2005年6月の毒まつたけ
06/01(水)【帯状疱疹その2】
06/02(木)【病院読書】
06/03(金)【γ-GTP】
06/06(月)【遠い空の向こうに】
06/12(日)【クリストファー・ノーラン】
06/13(月)【ひろいもの】
06/15(水)【マナカナ】
06/18(土)【ザ・リング】
06/23(木)【プラネタリウム】
06/24(金)【ひとりっ子】
06/28(火)【バットマンビギンズ】
06/30(木)【名古屋城】
2005年6月1日(水)
病状がどうも御近所の病院では扱いたくない状態に進んだらしい。入院して朝昼晩の点滴するのがいいんじゃねーの、って話になりながらもとりあえず皮膚科の専門医に診てもらったほうがよろしいとゆうことで総合病院への紹介状を書いてくれた。去年骨折したときにかよってた病院にまた行くことになったよ。
そこでも入院を勧められたけど諸事情を鑑みて通院にしとく。
人生初点滴。
けいけんちがすこしあがった。(´ω`)
2005年6月2日(木)
トンガリキッズとやらのスーパーマリオのあの曲がコンビニでかかるとなんかむかむかっとする。いや、曲そのものはたぶんそんなに嫌いでもないんだろうけど漫画雑誌立ち読みしてるときにあれかかると何故かイライラッとするーよ。どうも自宅以外で耳にするとあかんらしい。気恥ずかしくなるのかな?
通院中の病院は待ち時間がかなりあるのでS・ハンターのハバナの男たち読み読み中。微妙に評判よくない感じしたからしばらく積んでおいたやつ。でも読んでみたらいつも通りおもろかったよ。上巻を半分ぐらい読んだかな。カストロをアールに暗殺させようと目論むCIA、そのアールを排除しようとするソ連の凄腕のおっさん、何らかの目的でキューバに派遣されたマフィアの殺し屋、等々、いろいろ揃ってきつつもまだ何がどうなるかさっぱりわからづ。わくわくするねー。
2005年6月3日(金)
こないだ献血したときの検査結果がハガキで届いたよ。
137あったγ-GTPが、約半分の68になってた。やたー。(≧∀≦)
飲酒量減らすと肝機能は確実に回復するね。
コレステロールも標準値内まで下がってた。
ちなみに今の飲酒量は1週間に缶ビール換算で500ミリ1本ぐらいっす。
CBCでやってた中日×日ハムの副音声でスピードワゴンがゆるゆるのローテンショントークずっとしてておもろかった。これ深夜ラジオどころかネットラジオ並のノリだよな。井戸田がうんこもらした話とかしてたよ。
またやってくんないかなー。
2005年6月6日(月)
録っといた『遠い空の向こうに』観たよ。
1950年代、斜陽の炭鉱の町で自作ロケットの打ち上げに情熱をそそぐ高校生4人の話。ブラスより後でリトルダンサーより前に撮られたイギリス炭鉱モノ。
ロケット以外にもっといい題材あるんでないの、と思ったが途中でああそうかと気がついた。つまりこれは近いうちに未来が尽きる町からひとりの少年が打ち上げられる話でもあるのだ。よくできてるね。
あと、点滴中に『ハバナの男たち』読み終わった。ソ連の筋金入り工作員がめちゃかっちょよかった。やっぱこのシリーズまだまだおもろいわ。
【買った本(2005年6月5日)】
七月鏡一+藤原芳秀『闇のイージス』20巻(小学館)
2005年6月12日(日)
おとついで通院おわた。(´ω`)
ティプトリーの『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』読んだよ。海関係のちょっとしたファンタジー短編×3本。おもんなかった。ティプトリーっぽいところはまるで無いし、特に読む必要もないと思う。
積みっぱなしの本が通院読書のおかげで少し減ったよ。次はトレヴェニアンのワイオミングの惨劇かニール・スティーヴンスンのダイヤモンドエイジかな。
バットマンビギンズの監督ってメメントのクリストファー・ノーランなのか。ティム・バートンとかブライアン・シンガーとかサム・ライミとか、アメコミ原作の映画ってけっこうクセの強い監督が撮ることあるよね。
深夜にやってたバットマンビギンズの宣伝番組でモーガン・フリーマンがノーランのことを「ソフトなカミソリみたいなひと」ってゆってて、あー、やっぱそんな感じのひとだったんだな、とおもた。このひとの映画って、すごく細かいところまで意図的にコントロールされてる感じがする。現役監督のなかではいちばんスキよ。
2005年6月13日(月)
コンビニに漫画雑誌読みに行った帰りに財布ひろた。けっこうな金額入ってた。魔がさしそうになった。いかんねー。免許証入ってるの見て我に返ったーよ。
ケーサツ行くのめんどくさいんでそばの工場に入って「すぐそこで拾った財布、免許証入っとったんだけど知ってるひと?」って聞いたら一発で解決した。よかた。
2005年6月15日(水)
双子の姉妹に男性の顔写真を10枚見せていちばん好きな顔をひとつ選ばせたとき、はたして彼女らは同じ顔を選ぶのだろうか、って実験をトリビアの泉でやってた。番組では70組の双子で試してみてて、結果70何%かの割合で好みの顔が一致してた。統計には詳しくないんでこの数値が有意なのかどうかは知らん。
でもこの実験に参加したひとたちって全てが一卵性の双子とは限らんよね。
顔だちが違う組がけっこうあって、そこんとこどうなんだろうなー、と思ってたらマナカナ姉妹が出てきて、やっぱそうかとおもた。マナカナは一卵性じゃないからな。2009年2月5日追記:マナカナはじつは一卵性だそうです。Wikipediaによると「2006年10月25日放送『ザ!世界仰天ニュース』(NTV)の中で行われたDNA検査の結果、99.999
999 999 999 4%の確率で一卵性双生児であることが判明した。2007年5月15日放送『週刊オリラジ経済白書』(NTV)の中で行われたDNA鑑定でも同様の結果が出た」だとか。本人らも二卵性だと思ってたそうな。
一卵性双生児だけだと70組集められなかったのかな?
2005年6月18日(土)
更新チェックかけて読んでるサイトのうち3ツのサイトでここ5日ぐらいの間に何故かコッポラの地獄の黙示録の話が出てた(゚д゚)シンクロニシチー。 こことこことここ。この3ツのサイト同士は、俺が読んでいる、ということ以外に接点ないと思う。なんかイミあるんかの。
TVでザ・リング観たよ。ハリウッドのやつ。話をとてもうまく改変してた。リメイク元の邦画よりよくできてたと思うなあ。アメリカの寒村のざらついた空気も良かった。
この監督は観てるひとに印象を植えつけるのがうまそうだ。最初に死ぬティーンエージャーにわりと不細工系の女の子使ってたのを目にして、おっ、と思った。あえて不細工。その女の子の部屋のドアノブにはとても特徴のあるクリスタルのやつを選んでて、それが後で主人公が葬式に来るシーンでわかりやすい効果を出してる。わかりやすい、ってのはけっこう重要。たとえば周防正行がシコふんじゃったのクライマックスで主人公がわのまわしをもっともらしい理由つけてカラーにしたのもわかりやすい効果を出すためだ。まわしが両方とも同じ色だと腰から下だけのショットがわかりにくくなるから。だと思うよ。
映画に限らず小説とか漫画とかでもそうだけど、うまいひとって、わかりやすくすることに意外に神経使ってるよね。
2005年6月23日(木)
えらいひさしぶりに名古屋市科学館のプラネタリウム行ってきたよ。前に行ったの中学生ぐらいのときだったかな。あれ? 大学のときも1回行ったっけ? よく憶えてないや。
解説のおっちゃんがギリシャ神話のクロノスの子殺し話の中で「生まれてきた赤ちゃんを頭からバリバリ食べちゃったんですねー」とか言いながらゴヤの我が子を喰らうサトゥルヌスのスライドを映したもんだから小学生の団体がちょっとひいてた。おっちゃん、グッジョブ!
(゚д゚)トラウマー
今までギリシャ神話ってあんまし興味無かったんだけどけっこうおもろそうだね。
10何年かぶりのプラネタリウムは小学生のときほどおもろくなくて、あー歳とったなーと思った。なんか作り物っぽかった。映画とか漫画とかも今の俺がおもんなくても小学生の俺にはぐっとくるようなのんがいっぱいあるんだろうな。ヤーネ。
昨年末から100円ショップのヒゲソリを使ってたんだけどやっぱどうもツルツルに剃れないんでシックのフツーの二枚刃のやつ買ってきた。昨日から使ってる。替え刃4コで800円ぐらい。前使ってた柄を捨てずに取っててよかた。
【買った本(2005年6月20日)】
須藤真澄『どんぐりくん』3巻(竹書房)
【買った本(2005年6月22日)】
南條範夫+山口貴由『シグルイ』4巻(秋田書店)
【今日買った本】
ロバート・J・ソウヤー『ヒューマン ─人類─』(ハヤカワ文庫)←3部作完結するまで読むのはがまん。
奥瀬サキ+目黒三吉『低俗霊DAYDREAM』7巻(角川書店)
園田健一『GUNSMITH CATS BURST』1巻(講談社)
げんしけんと餓狼伝と無限の住人と蟲師はもう漫喫でいいかなとかおもた。
2005年6月24日(金)
SFマガジン4月号に載ってるイーガンの「ひとりっ子」を図書館でやっと読んだよ。多世界解釈を立証するのは不可能だと思うんたけど(違ってたらごめん)、この短編では空間(とその空間内の意識)を世界から切り離す魔法のSF装置をでっちあげ、そこらへんうまくやっちゃってる。そしてそうなるとテーマはやはり自由意志についてのことになる。おもろいのはイーガンは決定論的なものに裏打ちされた意思を善しとしてるところ。現実には運命は必然じゃなくて偶然で出来てる(YUKI「JOY」より)。俺という存在はたまたま正解選択肢に分岐し続けた結果今ここに居るに過ぎない。致命的な分岐に行ってしまった俺は既に死んでる。そのあたりのガクブル感は「それもまたよし」((c)コイソモレ先生)もしくは「これでいいのだ」で乗り切ることに俺はしたんだけど、この作品の主人公はそんな世界と対決する。
いちばん、すげー、と感じたのは、意思を世界から隔離する魔法の装置そのものをまた同じ魔法の装置で隔離して多世界解釈を立証するって実験のアイデアだね。これはセンス・オブ・ワンダーだとおもた。
以下、7年ぐらい前にPC-VANにアップした文書から一部引用。
#3967/3967 フレッシュボイス
★タイトル (SEF60599) 98/ 7/20 21: 6 ( 32)
六波羅蜜寺と多世界解釈 /えびす
★内容
重くとも五つの罪はよもあらじ
六波羅堂へ参る身なれば
京都の六波羅蜜寺でいただいたパンフレットに、黄色い短冊状の小さな紙
が挟んであった。この歌は、花山天皇が詠んだ歌だそうな。
その小紙片に、こういう一節がある。
開山空也上人は「彼を先とし、吾を後とする情(こころ)を情とする」と
、、、、、、、、、、、、、、
説かれました。即ち無限に変化して行く過程の中で瞬時のためらいも停止も
許されない厳しさで六波羅蜜の行動を教えておられるのです。
強調点は、じぶんが打ちました。
けっきょく、量子力学での多世界解釈、っていうのは、根に仏教的なもの
がないと、体感しにくいのかもしれない。たいていの日本人は、なんだかん
だで仏教文化圏の中で子供から大人になったと思うし、そういう民族なら、
誰だってなんとなく理解できる世界解釈だと思うので、またちょっと流行っ
てくれないかなあ、とか思いつつ。ダメ?
(後略)
無限とは言わんまでも無数に変化してゆくんだよ、無数によう。そんなもん視えたらパラノイアックにもなるよ普通。がくがくぶるぶる。
図書館の帰りに道でまたおかねひろた。ビニール袋に千円札が何枚か入ってた。
数えたら4千円入ってた。どうも試されてる感じする。(ΦωΦ) これ、昨日買うのやめた漫画でも買っとけ、ってことなんかいな、と思ったんだけど、伝票が一緒に入ってたもんでしょうがねえからそこに書いてある番号に電話したよ。
けっきょく、それ、何かのリース会社の集金のひとが落としたやつだった。場所伝えて待ってたらすぐにクルマで来た。「気をつけてねー」ってゆって手渡したよ。とてもさわやかなおにいやんだった。あー、パクらんでよかったな、とおもた。
はっきりゆっとくけど、俺、生のキャッシュだけを拾ったときにはよっぽどの金額でない限りねこばばするからな! (`Д´)
2005年6月28日(火)
昨日は御近所の映画館では入場料千円の日だったんでバットマンビギンズ観てきたよ。
意外にフツーのハリウッド映画だった。
思ったのは、やはりティム・バートンは偉大だな、とゆうこと。あの肉襦袢っぽいボディアーマーとか眉間に皺寄ったマスクとかはバートンのセンスから始まってるよね。そして今作のノーランのバットモービルはそーゆー系統とはなんかちょっと違う感じがしてアレだった。確かにかっちょいいけどな。
アクションシーンが異様に分かりづらかったのも残念。たぶんこのひとそこらへんあんまし上手くないね。
ルトガー・ハウアーがえらい老けててびくーり。(評価:75点)
おさいふのなかにもう30えんぐらいしかはいってないよ。(゚∀゚)
【買った本(2005年6月25日)】
福島聡『機動旅団八福神』2巻(エンターブレイン)
大山玲『THE FISHBONE』(エンターブレイン)
2005年6月30日(木)
20数年ぶりに名古屋城行ってきたよ。シャチホコが天守閣から降ろして展示してあるはずだったんだけどなんか今はたまたま補修中ってことで観れなんだ。
お城の中で若いカップルさんにシャッター押してくんろ、って頼まれた。写真とってくれって言われるのは確かえらい久し振りだと思う。何年かぶりぐらいかな。渡されたカメラを向けると男のコのほうは少し照れながらも女のコのほうは一瞬でスッと役に入って横向きのVサイン出して笑顔をつくってた。女ってすげーね。
あと、カップルさんが使ってたのは今どきデジカメじゃなくてフツーのコンパクトカメラで、それが不思議と印象いいかんじした。こゆひとたちはしあわせになるといいなあ、とおもた。
お城から出た後、外をぐるっとひとまわりした。暑いからほとんど人がいなくてひとりじめだったよ。途中の水飲み場みたいなところで頭じゃぶじゃぶ洗った。気持ちいー。坊主頭ちょうべんり。
実質200万画素程度のデジカメ使ってるからか、あんまし小さい範囲をトリミングするとノイジーになる。動物を撮るときにはなかなか接近できない場合あるんで光学3倍ズームぐらいついてないとちょっとつらいね。
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