクソ日記のノートどっかで見つけたら〉→〈もし当時のそのクソ日記のノートどっかで見つけたら〉。酔っぱらってたとは言えちょっとヒドいんで訂正。


2003年4月22日(火)
 こないだ借りてきたガイ・リッチー『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』を昨晩観たよ。
 こら面白いわ。
 ちょっとおポンチな若いの4人組がエライ事になってじたばたしてるうちにものすごいアホアホ騒動に巻き込まれて、最後にはいろんなものごとがぴっちり噛み合う話。イギリスの映画。出てくるのは、故買屋とかマフィアとか大麻生産業のおにーさんとか、そんなろくでもないヤツばっか。
 GEOでは、バイオレンスアクションってゆうふうにジャンル分けされてたけど、どっちかっつーとわたくしは笑いのツボを押された。パルプフィクションみたいな感じ。
 ストップモーションとスローモーションを組み合わせた効果(専門用語があるかもしんないけど、知らん)がイイ感じの音楽と一緒にちょくちょく出てきて、えれえいいノリを出してた。小粋な小品。かなり気に入った。CinemaScape−映画批評空間−の「あなたにおすすめ」分析は信頼してヨイとゆうことが分かった。(評価:80点

『おたく』の研究(ネタ元:Beltorchicca。あ。これだ。10年以上前のピチピチのころ、わたくしは当時からスタンスは反オタクで、ゆえに地方のBBSでちょくちょく物議をかもしてた。
 どおゆう話の流れだったかは憶えてないけど、あるとき10歳ぐらい年上の仲良しのおにいさん(インド行ったひととは別のひと)が一部分アップしてくれた文書がコレだったヨ。
 懐かしくなったんで紹介。

 サスケがマスク被ってシゴトするのはアリかナシかについてモメてるとか。
 なんじゃそりゃ。
 あの選挙区でサスケに投票したひとは、マスク被って選挙活動してる奴にじぶんの1票を入れたわけだよな。その結果、1票を入れるひとが大勢いたから、ルールに則った上でトップ当選したんだよな。じゃあマスク被ったままでいい、っつーよりそうしたほうがいいんじゃねえの?
 それがアホなことかどうかは別として。もしこれがアホなことだとしても、投票したひとはそのアホなことを望んでたわけだからそれでいいんだよ。民主主義ってホントどうしようもねえよな、ってスタンスをとった上で、サスケにマスク脱げって言うんだったら、スジ通ってるけど。

 なんかよく分からんが選挙のお知らせハガキがまた来てたんでちょっくら不在者投票してきた。市議会議員選挙。あれれ? そーするとこないだのは何だったんだろう。(?_?)

 平山夢明の短編集、どこか出してくんないかな。(´・ω・`)

【今日買った本】
 佐藤秀峰『ブラックジャックによろしく』5巻(講談社)


2003年4月23日(水)
 プリンプリン物語、酔っぱらって夕メシ食いながら観た。
 こんなんだったっけ? ちっとも面白くないんだけど。だから数回しか観なかったのかな、とも思った。何年か前に緑ルパンのビデオ全4巻借りて観たとき、たいして面白くも感じなくてがっくししたよな、と、そんなことを思い出した。
 当時はこのムチャクチャな感じが異彩でアタラシかったのかな。
 これとは逆に、こないだ観たサンダーバードは、記憶にあるのよりもずっと出来がよかったヨ。

 オトナになっちったから、人形を操ってるハリガネも見えてしまうし、いろいろ別のこと(「略して『アル中テレビ』」ってのはマズイんじゃねえの、とか)が気になってジャックインできないのカモ。

 カセイジンは意外にクールでカッコよくて、あのときのセンセに悪意が無かったことだけは確認できた。おかしいな。コイツ、たまに故障して両耳が回転するキチガイ、って印象を今までうっすらと持ってたのだが。


2003年4月24日(木)
 今日は『スナッチ』を観たよ。
 盗品のでっかいダイヤモンドをめぐってろくでなしどもが右往左往する話。ガイ・リッチーのアホアホお笑いバイオレンス第2弾。オープニングクレジットが、調子いいときの石井克人のソレみたいにえらい出来がよくてわくわくした。
 けど、残念ながらそんなにすげえ作品でもなかったヨ。フツー。
 前作を観たときにもちょっと感じたのは、この監督、確かに観てるひとを飽きさせない巧さを持ってるけど、表層的な物語の皮の下に第2層を仕込んでおいて観客の無意識にパンチを食らわすのはどうも苦手っぽいな、ってことだ。この弱点が思いっきり出てたような気がする。
 ブラッド・ピットが相変わらずイカスんで評価甘くしようと思ったけどやめた。フツーに楽しく時間を消費できる映画。(評価:75点

 昨日、コンビニでビッグワンガムの復刻版をみかけた。この地方でも売ってるのか。なんとなくじぶんのなかで盛り上がらなかったから買わなかったけど。

 メトロイドフュージョン、終わったー。
 いやー、今回のはそれほどスゴくもなかったヨ。やっぱパワーアップするときには鳥人像が持ってる珠に触れてあの音楽鳴らないとダメね。あと、ボス戦が厳しすぎ。死んだらやり直しの繰り返しでツラかったーヨ。わたくしがおっさんになったから、ってんじゃなくて素で厳しいんじゃないかと思う。
 前3作では、フツーに進めてればフツーに終われた(よね?)んだけど、今回はフツーに進めてたらラスボスにてんで歯が立たづ。けっきょく攻略サイト読んで取りこぼしのアイテム集めた。回収率80%強でギリギリ(エネルギータンク的に)ぐらい。この点はなんだかなあ。今まで通り、アイテム集めは一部愛好家の遊び、って感じにしといてほしかった。
 それでも買って損したとは思わなかったっす。

 本屋でなんとなく漫画2冊買ったらフトコロが粉砕された。計3千円て。財布の中身が小銭オンリーになっちったんで明日銀行からおろしておく予定。確かまだ残高が6千円強ぐらいあったはずだ。2000円ぐらいおろしておけば給料日までしのげるかな。

「アンチオタク=モテたいひと」理論、ってゆうウルトラスーパーデラックスな荒技を目にして腰が抜けた。
(((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
 いや、モテたい、っつーより、異性(とゆうかそのひとがセックスの対象としてる性)に限らず他人に気に入られたいとか仲良くしたいとか思うのは、至極フツーのことだと思うヨ。
 とりあえず、オタクっていう単語はあるとき一個人が新たに定義した蔑称であって、それまでそんなに悪いイミでは使われてなかった(と思う)単語たちをもそのなかに吸い込んでしまい、その結果今の現状がある、とゆうところだけは忘れないようにしときたいと思う。

【今日買った本】
 小池桂一『G』(エンターブレイン)
 小池桂一『ヘヴンズドア』(エンターブレイン)

 森田信吾の新刊が捕獲できづしょぼーん。


2003年4月25日(金)
 昼休みに銀行でおカネおろそうとATMに並んだ。キャリアウーマン風の20代後半〜30代前半のピシッとした綺麗なおねえさんがわたくしの隣の列に並んでて、ケータイでメールでも打ってるのかしらと思ったら銀色のGBASPでキャラバンハートやってた。さすがに、えっ、と思って画面を凝視した。わたくしよりずっと先に進んでるみたいだった。▼GBASPの形状はオトナが人前で遊んでてもわりとこっぱずかしくないデザインなのがイイよね。こりゃ売れるはずだわ。▼昨日だか一昨日だかにTVのニュースで目にしたんだけど、感染型肺炎・SARSの死者が250人になったとか。4月7日発表の死者数の3倍になった。だいじょうぶか。


2003年4月26日(土)
 どうも右の鼻に鼻血ぐせがついちったみたいで1回休み。夜中に血がドクドク出てびびった。おっさんになったら怪我とか虫刺されとかあからさまに治りにくくなったヨ。

【今日買った本】
 森田信吾『慈恩─幕末秘剣─』1巻(リイド社)←あんまし面白くなかった。(´・ω・`)

2003年4月28日:記


2003年4月27日(日)
 シゴト中に鼻血。▼クリプトノミコンの3巻を読み終わったーヨ。あと1冊。▼Japanist2002をアップデートしてみたらビルダー2001との組み合わせで深刻な不具合が発生するようになった。変換直後に固まって強制終了する場合がある。どっちか最新版買えば解決するのかもしんないけどカネなくてムリだ。なんか、カミサマがそろそろサイト運営やめちまえ、ってゆってるような気がしてきた。言いたいことは言い尽くしただろ? とか。

2003年4月28日:記


2003年4月28日(月)
 店の前で一心不乱に作業してたらじいさんに声かけられた。「ここらへんに酒屋さんないですかね」。知らん。お役に立てづ、すまん。▼駅前の置き自転車に撤去のための調査札がつけられてた。こないだの予想どおり4月だ。2002年は3月・7月・10月。2003年は今んところ1月と4月。メモ。▼カード会社から、今度の5月12日に引き落とされる予定金額の明細が郵送されてキタ。こないだのGBASP+ソフトのぶんが入ってなかったので、あれっ、と思い、日付を確認してみた。クレジットカードの支払いって、翌月10日前後じゃなくて、翌々月なのか。ホントこおゆう仕組みには疎いからなー。▼廃棄予定のブツの中にブルーバックスの『カオスの素顔』『カオスとフラクタル』発見。ひとことことわってから保護。▼GEOで映画2本借りた。こないだもらった割引クーポン使って1週間レンタル計420円。会員カードに600円ぶんぐらい貯まってたからソレ使った。▼現在、財布の中身千円ぐらい。ぎりぎりだー。

 MHKでとあるリンクを踏んで愕然とした。藤子Fの短編「みどりの守り神」で主人公が自死を試みるシーンがある。それと同じように、喜怒哀楽に属さない不思議な心の状態をこの件には感じた。そしてこれはたぶんMHKのスズキトモユさんがソレを目にして感じたのとたぶん同じ感慨なのだと思うけど、俺という人間はまったく俗物なのだと思った。


2003年4月29日(火)
 昨日借りたクローネンバーグ師匠の『クラッシュ』を観たけどたいしたことなくてしょぼん。眼がイッちゃってる変態がいっぱい出てきてえろかったけどな!(・∀・)

 福島聡『空飛ぶアオイ』『6番目の世界』を読んだよ。少年少女という作品を知らずにイキナリこの2冊読んでたら、たぶん処分予定の山に直行だったと思う。6番目の世界は後ろのほうに収められてる短編は良かったから少し悩むかな。この段階での作品を目にして、こりゃエライことになりそうだ、って予感を持てるのが優れた編集者というものなんだと思った。

 夜9時過ぎに友人から電話かかってきて1パイやりに行った。財布の中に小銭しかないんで、明日返すからっつーてオヤに1万円借りた(マジ恥)。
 まあ、あれだ、そりゃ年数回しかゆかない飲み屋さんだけど、確か3年ぐらい前からたいがい友人と一緒にちょくちょく行ってるし、顔も憶えてもらってるよ。しかしな、オーナーの綺麗な20代のママさんがじつは男だなんて初めて聞いたぞ。昔、600万ドルの男ってTV映画だかなんだかがあったが、こっちは800万円の男だ。こないだちんこ切り落としたとかゆってた。びっくりしてなんつっていいのかわかんなかったヨ。っつーか、ソレ聞いた今でも、もし誘われたら、俺、間違いなくセクースはしちゃうだろうな、と思ったらえれえヘンな感じになった。
 明日シゴトだっつーのに深夜2時まで酔っぱらってへろへろ。さすがにいつもみたいなムチャ飲みはしなかったからまだいいけど。8千円ぐらい使っちった。

2003年04月30日:記


2003年4月30日(水)
 給料日だヨ(・∀・)。フツーに正社員として会社勤めで働いてるわたくしぐらいの歳のひとから見ればアホみたいな額かもしんないけど、予想より多く貰えてうれぴー。とりあえずオヤ借金の一部を返した。▼今、来月の出費予定をざっくり計算してみたら、うかつなことさえしなければ漫画単行本買ってもギリギリ大丈夫らしいと分かった。なんとかなりそうだ。

 掲示板のデータが全部トんだらしい。

旧CGIBOY掲示板に関するお詫び
                           平成15年04月29日
お客様各位

04/29午前1時ごろより発生したサーバエラーは、重度のハードディスク障害が
原因であることが判明致しました。復旧にはさまざまな手法により、データの
復旧に対して誠意努力させて頂きましたが、物理的な損傷のためにデータの復旧
は不可能であると判断いたしました。

影響のあるURLは以下の通りです。
 http://bbs1.cgiboy.com/*****/
 http://bbs2.cgiboy.com/*****/
                 より始まるURL

今回の障害では掲示板の過去の書き込みデータ、ユーザID等、メールアドレス
を除く全ての情報が消失いたしました。今後これらのサービスを新規に復旧さ
せる予定はございません。誠に申し訳ありませんが、事情をご理解の上何卒ご
了承のほどよろしくお願い申し上げます。

かねてより、CGIBOYでは旧掲示板に関してはトップページより新規募集を停止
させて頂いており、新システムを採用したより高速な「超カスタム掲示板」、
「超シンプルBBS」、「超シンプル・レスBBS」等への移行をお勧めさせて頂い
ております。つきましては消失した掲示板の代替として上記サービスのご利用
をご検討いただければ幸いです。

最後になりましたが、今まで該当のCGIBOY掲示板をご利用いただいておりまし
たユーザ様には多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。
心よりお詫びを申し上げます。

                             CGIBOY管理人

 cgiboyはトんだデータを復旧させる気ナシ。無料サービスとはいえさすがにこの企業は信頼度ほぼゼロに低下したんで別の掲示板を探すことにしました。やっぱ、これ、カミサマがそろそろサイト運営やめとけ、っつーてんだろうか、とか思いつつも今から吟味するからちょっと待っててネ。
 掲示板の書き込みは、ここ読んでくれてるかたたちがわざわざ労力突っ込んでくれた文書なわけで、タカラモノなんでえらいくやしいヨ。クラッシュなんてタイトルの映画観たからクラッシュしやがったのかもしれづ。

 掲示板、とりあえず決めてみました。


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