2002年12月の毒まつたけ


12/01()【ライブ見物に行って1回休み】
12/02(月)【1回休み】
12/03(火)【ねこを病院に連れてった日】
12/04(水)【1回休み(だめ日)】
12/05(木)【GO】
12/06(金)【国内SFファン度調査】
12/07(
)【福神根付買って1回休み】
12/08(
)【今日も福神根付】
12/09(月)【opera】
12/10(火)【桃屋の塩辛】
12/11(水)【初めてBOOK OFFに本を売った日】
12/12(木)【1回休み】
12/13(金)【風のタクト、すごいよ】
12/14(
)【1回休み】
12/15(
)【もう1回休み】
12/16(月)【HDDクラッシュ】
12/17(火)【HDDクラッシュその2】
12/18(水)【HDDクラッシュその3】
12/19(木)【古いパソコンを引っ張りだしました】
12/20(金)【用心棒】
12/21
()【ヘウレーカ】
12/22(
)【風のタクト終了】
12/23(
)【1回休み】
12/24(火)【芸能人】
12/25(水)【ハヤカワ】
12/26(木)【パソコンが帰ってきますた】
12/27(金)【普通じゃない】
12/28(
)【ニンゲン】
12/29(
)【ジョージ・ロイ・ヒル死去】
12/30(月)【げんしけん】
12/31(火)【猪木祭り】

←先月 翌月→


2002年12月1日(日)
 友人のライブ見物に行って1回休み。デス系(違うのもいたけど)8バンドの参加で夕方5時半から夜10時ぐらいまで。デスづくし4時間強の荒行。疲れた。

 
こんな感じで。大学の頃のトモダチで今ではフツーに仕事してる既婚者。でもデス系ボーカル。


2002年12月2日(月)
 昨晩の荒行のおかげでまだ耳がキーンとする。▼ねこがかなりヒドイ風邪をひいた。病院に連れてくと暴れる子なので少し様子をみてるけど、ものすごくツラそう。▼1回休み。

【今日買った本】
 柏木ハルコ『花園メリーゴーランド』5巻(小学館)←完結。

2002年12月3日:記


2002年12月3日(火)
 昼過ぎ、ねこを病院に連れて行った。
 診察券を箱に入れて待ってると名を呼ばれた。診療室に入る。カーテンだけで仕切られた診察台が3ツぐらいある部屋だった。そりゃマズイということでひとこと言っておくことにした。
ものすごく凶暴なんですけど
 すぐにおねえさんが個室に移してくれた。
 一目みて、えれー頼りないおねえさんだったので、悪いけど「ものすごく暴れます」ってのを強く言って、センセが来るまで待つことにした。ねこは既にこの段階でキャリーの中からシャーシャー言ってる。
 また別の部屋に連れて行かれた。待ってたら若い男のセンセが来た。
「(キャリーから)出したら暴れますか?」
「たぶんモノスゴク暴れます
 食事とってるかとか元気はどうかとかを教えて、キャリーの外から少し観察してもらったことろ、どーもウイルス性の風邪ひいたのではなかろうかということに。ごはんほとんど食べてないと、麻酔をかけて診察するのはヤバイ場合があるらしく、キャリーごと大きなビニール袋の中に入れてスチームみたいなのでとりあえず鼻の通りを良くしてみることになった。
 それが終わったところで、
「やっぱりごはん食べてないってことだったらちょっと点滴打っておかないと心配ですね。ぼくらでネットに入れてみますから5分ぐらい待っててください」
 って言われたから外で待ってることにした。病院の外で煙草一本吸って、あとは待合室でしばらく待つ。
 数分後、センセが出てきた。
「いやー、無理でした。引っかくのはともかく、噛むからねー」
 センセの息が軽く切れてたのは相当格闘したからだろう。ちっとも動じてないのはさすがにプロだと思った。お手数かけてすまなんだー。
 明日、洗濯用ネットに入れて連れてきてください、ってことにして、クスリだけ貰って帰ってきた。診療費含めて全部で2780円。安いな。
 ねこを家に置いてからすぐに御近所のダイソーで洗濯用ネット買ってきた。100円の。

 貰ったクスリをケンサクしてみる。
 ラリキシンは細菌などによる感染症を治療する抗生物質、Victas-S錠も抗菌剤のようだった。さっそく指定の量を水に溶かして、仰向けだっこしてスポイトで与えてみたら嫌がる嫌がる。でも、ねこは口の中に何か無理矢理モノ入れればとりあえずソレ食っちゃう、ってのが分かって、へー、と思った。

 疲れた。


2002年12月4日(水)
 クスリ飲ませたおかげかねこがだいぶ元気になった。いつもの半分ぐらいの量だけどドライフードも食べてる。メヤニも消えたしゴロゴロ言うようになったし、まあ大丈夫かってことで病院は行くのやめる。雨降ってるし。▼あとはずっと裏ゼルダやってた。やっとオトナとコドモを行き来できるようになったぐらいのところ。先は長いなー。裏ゼルダ終わるより風のタクト出るのが先になるカモ。▼そんな感じで1回休み。

 ──なんて書いてたら生活スタイルがまた少しダメ系に傾いてきたことに急に気がついた。ここんところゲームばっかやってるヨ。小学生とか中学生ぐらいのコらはコンピュータゲームやりまくろうとしてもたぶん親に規制されるだろうから、今現在、じぶんはある意味コドモよりもダメな生活してるような気がしてきた。


2002年12月5日(木)
 昨晩、テレビで『GO』を観た。
 いわゆる在日の男のコの恋愛と青春についての話。
 何度も書いてる通り、今まで、いろんな国のひとたちについて、まあどの国のひとでもいいヤツもいれば嫌なヤツもいるもんだよ、ってものの見方をしてたけど、なんか自信なくなってきた。
 学校教育ってのは恐ろしいな、と。
 民族上の出自によってその個人の資質が決定される、ってのは相当にアホな考え方だと思う。この映画に出てきた例で言うと、「血」がどうこう、とかそういう馬鹿げた思想。だけど、生まれた後の教育とか家庭とか、その個人をとりまく環境っていうものが人格形成の因子として大きく関わってくることもまた確かだ。
 この映画を観て逆にそんな状態になっちゃった不思議。この映画の主人公って、在日のひとたちのなかではモノスゴイ少数派だよな、って思ったとたんに、逆にその他大勢について想像してしまい、あれっ、となった。
 フィクションでの在日朝鮮人民族学校の描写を鵜呑みにしてしまうのもアレですが。そうしてしまうぐらいリアルな感触があった、ってことで。ホントかウソかは知らん。映画ってのも怖いもんだな。
 フツーの10代の男のコなら、スキな女のコと仲良くできてるってのは最高にシアワセな状態なわけで、これは他のすべてを差し置いての最優先事項って言ってもいいと思う。あくまで10代の場合だけど。主人公が在日でなかったらあの女のコと知り合うことは無かった、ってところにカミサマ(=監督)の救いの視点を感じた。2回ぐらい流れたトゥルーロマンスのメロディをリスペクトしたようなBGMも良かった。トータルでみると出来は良かったです。(評価:80点

 タカラの福神根付に手を出してしまいました。3コ買って、弁才天の天然色と赤が各×1、布袋の天然色×1。恵比寿が出た時点で終了の予定。天然色と赤両方揃えるかは未定。題材がカミサマだけに、買いすぎてだぶったのも捨てにくい罠。


2002年12月6日(金)
 ヤングサンデーの新連載攻勢のうちGとRAINBOWがなかなか。

 国内SFファン度調査をやってみますた。

あなたの既読作品は以下の通りです

・『傀儡后』(02) 牧野修
・『海を見る人』(02) 小林泰三
・『今池電波聖ゴミマリア』 (01) 町井登志夫
・『八月の博物館』(00) 瀬名秀明
・『偏執の芳香 アロマパラノイド』(99) 牧野修
・『クリスタルサイレンス』(99) 藤崎慎吾
・『BRAIN VALLEY』(98) 瀬名秀明
・『ブギーポップは笑わない』(98) 上遠野浩平
・『デッドソルジャーズ・ライヴ』(96) 山田正紀
・『MOUSE』(96) 牧野修
・『パラサイト・イヴ』(95) 瀬名秀明
・『ねじまき鳥クロニクル』(94) 村上春樹
・『姑獲鳥の夏』(94) 京極夏彦
・『くるぐる使い』(94) 大槻ケンヂ
・『ガダラの豚』(93) 中島らも
・『新興宗教オモイデ教』(93) 大槻ケンヂ
・『ヴィーナス・シティ』(92) 柾悟郎
・『混沌の城』(91) 夢枕貘
・『リング』(91) 鈴木光司
・『上弦の月を食べる獅子』(89) 夢枕貘
・『邪眼』(89) 柾悟郎

300作品中21作品読了

 少なすぎ。(;´Д`)

【今日買った本】
 安達哲『バカ姉弟』2巻(講談社)
 大島弓子『グーグーだって猫である』2巻(角川書店)
 士郎正宗『PILE UP』(講談社)←攻殻機動隊の単行本未収録のヤツもこういうカタチで出すらしい。ヤメレ。e-mangaとかいうのつくってるひとたちってほんとに「この表現形式最高だよナ!」とでも思ってんのかな。じぶんとしては出来の悪い紙芝居にしか見えんのだが。だいじょうぶか講談社。
 花輪和一『刑務所の前』1巻(小学館)


2002年12月7日(土)
 書き忘れてたけど昨日やっと来年のカレンダーを買ったのでメモ。今年に引き続きドラえもんカレンダー。使い勝手がいいから。▼福神根付×5コを追加。おー、だぶってない。8型×2色の全16種類が均等に出るとしたら(そんなこともないとは思うが)、8コ買ってひとつもだぶらない確率は12%ぐらい? ラッキー。恵比寿(天然色)も出たよ。ヤめどきが難しいなー。フルコンプまでは考えてないので、とりあえず天然色全種と恵比寿の赤だけは揃えてみっか。(←踊らされてます。)▼そんな感じで1回休み。


2002年12月8日(日)
 昨晩、テレビでK-1の決勝戦を観た。
 ボブ・サップ、頑張ったなあ。ボクシング技術はほとんどシロートで、試合とカンケーないあほみたいなハードスケジュールをこなした上で、それでも一応は勝っちゃうってのがスゴイね。
 でもいちばんカッコよかったのはマーク・ハントですた。こういうの、スキ。負けたけど。
 勝ち負けよりスタイルだよな、とか思った。スポーツに限らずこの世の中のものすべてがそうかもしれん。

 昨日(深夜?)、石井館長年内に脱税で在宅起訴の見込み、って記事がWebに出てた。日刊スポーツ。今後の起訴はたぶん間違いないとは思うけどややフライング気味の報道カモ。

 こないだ買った安物ルーターがそこそこ調子いい。DHCPサーバ機能のIPアドレス割り当て範囲を設定で2ツにしぼったらけっこううまく働くようになった。デフォルトだと最大100コのIPアドレスが順番に(だと思う)振られるようになっている。使用機器がパソコンとゲームキューブの計2台しかないってことで範囲を2に狭めてみたところうまく動くようになった。たまにオカシイときもあるけど。
 じぶんとこではこの設定でうまくいってますけど、コレ参考にしてうまく動かなくても残念ながら責任は持ちかねますので念のため。

 今日も福神根付を買ったよ。4コ。
 カラー毘沙門天キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
 赤宝船キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
 赤福禄寿キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
 カラーはあと福禄寿と宝船で完成。赤弁才天が1コかぶっちゃったけどじつはもう1体ぐらい欲しかったところなので問題無し。今回はツいてんなー。題材が七福神だからかなあ。
 最初からカラーか赤だけで、7種+宝船1コの計8種ぐらいだとオイラみたいなシロートにも揃えやすいのにね。

 カミサマだから、1柱(はしら)、2柱、って数えたほうがいいのかな。


三脚は手ブレしないから便利だヨ。


2002年12月9日(月)
 早朝、今更ながらopera導入。
 ものすごくイイ。
 こりゃ大勢のひとが使うわけだ。
 神経質なので、ie使用時にサイト外へのリンクをクリックしたときに新しいウインドウがでたらめな位置に勝手に開かれるのが不愉快でしょうがなかった。それを回避するのがタブブラウザ。フリーのタブブラウザは今までいくつか試してみてはいたのだけど、いまひとつものたりなかったりあるいは逆に多機能すぎたり不安定だったりで継続使用には至らなかった。今回導入してみたoperaはシンプルかつ軽量&高速で、検索機能も最低限のものは備えており、一発で気に入った。ieの右クリックサーチ君のように範囲選択から右クリックで簡単にGoogle検索もできる。
 フリー版は広告が表示されると聞いていたので今まで導入を躊躇していたのだけど、じっさいに使ってみたらメインバーにバナーが位置固定で表示されるだけで、ちっとも邪魔にならなかった。ユーザーの使えるスペースもieと同じぐらいで、デメリットはほとんど見当たらない。御祝儀でライセンス買ってもいいぐらいだな、と思った。お金を払って正式版にすると広告は消える。RealPlayerなんかみたいに機会があるごとに購入をしつこく何度も勧めてくることもない。感覚的には、一般のひとがつくっているフツーのフリーウェアと変わらない。それでいてメーカー製ってことである程度の安心感がある。
 いやー、こりゃイイわ。お薦め。

 導入前に一旦QuickTimeをアンインストールしておかないとうまくストリーミング再生ができないみたいなので注意。導入したら、必要なときに指示にしたがって改めてQuickTimeをインストールすればプラグインとして効くようになります。

 TVの子連れ狼けっこう面白いな、と思ったら今日で最終回だった。(´・ω・`)


2002年12月10日(火)
 operaのスキンを何個か落とした。いっぱいあるなあ。
 丸一日ぐらい使ってみたところ、たまに音楽や動画がうまく再生されないページがあることが判明。そういうときはieで見ればヨイので特に問題なし。

 クローン人間が来年1月に生まれる予定だそうだ。大丈夫なんだろうか。倫理的な問題はともかくとして、障害のある人間が生まれる可能性については十分に吟味したのだろうか。このイタリア人医師、功を焦りすぎでは。人類史に名を残したいって心情は分かるが。

 アンチョビが切れたので桃屋のイカの塩辛(あのしょっぱいヤツ)を代わりに使ってペペロンチーノをつくってみたらちゃんと美味しく仕上がってビクーリ。むしろアンチョビよりマイルドな感じがしてイイかも。桃屋の塩辛に舌が慣れてるからなのかな。イカ臭い感じもまったくない。おおむね問題なく代用できると思った。

 ペペロンチーノってすごくシンプルな料理だけど、手順を間違えると味が落ちるということにこないだ気づいた。まず、冷たいオリーブオイルから弱火でゆっくりトウガラシとニンニクを炒めないとダメ。このとき同時に、アンチョビを含めて他の具材を一緒に入れてはダメで、トウガラシとニンニクの味がオイルに十分に染みたな、ってところでまずアンチョビ(もしくは桃屋の塩辛)を入れて、またしばらくなじませてから具材を入れたほうが良し。なじませないと、具材に味が染みすぎる感じになる。不思議なもんじゃの。麺がゆで上がる1分前ぐらいにはスパゲッティのゆで汁を少し加えて軽くソースをのばしたほうが吉。
 ペペロンチーノについてはだいたい極めたと思う。完成。
 インド式カレーもだいたいイイ感じのところまで到達した。炒飯は未だ成らづ。というか御家庭ではムリ。
 必殺技は1コか2コ持ってれば十分だからこれでイイや。

 福神根付5コ買った。シークレットのタカラ船ゲトー。
 でも何故か根付の紐が入ってなくて(´・ω・`)ショボーン
 あと4コはだぶっちゃった。(´・ω・`)

 民主党代表に管直人。対立候補だった岡田克也って、ムカシ、わたしなら○年(2年だったかな)で民主党を政権政党にできますよ、って豪語してたひと? 以前確か水道橋博士が日記で誉めてたような気がする(←未確認)。面白そうだったのになあ。
 民主党のお年寄りがたいがい空気読めないのは、読む能力が最初から無いわけじゃなくて、読む必要が無くて能力が衰えるからなんじゃないかな、とか思った。今まではそれでもよかったけどこれからはどうかな。
 まー、残念でした。

 CGIBOYのアクセス解析サービスが間もなく終了、ってことで、タグを全削除。Infoseekのアクセス解析タグを張り付けてみたら、構文が致命的に違うぞ、ってビルダー(2001)に怒られた。しょうがないから現在全ページ解析無しになってます。
 この状態は不安感あるなあ。はやくいい感じのサービス見つけないと。

 ──とかなんとか書いてたら、説明書きの、

下のソースを解析したいページの<HEAD></HEAD>タグの内側に挿入してください。 <BODY>タグより後ろ に挿入しますと、ページ全体のレイアウトが崩れてしまう場合が ありますのでご注意ください。

を鵜呑みにしなければヨイということに気づいた。少なくともウチのサイトでは。<BODY>タグの直後に貼れば問題ナイみたいだ。さっそく今から延々と張り付け作業。


2002年12月11日(水)
 しいたけさんのしいたけのおぼえがき(2002年12月11日)を読んで。サイトの敬称について。
 当サイトから他のサイトへリンクを張るときは敬称はつけないようにしています。会社名に対して「さん」とかつけるとむずむずする人間なので、それと同じ感覚で。その代わりに文中ではサイト運営者のかたの名の後ろに「さん」をつけて併記することにしてます。
 Web外で既に有名な人には敬称はつけないようにしてます。現在、そういうかたについて言及するときには原則として敬称無しで、雰囲気によって「監督」とかつけたりはします。Web外有名人かどうかの判定ライン付近に幅の広いグレーゾーンがあるので、判断はムズカシイのですが。
 考えてみれば、敬称無しになるのは、よっぽどのトモダチか、個人的にゼンゼン知らない有名人かのどちらかで、「さん」をつけるのはそれ以外の微妙な距離のひとに対してのような。
 小松和彦なんかは確か常に敬称無しのスタイルで明快ですね。

 ──とかなんとか書いてたら元文書が削除されてて(´・ω・`)ショボーン

 捨てる予定の本置き場に置いてある本をBOOK OFFに売ることにした。以前、本棚を整理したときには少し思うところがあって売らずに300冊ぐらいそのまま捨てたのだけど、最近ちょっとした理由でカッチーンとしたテンションになって。転向しますた。たいしたカネにはならんがな。
 売ったのはサル1〜3巻とクリオの男とノージルVとさらばカタロニア戦線上下巻。全部で300円。明細は見てないけど1冊50円ぐらい?
 身分証明が要るかと思ったら、本に関してはイラナイ、と言われた。ゲームなんかを売るときには要るらしい。単価高いからな。用紙に住所・氏名・年齢・職業・電話番号を書いておしまい。その場で査定の上で買い取ってもらえる。また、BOOK OFF会員サービスってのもあって、この会員になると、本を売ったり買ったりした金額がいくらかに達する毎に50円の金券がもらえるようになっている。入会費100円でとりあえず入っといた。
 これからもちょくちょく買い取ってもらう予定。

 求人情報サービスセンターで職探ししたけど適当なのが無くて(´・ω・`)ショボーン

 大須第一アメ横ビル2階のフィギュア屋で福神根付をシングル買い。いや、確率的にそろそろ厳しくなってきたと判断して。カラー福禄寿(350円)と赤恵比寿(250円)ゲトー。これでカラーは7体揃ったから終了する予定。赤大黒天と赤寿老人はシングル見かけたら買うかも。

 あっ。せっかく外出したのにこのミス2003チェックするの忘れてた。

 和歌山毒カレー事件(1998年7月)の林真須美被告に死刑判決。被告は控訴した模様。

【今日買った本】
 粟岳高弘『プロキシマ1.3』(FOX出版)
 岡本倫『エルフェンリート』2巻(集英社)
 寺田克也『ラクダが笑う』(ワニマガジン社)←巻末に三池崇史が文章を寄せてるヨ。
 スティーヴン・ハンター『最も危険な場所』上・下(扶桑社)←BOOK OFFにて1冊450円。定価は1冊848円。文庫本1冊の適正価格は1回の昼飯代程度だと思うよ。


2002年12月12日(木)
 御近所の本屋にはコミックビームが置いていない屈辱。聞いてみたら、入ってない、って言われた。発行部数がアレなんだろう。▼風邪気味で鼻の粘膜がヤラレてるのか、明け方少々鼻血が出た。朝、鼻血が出やすいのは、寝てるときに無意識のうちに鼻ほじってるからなんだろうな。クスリ飲んで寝てたら頭痛いのはすぐに治った。▼ヤマダ電機から、風のタクト入荷しましたから明日以降取りにきてくださいね、って電話がかかってきた。▼そんな感じで1回休み。たぶん明日も休み。風のタクトやりっぱなしだろうから。

【今日買った本】
 田口雅之(:画)+高見広春(:作)『バトル・ロワイアル』8巻(秋田書店)


2002年12月13日(金)
 風のタクトやってますよ。順調ですよ。けっこう進みましたよ。もちろん具体的な進行状況については当分のあいだこのサイトでは一切触れませんよ。2ちゃんねるで「ゼルダ」とか「任天堂」とかタイトルについてるスレッドは、たまに悪意を持ったアンチがネタをばらして悦にいってることがあるので見ちゃだめですよ。1回、裏ゼルダのスレでソレがうっかり目に入ってしまったときには、コイツ呪殺してやろうかと思いましたよ。プレイ中のかたは、2ちゃんねるを見るときには、一見風のタクトと関係なさそうなスレでも気をつけないとだめですよ。

 驚きのゲームです。キャラクターに表情がつくとこんなに没入しやすくなるのか、と。漫符みたいなもんですけどね。今週のファミ通のクロスレビューで40点満点だったのを先に見たときには、ンなあほな、オトナの政治的世界って嫌だよな、とか思ってニガワライしたんですけど、やってみたら確かに満点は嘘でもないってことが分かりました。疑ってすまなんだ。>ファミ通
 今までの人生で1回でもコンピュータゲームというものに興味を持ったことがある人間なら、何としてもプレイせねばならぬゲーム。これをプレイすることなくコンピュータゲームについて語るのはマズイだろう、と思わしめるほどの傑作。
 じぶんの中での任天堂への信頼が、たちどころに回復しました。

 細かいところが、よく出来た映画並にモノスゴイ神経使われてるんですよ。オープニング後の始まりかたとか。動機づけとか。相当練り上げたんでしょうね。すべてキッチリ理論づけた上でやってるんですよ。FF10のようなイイカゲンなことはしてないんです。

 情報をシャットアウトしてゆっくり遊ぶべき作品です。慌てて遊ぶのはもったいない。予想を超えた出来に興奮しました。

 昨晩、漫画2冊読んだのでとりあえず簡単に感想。

 粟岳高弘『プロキシマ1.3』
 SF短編集。続き物もアリ。いちおう、エロマンガ。
 宮崎駿の漫画とコテコテのアニメ絵系漫画との中間のような絵柄。全体に淡々とした調子で、不思議な印象が残る。SF的設定なのだけど、それをすべては説明しないでさらっと流してしまうところとか、わざと不親切にしてあるのがすごくイイ。キャラクター、特に男性キャラクターに熱気がなく、ほへーっとしているところもまたスタイルとして面白い。エロとしてはいかがなものかと思うけど。
 かなり気に入ったので、今後の新刊も(もし出たら)積極的に買う予定。

 田口雅之高見広春『バトル・ロワイアル』8巻。
 前巻あたりから急に盛り上がってきた。始まった頃は、えらく古くさいタッチだな、としか思っていなかったのだが。今回は演出も面白くて、トラウマを人形で表現するところなんか、ウマイねこりゃ、と思った。今が旬だと思う。

【今日買った本】
 雑誌「コミックビーム」1月号(エンターブレイン)←ヤマダ電機に2冊だけ置いてあった。


2002年12月14日(土)
 昨晩、もう深夜12時近いから寝るまえにもうちょっとだけやっとくかな、と風のタクトやりはじめたらいつのまにか朝の7時になってました。ゆっくりやりたいんだけどなー。▼途中、どうしようもなく詰まって2時間ぐらい経過。そのうち数十分間は一休さんの如くほとんど瞑想状態。ときおりコントローラーに触れては試行錯誤を繰り返しつつ。煮詰まったのでやむをえず2ちゃんねるチェック。見落としてた要素があったと判明し、解決。ゼルダシリーズでは、イミのないものがなんとなくソコにセットされていることはありえない、って原則を忘れてた。ちょっとくやしかった。ロジカルなパズルが好きな人間にはたまんないゲームだ。▼おかげで昨日は風呂に入るのも忘れ、若干くさいひとになってた。本日夕方入浴してサパーリ。今日は夜更かしにならないようにできるかな、と思いつつ1回休み。


2002年12月15日(日)
 一昨晩と同じように夜更かししちゃった。(´・ω・`)▼カラー宝船ゲトー。(←なんだかんだでまだ買ってたりして)▼TBSのZONEでボブ・サップの話。やっぱ賢い頑張り屋さんなんだな。あと、あきらかにいいひとそう。こういうひとにはいっぱい稼いでほしいヨ。▼明日から少し気合入れて職探し。でも年末のこの時期に求職あるんだろうか。▼そんな感じで1回休み。ここのところ休みがちでごめんなさい。


2002年12月16日(月)
 昨日、突然HDD(だと思う)からスズムシの音色が聞こえるようになったんですけど……まさかこれが巷でよく聞く故障の前兆音でしょうか。
 今壊れたらアウトだぞ。(((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
 不意にサイトの更新が止まったら、エライ事になってると思ってください。

 →デフラグかけたあとに早起きしてパソコンの蓋開けてHDD取り外して掃除機で掃除してネジ締め直したら一応症状がおさまった。大丈夫だと思いたい。

 職安行く前に大須をふらふらした。
 HDDが今いくらぐらいか見てみたところ、あほみたいに安かった。コンピュータ業界は確実にデフレだ。40GBが1万円前後てどおゆうこっちゃ。大丈夫か。
 現状、特に動画を蒐集してるわけでもなく、HDDの使用量は15GB程度だ。40GBあれば安心だろう。
 たまにこのサイトを読んでるさいたまの友人が、新しいパソコンをDELLで買うカモ、みたいなことをこないだ言ってた。DELLは購入時に各パーツのグレードをカスタマイズできるので、うっかりすると不要なコストをかけかねない。よってフツーのひと向けとして今現在いちばんお薦めのスペックをキミのために今書いておく。
 CPU、1.4GHz程度。
 メモリ、512MB。
 HDD、40GB。
 フツーに使うにはこのぐらいで充分。あと何か不安なところがあったら聞いてくれ。

 フィギュア屋のシングル販売で赤寿老人ゲトー。220円。あと赤大黒天で完成。

 今日の職安は適当な求人が無くてパスしたけどくじけないでがんがるよ。(`・ω・´)

【今日買った本】
 榎本ナリコ『力の在り処』1巻(双葉社)
 ジェレミー・ドロンフィールド『飛蝗の農場』(創元推理文庫)←このミス2003海外第1位。文庫本がついに1冊千円を超えた。活字業界はもうダメだな。エンタテインメントもそのうちに学術書みたいな価格と愛好者人口にどんどん近づいてゆくだろう。一部愛好家の特殊な趣味、みたいな。

 とかなんとか書いてたら1回システムがトびました。
 HDD購入&交換作業のために何日か更新できないかもしれませんのでよろしくおねがいします。

 これ以上は怖くて使えないよ。(;´Д`)
 スズムシ音ってホントに前兆だったんだ。今からバックアップツール探さなきゃ。


2002年12月17日(火)
 昨日は取り乱しました。
 起動して数分でほぼ確実にフリーズするので、更新しながら心臓バクバクでしたよ。掲示板のレスを書いてる最中にも2回止まってエライ事になりました。

 けっきょく、昨晩Dellに電話かけて、状況を説明したら無償でHDDを交換してくれることになりました。保証期間3年だったので。新しいHDDを送るから、壊れたやつは(着払いで)送り返してね、って手順にしてもらいました。ちょっと繋がりにくかったけど、この会社のサポート体制はなかなか良いみたいです。

 生まれて初めてのHDDクラッシュ体験で怖くなったので、ノートンのghostとかいうバックアップツール買ってきました。バックアップ用のHDDはまたお金のあるときにでも。

 ところがそれだけでは終わらないのでありました。この件、明日に続く。

 夜、PSOのVer.1.1ディスク届く。届くのはケース+ディスクで、返すのはディスクのみ。ケースは、謹んで裏ゼルダ用に使わせていただくことにする。
 さっそく旧キャラクターを変換してみた。
 見事に初期装備になった。これはこれで面白い。捨てるほどあったメセタが無くなってたのはいっそいさぎよくて気持ちが良かった。

2002年12月19日:記


2002年12月18日(水)
 午後、DellからHDDが届いたのでOSのインストール作業。
 重要なデータはサブのHDDにあらかじめコピーしておいて、ソレ使って後から新しいのに入れることにする。まあこの際クリーンインストールしとくのも悪くないか、と、そんな感じに珍しくポジティブシンキング。どうにかしておかないと職務経歴書が印刷できないので少しあせり気味ではある。

 ところが何度やってもインストールできづ。おかしなところでフリーズする。そのたびに手動リセット。fanがどうのこうのって警告メッセージが何度も出てたので、何のこっちゃと思いつつふと冷却ファンを見てみると、回転してなかった。だめだこりゃ。どうも熱暴走で止まるらしい。

 もっかいDellに電話して説明したら、そこまでゆくと他の部分も心配なので引き取って修理します、って言われた。親切だなー。無料で引き取りにきてくれるそうだ。箱が無くてもOK。ありがとー。
 ただ、残念ながら1週間ぐらい入院させることになる、との話だった。さらに、年末なので、年内に返せるかどうかは、微妙、と。まあしょうがないか、ということでソレでお願いした。返ってこなかったら年賀状どうしよう。

2002年12月19日:記


2002年12月19日(木)
 パソコンが使えないのでネットで夜更かしすることもなく、朝7時ぐらいに早起きした。

 しかしついにWeb禁断症状が。もう我慢できん。

 よくよく考えてみれば最悪の場合年内に1回もWebに接続できないのはマズイかな、というものもあり、古いパソコンを引っ張りだすことにした。CPU360MHzぐらいでメモリ192MBのやつ。捨てなくて良かったなー。
 ただ、LANカードはついてないので買ってこないといけない。どのぐらいお値段するんじゃろ、とヤマダ電機に行ってみたところ、フツーので850円。こんなに安いんかい!

 LANカードをセット後、古いパソコンに残ってたWWWCの内容を見てみたら更新チェック先が20コぐらいしかなかった。今では80コぐらいある。どう考えても常時接続+失業の影響じゃのう。このパソコン最後に使ったときにはまだ電話回線使ってたんだよな。OSもmeで妙に懐かしい。
 メモリは厳しいけど、めもりーくりーなー入れておけばWeb巡回ぐらいは問題なくこなせるから、修理終わるまでこれでなんとかやり過ごすつもり。

 金銭上の理由で今週は気合入れて職探しする予定だったのだけど思いっきり出鼻くじかれた。カミサマの御告げなのかもしれん。


2002年12月20日(金)
 福井晴敏の新刊キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! ∀ガンダムは途中で読むの挫折したけど。▼佐川急便がパソコン引き取りにきた。年内に返ってくるといいなー。

 こないだから友人がアルバイトでクラブのバウンサーを始めた。話聞くとけっこう面白い。
 固有名詞は伏せるけど、デカいクラブだから、そりゃまあモメゴトも相当頻発するらしい。友人は入ったばっかなのでアレだけど、他のひとは全員警察に行った経験があるそうな。「いやー、新外国人が入ったんだけどさ。初日に客の首絞めてケーサツ行きだよ」とか。イラン人おそるべし。他には、暴れたので帰らせた客がすぐにクルマから日本刀持って乗り込んできた話とか。むちゃくちゃ。極力ケーサツ沙汰にはしないってのがスゴイ。そういうとこでの喧嘩ってどういう感じで始まるのが多いの、って聞くと、目をつけた女の取り合いみたいなのがわりと多いな、とか言ってた。若いコたちは元気だなー。
 クラブって行ったことないんですけど、入る前に客の身体検査するみたいですね。凶器とかクスリとか持ってたらマズイので。財布の中まで調べるそうな。
 基本は4人体制で、入り口のボディチェックにひとり置いてて、フロアには実質3人。大きめの映画館ぐらいの広さがあるお店(店名でケンサクしてみたらキャパシティ1000とか書いてあった)で、友人が働く土曜の夜にはギュウギュウ詰めに近いぐらいまでなることもあるらしい。そりゃたいへんだわ。時給はいくらって言ってたっけな。1500円か2000円ぐらいだっけ。安いお店のキャバねえさんと同じぐらい。さすがに高いネ。

 素手の素人相手なら1対3ぐらいまではへっちゃらだと思うけど、相手が刃物持ってるとマズイ場合がありそうなので、油断するなよ、と思いますた。

【昨日買った本】
 岩明均『ヘウレーカ』(白泉社)←御近所の中規模書店には2冊しか置いてなかった。発行部数少なめなのかな。
 雑誌「TVガイド」年末年始合併号(東京ニュース通信社)←年末年始の深夜映画用。

【今日買った本】
 漆原友紀『蟲師』3巻(講談社)
 岡田芽武『ニライカナイ』6巻(講談社)
 黒田硫黄『茄子』3巻(講談社)
 弐瓶勉『BLAME!』9巻(講談社)
 山下和美『天才柳沢教授の生活』19巻(講談社)
 山田芳裕『ジャイアント』2巻(講談社)
 福井晴敏『終戦のローレライ』上巻・下巻(講談社)


2002年12月21日(土)
 岩明均『ヘウレーカ』を読んだよ。
 深いなこりゃ。
 紀元前213年頃、シチリア島シラクサ市を守る奇怪なマシン群「アルキメデスの装備」vs.ローマ軍の攻防戦。
 寄生獣、七夕の国、このひとが描く作品には人知を超越する極めて強力なパワーが出てくる。そしてそれらの描写は徹底的に冷たい。圧倒的パワーにより、人体は無機的な切り口でサクサク切り刻まれる。元々温かみのないタッチでキャクラターを描くひとなので、破壊された人体はセルロイドの人形がカッターナイフで切られているかのような様相となる。人体のなかでいちばん有機的な、イキモノを感じさせる器官であるところの内臓は原則として描写されない。現在の日本で我々がじっさいに触れる機会のある通常の暴力とは、人間の感情に基づくおおむねホットなものだが、岩明均が描く暴力はひたすらに低温で感情が欠落している。無力な人間が、感情の無い圧倒的なチカラに一方的に蹂躙される様子、そこには我々が戦争体験でもしなければ通常直接触れることのない純度の高い暴力のカタチが表現されているように思う。
 細かいこと言うと、初めて「アルキメデスの装備」のうちの一種を目にしたひとりのローマ兵がそれを「鶴」と形容するあたりも面白かった。ホントは鶴なんてものではなく、殺戮機械。これはホラーの感覚だ。
 表紙のアルキメデスのガラス球の中に見えるのは、それを覗き込むアルキメデス自身の眼で、おそろしくゆがんでいる。と言ってもテクノロジー=悪、とナイーブに言っているわけではなくて、畏怖を与える得体のしれない恐怖の一種として描いているところに、奇才・岩明均の何ともいえないスタイルを感じました。
 まー、でも確かに営業的にはあんまり売れないって判断されるだろうな。よく出来てる作品だと思うし、個人的にはスキだけど。

2002年12月22日追記:第4段落「キャクラター」→「キャラクター」。ミスタイプ。


2002年12月22日(日)
 昨晩、風のタクト終了。面白かったー。
 物語系要素を持つコンピュータゲームのボリュームってのはこのぐらいが適当だと思う。これなら忙しいオトナでも最後まで行けるヨ。
 とか言いつつも、やっぱ御家庭用ゲーム機は基本的にコドモのためのものなんだよなあ、と、エンディングを観て思った。任天堂は今までずっと真っ正面からコドモ向けにゲームを創り続けてきた。そのスタンスは昔っから一貫している。
 64版以降のスーパーマリオなんかとは違い、ミス&リトライの状況があまり無かったのが良かった。よく考えてプランを練ってから行動すれば、1回のトライでうまくゆくように考えられている。うまくゆかなかったら、たいていそれは前準備(飛び道具で敵を倒しておくとか)が足りない、ってことをイミしている。アクションが苦手なひとは最初に頭を使えばいいし、コントローラーさばきに自信があるひとはそのままやっちゃえばいい。まあそれでも何カ所かは何度もトライする場所があったけど。あまりストレスには感じなかった。最後までむかつくことなくすんなり楽しめたように思う。
 年明けには実買価格千円台ぐらいになるような気もするけど、コンピュータゲームを愛するオトナなら、御祝儀のイミで買って、お正月はこたつでまったりプレイ、ってのも洒落てるカモ。

 古いパソコン引っ張りだして使ってるんでブックマークというかWWWCでのチェック先がほとんど空っぽになってる。とても不便。はてなアンテナのほうにはに登録してないサイトもあるし。思い出したらその都度ケンサクしてぽつぽつと再登録してるんだけど、どーもうまくゆかづ。あの日記、なんてタイトルだったっけ、ってのがけっこーある。名が分からないのでケンサクのしようがない。
 日記サイトは一発で頭に残る名をつけたほうが読むひとには便利カモ、とかオモタ。


2002年12月23日(月)
(このページはキッズgooのルールいはんが見つかったためひょうじしないよ)(;´Д`)。おじさんはいつもひどいことばをたくさんつかってるからなにがひっかかったのかじぶんではわからないよ。▼PSOでパワマテを他人にあげようとしたら間違って使っちゃった。2コも。新しくフォースを作って慎重にやってただけにすげえキズがついた感じ。もう18時間も突っ込んでるキャラクターだからいまさら消すわけにもゆかづ。かなり鬱。はやく忘れよう。▼完全主義者ってのはけっきょく強迫神経症ってことだよな、とか思いつつ1回休み。


2002年12月24日(火)
 小田扉の新刊を捕獲しそこねて(´・ω・`)ショボーン

 頭を刈ってたバリカンのアタッチメントを今回から3ミリのやつに変えてみた。今までは6ミリ。カナリさっぱりするなこりゃ。

 ケンサクしている最中にたまたま甲本ヒロトのちょっとエエ話を目にした。それで思い出した。昔、名古屋の某レコード会社に勤めてた知り合いから聞いた話。ソイツの上司だか先輩だかが、以前、甲本ヒロトが名古屋に来たとき、案内役をつとめることになった。そのレコード会社のイベントなので。昔っからすげえファンだった彼としてはそりゃもう大喜びだったらしい。
 ところが会ってびっくり、じつは相当にヒドイ奴で、がっくし来たそうな。わがまま言いたい放題で態度もめっちゃ横柄だったとか。相性が悪かったのか機嫌が悪かったのか。そんなもんかなあ、とオモタ。
 これに対して海援隊はものすごく腰が低くて逆にこっちが恐縮してしまったとか。これはなんとなくわかるような気がする。
 また、前に勤めてたビデオソフトの問屋での話だけど、AV時代の飯島愛のサイン会に関わったことがあるひとは「アイツは最悪だった」とか言ってますた。これもなんとなくわからんでもない。

【今日買った本】
 木尾士目『げんしけん』1巻(講談社)
 福島聡『少年少女』1巻(エンターブレイン)←先月発売のやつ。コミックビームの連載がいい感じだったので。


2002年12月25日(水)
 Webをふらふらしてたら、イリーガルエイリアンが売れなかったらハヤカワはもうソウヤーから手をひくかもしれないぐらいの状況らしいよ、って噂話を目にして目が点に。ナニソレ。不況のおかげで、SFと言えばハヤカワ、ハヤカワと言えばSF、って矜持を維持できなくなったのかもしれづ。
 コドモ(というか大きなおともだち)が喜びそうな珍妙ライトノベルでバクチ打ってみたくなる気持ちもわからんでもないが、窮してるときのギャンブルってたいてい火傷するもんだよ。ブランドイメージってのはもっと大事にするべきものだと思う。

【今日買った本】
 浅田寅ヲ『パイドパイパー』1巻(幻冬舎)
 井浦秀夫『AV烈伝』3巻(小学館)←忘れた頃に3巻が。バクシーシ山下登場。
 太田垣康男『MOONLIGHT MILE』5巻(小学館)
 小田扉『マル被警察24時』(実業之日本社)←遠出して1冊だけあったのをゲトー。


2002年12月26日(木)
 夕方、パソコンが帰ってきたよ。年末でなおかつ休日が1日ある週なのに6日で帰ってきた。速いね。ありがとう。修理明細によると冷却ファンだけ交換されてるみたいだった。
 そこから食事もしないで深夜3時まで黙々と環境設定作業。とりあえずxpのクリーンインストールから始めた。さっぱりした。
 壊れたHDDから手動で緊急コピーしたファイルの中にいくつか消えてたものがあって冷や汗が出た。ディレクトリごとそのまま別のHDDにコピーしたのに、コピー先で見当たらないフォルダがある。やっぱギリギリセーフだったみたいだ。テキスト関係はなんとか無傷だったと思う。思いたい。全部を確認したわけじゃあないけど。
 念のため、送り返すほうのHDDをフォーマットした。某ID管理ソフトで一応は暗号化されてるけど、各種パスワードとか全部入ってるからなー。ツールを使っての完全消去は妥協した。これ、じぶんのような性格と世界観を持つ人間にとっては、ほとんどありえないような妥協なんだけど、今回のDELLのサポートにはそれだけの信頼感があった、ってことで。DELL製品はコストパフォーマンス高いし、お薦め。
 作業中、深夜1時過ぎぐらいから、1年何カ月かぶりにものすごい頭痛に襲われた。また誰か死んだらヤだな。3時まで頑張ってから寝た。というか頭痛で倒れた。

2002年12月27日:記


2002年12月27日(金)
 昨日の昼、ビデオに録っておいた『普通じゃない』を観ますた。
 すべてのダメな男のコに。(評価:100点
 
 ……で済ませようかと一瞬思ったのだけどやっぱやめます。あと、評価100点ってのはウソです。
 トレインスポッティングのダニー・ボイル初体験。継続してこの日記読んでくださってるひとには意外かもしんないけど、この監督の作品は今まで観てなかったんですよ。なんとなくタイミング合わなくて。
 ある男女をカップルにせよ、って指令がカミサマから天国の天使(だよな)に下され、そのカップルがどういうことになるのか、って話。この指令の理由がこれまた一切不明で、人間の姿で下界に降臨した天使が任務中にそのことを愚痴るところも深かった。カミサマってそんなもんだよね。
 面白かった。というか、スキ。
 ラブコメってふだんそんなに積極的に観ることはないんですが。観はじめるとたいていはフツーに面白いので最後まで楽しんじゃう。『ノッティングヒルの恋人』なんかもけっこー楽しかった。
 会社をクビになった男のコがイキオイだけで社長の娘を誘拐しちゃって、あとは軽くロードムービー(ちょっと違うけど)って感じ。そのダメ男と誘拐されたエキセントリックな女のコとが仲良しになる話。男のコは真面目で、女のコはややブチキレ系。真面目な男のコって、ちょっとイカレた女のコにあこがれることがわりとあると思うんだけどいかがか。
 主人公を演ずるユアン・マクレガーがかなりのハマリ役。やや抜けてるところがあるけど真っ直ぐなダメ男。もしかして、スターウォーズは若かりし頃のオビ・ワンをダメな奴として描きたかったのかな、とも思いますた。
 ひたすらに優しい優しい映画。ラスト近くでの天国の警察署の描写がすごくスキ。署長がカミサマに直電話かけちゃうんですよ。現実に超自然的な介入をするように、って。
 この映画観て泣くひとはあんまりいないとは思うけど、こっちは個人的事情で途中から涙が止まらなくて困りました。そりゃおっさんだって昔は男のコだったからな。キチガイ映画は好きじゃないけどラブコメはフツーに好き、ってひとにもお薦め。フツーに観てもフツーに楽しめると思う。
 フツーじゃないひとはフツーじゃない観かたで楽しんでください。ちゃんと深いから安心して。ただ、最後付近だけはもう少しなんとかできたような気も。(評価:85点) 

女はすぐ気が変わるの! そんなことも知らないの?」って台詞で個人的にはがっちりツカまれました。こおゆうおねえさんはハッキリしててスキ。とゆうかスキだった。

 ついでに書いておくと、閲覧者が個人の日記サイトで映画や本の感想を読むときには、ソレどんな作品なんだろうってよりは「この作品にアイツはどんな感想を書いてるのだろう」ってところに興味があるとじぶんでは思っているので、ウチは井手らっきょライクなフルチンスタイルでイロイロ書くことにしてます。毒まつたけってサイト名もそういうイミでつけたんで。ノーガードでちんこ丸出しのほうが読む人は面白いよ。たぶん。

 あっ。ちんことか書くからキッズgooに怒られるのか。キチガイってのもまずそうだな。切込隊長がじぶんのバンドにキッチン・ガイズって名をつけたときには、ヤラレタとオモタよ。

 じつは2ちゃんねるのメルメガを読んでたりする。

というわけで、高裁での敗訴によって匿名掲示板の違法性がほぼ確定という感じなので、
IPを記録して、揉め事は当事者同士でやってもらうことにします。。。   と書いて冬休み厨房を牽制してみるテスト。

 お前ら、ホントに困っててどっかを告発とかしたいのならちゃんとソーシャルハッキング的なところからしる! って感じですかね。いいんじゃないですか。わたくしの場合、今まで2ちゃんねるに書き込みをしたことは1回もないし、これからもたぶんすることはないだろうと思われるので直接の関係はないのですが。

 前ちょっと言ったことだけど、夢で見たことがらをメモする目的で、枕元にはだいぶ前から常にメモ帳が置いてあったりする。今朝、初めて使った。初寝起きメモ。以下、じっさいやってみて分かったこと。
・暗くて書きにくいからできるだけでかく書け。
・ボールペンはインクが出ないときに焦るからミリペンみたいなのにしろ。
 慌てて書いた後で何時間かして冷静になり、そのメモを読んでみたら笑っちゃいましたよ。
 いや、夢の中で何かの座標だかなんだかのコードを伝えられて、ソコ行ってこい、って言われたんですよ。直後にちょうど目が覚めて、こりゃ大事な情報だから忘れないうちにコードをメモしておかなくては、って感じで。そのときはそう思ったんですね。メモにはなんて書いてあったかと言うと、きたねー字で「オメガ・ドロップ・エイト」って書いてありました。なんじゃそりゃ。言われたのは「Ω・drop・eight」で、ソレを慌ててとりあえずカタカナでメモしたらしい。つーか、なんでこんな単語が出てきたのかさっぱりわからん。自分が使ってるパスワードが無意識に出ちゃったとかそおゆうのでもないので念のため。
 起動前(デフラグ中?)の脳っておかしな動作きしますね。

2002年12月28日追記:「動作き」→「動作」。最初「動き」って書いてたのを「動作」に訂正したときのミス。

 biglobeの無料カウンターって、閲覧者のファイアウォールの設定によっては表示されたりされなかったりでなんかヤなんだけど我慢して使っていた。ところが、パソコンへのOSの再インストール後、じぶんのとこの環境ではNISを無効にしない限り、設定をどんだけいじくってもカウンターが表示されなくなってついにブチキレですよ。前は大丈夫だったのになあ。
 しょうがねえのでかなりのパワー使ってcgiとかゆうのを覚えてみることにした。cgiに関する知識ほとんどゼロのおっさんにしては相当に思い切った行動ですよ。
 苦闘数時間、疲れ果てますた。
 疲れた上にあんましよくわかってなかったりして。それでも、とりあえず簡単なツールなら、説明書をよく読めば使えるようになった。ムズカシイのはダメだと思うけど。ちょっとだけレベルがあがった。


2002年12月28日(土)
 早朝、謎の巨大生物UMA(ネタ元:連邦を、ぼけーっと読んだ。
 ものすごくツボに来た話があったので紹介。都市伝説っつーか新しい海洋伝説なのだとは思うけど、この話にはなんとも言えないアタラシイ不思議感覚がある。不気味、ってのともちょっと違う。単語の選び方が絶妙なのかも。とにかくファンタスティック。来年あたり流行るかもしんない。(もう流行ってたらゴメン)
 以下、前述のサイトより引用。

日本政府が行っている南極周辺海域での「調査捕鯨」では、
鯨の捕獲調査だけでなく、捕獲しない種類の鯨も調査し、記録しているそうです。
そこで、公に出来ない「ある物体」が数年前から目撃されているそうなのです。
ソースは関係者から直接。
その物体とは、調査捕鯨関係者の間で「人型物体」と名付けられているもので、
タイプがいくつかあるそうで、人間の形(五体あり)とか、人間の上半身が二つ
連結された形とか、数タイプあり、鯨と同じように水中から現れるらしい。
全身真っ白で、全長数十メートル。数年前以前の捕鯨を行っていた時代には誰も
見たことがなかったらしい。
情報を公にすると、現在の調査捕鯨の科学的信憑性がひっくり返るとかで、
「非常に困惑している」とのこと。
記録だけ付けているそうですが、積極的に探索したりはしていないらしい。
(調査スケジュールが外国との間の国際委員会に提出されているので、
動かせないということ)
「ヨタ話として他人に喋ってもいいよ。ただ、俺から聞いたとは言わないように。
どうせ、他の連中も喋ってるはずだけど」だそうです。
「生き物とは思えない。最初はどこかの国の潜水艦かと思ったけど」
だそうです。
船の近くには出てこない、接近すると潜ってしまうそうなのですが、
画像を拡大すると、表面はつるつるしているようで、しかし、割と不定形で
人工物ではないようだとのこと。
不思議というか、作り話にしても妙にディティールが凝った話なので
必死に訊いたのですが、
「あれはたぶん、神様とかそんなモンだよ」と言っていました。
話の真偽はともかくとして、その話を聞いたのは事実。
ネタではありません。
他に、この話聞いたことのある方がいたらお願いします。
季節は夏(日本が冬の間)でしょう。
夜に現れることが多いそうです。(聞いたのを思い出しました)
ただ、夜間は鯨の調査をやっていないらしく、それが出てくると
夜間の当直者が他のメンバーを起こして回るらしい。
写真に撮っても海に浮かんだ氷(氷山?)のようにしか見えない
(近くで撮れない)のと、調査関係の写真は一切流出禁止ということらしいです。
(グリーンピースとかの対策で)
調査船団に同行しているカメラマンがかなり粘って撮影しようとしたそうですが、
あまり良い写真は撮られてないはず、と言っていました。
(暗視カメラとか、赤外線フィルムとか、そういう手段でしょうか。)

わたしも、その話を教えてくれた人(以下Fさん)にかわかわれただけかも
しれないけどなあと思いながら、妙にディティールがはっきりしている話なので
気になって気になって。

Fさんは今、たぶん海の上なので(一昨々日の午後に船に乗っているので、
昨日くらいには出航したかな?)わたしはしばらく訊けないのです。

聞いたときの状況など、もう少し書きます。

一昨々日の午前中、車でFさんを送っていく途中の話。
カーステレオで筋肉少女帯の「踊るダメ人間」がかかっていました。
「♪ダ〜メ ダ〜メ ダメ ダメ人間 にんげ〜ん にんげ〜ん」という歌詞。
すると、Fさんが
「にんげ〜ん にんげ〜ん か。ところで南極に人間がいるの知らないだろ」
「え?人間ですか?越冬隊とかですよね」
「いや、人間なんだけどね。人間かどうかわからないんだよ」と。

『南極に、俺達が”にんげん”と呼んでいる変な物体がいるんだ』

Fさんの話では、たぶん10年かそれくらい前に初めて目撃され、
その後だいぶたってから再び目撃されて噂になっていたらしいのです。
あまりに、あっけにとられる話なので、上の組織に報告などは上がっていなかった
そうなのですが、噂に聞いた科学者(調査船に乗っている)が、
「じゃあ、なにか判らないけど話だけ集めてみるか」と。
そうしたら、出るわ出るわ。
・・・以下略
_______________________________________________________
これ以降も信憑性のある情報が続々と寄せられました。

----------------------------------------------------------------
『学者連中、喜んじゃってさあ。最初は”物体X”とか呼んでいたんだよ』

その物体は以前、捕鯨が禁止になる前からのベテランは誰も見ていないらしく、
ここ数年での話題で、たぶんこの先、TVとかで取り上げられるのかも知れない。
でも、科学的調査の信憑性に関わるかもしれないので、職場では変なところに
投稿したりするなということになっているとのこと。
(わたしは書いちゃいましたが、2ちゃんは充分「変なところ」でした)

『2,3年前に非公式な文書で「・・以後この件については”人型物体”と称する・・」
というのが来た。だから、ジンケイブッタイとか、間違ってニンギョウブッタイとかも
言っていたのだけど、ほんとうはヒトガタブッタイと読むらしいね。
俺達はニンゲンって呼んでるよ。』

あとは。。。。

南極には鯨が、わたしたちが想像する以上にいっぱいいて、年々増え続けている
らしいです。なにか、もう、海を埋め尽くすくらいにいるらしくて、発表されている
鯨の数の何倍もいるのは判っているのだけど、環境保護団体とか外国の横やりで
最低限の数しか認められていないそうです。
それで、『鯨が増えすぎてるから、あんな変なのが出てきちゃうんだよ!』
と、なぜか大変怒っておられました。

すみません。遅くなりました。Fさんに話をもう一度聞く機会がありました。
あまり時間なかったので話せなかったんですが、新しい情報としては、ニンゲンには、
どうも目と口らしき物があったらしいです。
二つの目と黒い穴の様な口が。ただし、他の、鼻等は見えなかったとの事でした。
二つの目と口(らしきもの)があった事により、生物だと判断したらしいです。
ただ、やはり身体自体はテカテカ白く光ってて無機物っぽかったって事でした。
そして、その(目)がなんと!こっちを見たように見えたそうなんです。
新たな話は、これぐらいでした。
あ、後、エヴァンゲリオンの事も聞いてみましたけどやっぱり「何それ?」
って感じの反応でしたので知らなかったみたいですよ。
また、近日Fさんとは会う予定ですので続報あったらカキコします。
_______________________________________________________
情報提供者の投稿はこれで終わりでした。

 これ、面白いなあ。静謐とした感じがなんともいえずヨイ。夜の闇の中に無言で出現する巨大なニンゲン。もしこんなのがホントに居たら間違いなく大騒ぎになってるはずなのに、淡々としてるあたりがビジョンとして面白い。
 目撃譚自体が万が一ホントだとしたら、たぶんヒクソンみたいなクジラ(たち)がテレパシーで人間に幻覚見せてる、ってことなんだろうな。


2002年12月29日(日)
 27日、ジョージ・ロイ・ヒル死去。81歳。パーキンソン病の合併症だとか。ハズレ映画が1本も無いという、恐るべき監督だった。1本だけ観てないけど。
 観たものの点数だけ以下簡単に。ほとんどの作品は複数回観てます。データはCinemaScape−映画批評空間−より。そう言えばCinemaScapeで、観たことがあるジョージ・ロイ・ヒル作品全てに高評価をつけたら、「あなたにおすすめ」の作品リストに、特に面白くもなさそうな他の古い映画が出てきて、「違うんだよ。ジョージ・ロイ・ヒルだけは別なんだよ! そんな、ただ古いだけのイワユル名作映画と一緒にすんな!」とムラムラしますた。

ガープの世界 (1982/米)85点
リトル・ロマンス (1979/米)80点
スラップ・ショット (1977/米)80点
華麗なるヒコーキ野郎 (1975/米)85点
スティング (1973/米)100点
スローターハウス5 (1972/米)80点
明日に向って撃て! (1969/米)90点

 アサヒの記事中、スティングについての部分に、(ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが)「芸術的な詐欺師を演じる」、って表現があったけど、コレ、どっかの英語記事からの翻訳っぽい気がしないでもない。artisticとでも形容してあったんだろうか。犯罪行為に対してアーティスティックという形容を使うようなセンスはたぶんアサヒは持ちあわせてないと思う。
 スティングは名古屋だと1月2日の深夜に東海テレビで放送されるので万が一未見のひとはドゾ。モノスゴイ傑作です。……って言うか映画好きの人間ならまず間違いなく観たことがある作品だとは思うけど。

 MHKのスズキトモユさんが第10回日本ホラー小説大賞短編賞部門で一次選考通過。すごい。ホラーというものに対して一家言持ってる人間としては、ぶっちゃけ、うらやますぃ。
 賞への応募は久しくしてないけど、来年はどこか一発狙ってみるか、とかオモタ。


2002年12月30日(月)
 そう言えば一昨日深夜に年賀状を作成して昨日投函した。今年は3枚も出したよ。(えっへん)
 フリーのグラフィックソフト・Pixiaの使い方がよくわかんなくて苦戦した。グラフィッカーじゃないんで、マスクはともかくレイヤーって概念がよくわからづ。ただ、いちど理解したら、こりゃ面白いな、ってのが分かった。

 木尾士目『げんしけん』1巻を読んだよ。
 とある大学(だよね)のオタク系サークル・現代視覚文化研究会(略してげんしけん)の話。主人公はコテコテのオタクじゃなくて、ちょっとオタク要素を持ってるフツーのおにいさんとして描かれている、ってところがキモ。オタクサークルの日常をオタク視点で描いて見せられたってそりゃたいして面白くもないからな。
 オタクのキモイ要素をことごとく突っ込んだかのような、斑目ってキャラクターがめっちゃカンに触るんだけど、コイツがひとりでヒール(悪役)をすべて引き受けてるおかげで他のキャラクターはわりと好感度高め。
 げんしけんのメンバーには、ナイーブ系キャラクターのイカス美形おにいさんがひとりいて、そのおにいさんをスキな今どきのオサレ系で気の強い女のコ1名もサークルに出入りしてる、っていう現実にはありえないようなムリヤリな設定も面白い。おねえさんの困った顔最高。怒った顔最高。美形おにいさんの部屋で目にしたエロマンガに対して「アニメなのにやらしいのってなんかかわいそうじゃん!」とか。かわいいなオイ。国際展示場駅前で独り仁王立ちしていっぱいいっぱいになる姿とか。煙草くわえてグラサンかけてんのがイイね。
 まあこんな奴あじっさいにはいるわけねーけど、フィクションだからべつにいいんです。ドラえもんとかラムちゃんみたいなもんじゃろ。


2002年12月31日(火)
 おとうとくん帰省中。

 夜は猪木祭り。安田×ノルキヤは、変なイミで頑張るセンス悪いしょぼしょぼレフェリーのおかげで檄萎え。ベルナルド×グッドリッジは、ベルナルドのパンチの技術に唸る。当てる技術もそうだけど、運動エネルギーのもってゆきかたというかなんというか、一発の破壊力を増す技術が精密(なのだろう)。それをたいしたことでもないかのようにサラリと自然にやっちゃうのがスゴイ。殴り倒したあと、足で踏みつけちゃったのはアレだけど。佐竹×吉田は、素材の違いがそのまんま出た感じ。吉田が佐竹のパンチで鼻骨が砕かれることでもあれば、そのとき(吉田が)どうなるのか観てみたかったのではあるけれども、そんな局面にはとてもならづ。サップ×高山は、ゴング直前のサップのあのアメフトスタイルから高山がどんなメッセージを読み取ったのか、というところが気になる。まったくの勝手な私感ではあるがサップは高山×フライ戦のような試合をやりたかったのではなかろうかとも思う。パワーに差がありすぎてうまく噛み合わなかったようだが。最後の腕ひしぎにしたって、もうこれ以上一方的に殴りたくないし、なんとなしのレフェリーストップもしょぼくて嫌だから、サップがしかたなく終わらせた、っていう印象を受けた。アビディ戦は地上波では放送されづ。しょぼかったのだろう。
 で、そんなアビディと違って結婚してもちっとも衰えないミルコは凄かった。恐ろしいぐらい強い、という形容を通り越して、今日のミルコにはヒクソンのような神々しい強さがあった。いちばん面白い試合だった。
 試合開始直後からミルコは澄んだ眼であからさまに左ハイキックを狙っていた。スタンドでの攻防戦には凄まじい緊張感があった。藤田の顎に吸い込まれるようにヒットするミルコの左足の軌跡のビジョンが確か何度か観えたのだが、そのキック自体じっさいには放たれることもなく。次にもっとより確実なチャンスがきたときに打つつもりだったのかもしれない。クリーンヒットしても藤田が倒れたかどうかは微妙だが。ミルコは不利な体勢でグランドに入ってからも冷静沈着で、正直言うと、観てて、そんなあほな! と思った。神がかっていた。旬、っていうのはこういうことだと思う。
 そんな神がかった人間を2ラウンド終了時点でいちおうは普通の人間近くまで引き戻した藤田はよく頑張ったと思う。大げさな言い方をすれば、負けられない事情ってのはニンゲンをカミサマとある程度勝負できるぐらいまで強くするのだな、と思った。

2003年1月1日:記


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