2005年1月の毒まつたけ
01/03(月)【PS2版ドラクエ5】
01/07(金)【タメ口】
01/10(月)【大山君】
01/12(水)【とにかく採点】
01/16(日)【死者の生活】
01/20(木)【夢うつつ状態のときによくある話】
01/25(火)【俺的MMORPG】
01/26(水)【須藤ゆず永眠】
2005年1月3日(月)
今後は泥酔時のweb巡回禁止。(`Д´) >俺
以下、新年明けてから琴線に触れた言葉ふたつ。
伸二よ。
大切なのは良いサッカーをすることじゃない。
どんなサッカーであれ、毎日サッカーをすることだ。
ボールを蹴れない日にも、だ。
だから、You just have to carry onだよ、伸二。
そうジョンレノンの言葉だ。
偉愚庵亭憮録(1月 02, 2005付)より
―― たしかに、あんたの言うことは100%正しいけど、あんたのことは好きじゃない。だからあんたの言うことを聞かないよ、というケースってすごく多いですよね。
今年から引用文の色を青から茶色に変えてみるよ。
年末年始におとうとくんがPS2のドラクエ5持ってきて貸してくれたんでずっとやってる。これスーファミで最後まで遊んだはずだけどほとんど憶えてない。
PS2版のモンスターグラフィックスは3Dでのっぺりしとるね。そして何故か品がない。まどうし系とかくさったしたいとか、歯欠けやヨダレ等のアクセントが下品極まりない。なんだかなー。やられるときのアニメーションはゴールデンラッキーみたいでおもろいけど。
やや遅れましたがみなさま今年もよろしーくです。
2005年1月7日(金)
「これからはよう、男は愛嬌、女は度胸よ。だからプロポーズは女のほうからしなきゃいかんのよ」
「そんなもんスか」
「そうともよ。男が度胸持つと戦争始めるからだめだ」
ビビる大木が今年の正月、沖縄のほうの離島で地元のおっさんと酒盛りしてるときに聞いた言葉だとか。ちょっと含蓄あるね。
27か28になったぐらいからだったかなあ。名古屋弁を照れずに使えるようになったのと同時に初対面の人間と平気でタメ口で話せるようになった。方言おそるべし。相手が40歳だろうが50歳だろうがおじいちゃんだろうがおばあちゃんだろうが関係無し。おっさんになるっていうのはこーゆーことでもあるのだと思う。
無論、逆に年下のひとにタメ口で話されるのもへっちゃらどころかむしろ大歓迎なんだけど、今の日本だとそーゆースタイルは少数派だーね。年下のおにいさんと飲み屋でたまたま隣の席になって話とかするとやっぱ最初は敬語使ってくるもんな。飲み屋の若いおねえさんは武道の達人の如く一瞬にして間合いを読んでたいがいハナっからタメ口にしてくれるけど。プロすごい。
なお、webでは距離が測りにくいので基本的にあんましシツレーのないようにしております。それでも、いけると思ったときにはいっちゃうけどな。
2005年1月10日(月)
今朝みた夢。
同級生の大山君が英語の授業の直前にものすごく慌てて聞いてきた。宿題についてのことらしい。
「なあ、あれ、何だっけ。テロリストに圧かけられたアメリカの運送会社。フェデックスだっけ?」
俺は俺で宿題のことなんかさっぱり忘れてたからそんなこと言われても「うわー、俺全然宿題やってねえよ!」っておろおろしてしまう。そしたらいちばん後ろの席に座ってたメイウェザー少尉が「じゃあお前の(発表の)番が廻ってきたときには俺の教科書貸してやるよ」って言ってくれた。少尉の教科書には難しい単語の下に赤線がいっぱいひいてあって赤で訳がメモってあった。ありがとう少尉。
そんな夢。
大山君で思い出したんだけど小中高の同級生って、すごく仲良かったのに今では名を思い出せなかったり、逆にたいして仲もよくなくて名も平凡なのに顔を思い浮かべたら名字がスッと出てきたりすることがある。ふしぎ。
大場つぐみ=ガモウひろし説がガチって本当? どうも今ひとつ腑に落ちんぞなー。
2005年1月12日(水)
ミック・ジャガーが悪役で出てたB級SF映画が何だったか突然気になってケンサク。そそそ、確かに『フリージャック』だった。今度はその同時上映が何だったか気になったんでケンサク。ジャッキー・チェンのツインドラゴンだった。
自宅でこんなことがいとも簡単に調べられる時代が来るなんて、学生の頃の俺は思っとらんかったよ。当時は絶対に忘れちゃいかんと思った事柄はことごとくノートにメモしてた。今ならもし万一『頑固じいさん孫3人』の家族の名がどうしても思い出せなくなったとしてもwebであっとゆう間に調べることができる。すごいねー。
明け方、CinemaScapeの「とにかく採点」を延々とやった。この作業は、煮詰まってどうしようもなくなったときにちょくちょくやってる。累計で今までに4000タイトルぐらいチェックした。採点したのはそのうち900タイトルぐらい。
作業中、だいぶ前観て長いことタイトルが思い出せなかった映画が何だったのかたまたま判明した。アラン・コルノーの『インド夜想曲』。つまらん映画のタイトルが出てこないのはわかるけど、これはめちゃおもろかったのにタイトルだけ何故かさっぱり出てこなかった。
んでこのデータベースって何タイトル登録してあるんだろ、と思って見てみたら全部で1万5000タイトルぐらいあるとゆうことが分かった。まだ3分の1もチェックしてないよー。未チェック映画は1ページに20タイトル出てくるから、残り550ページぐらい? 1ページチェックするのに10秒ぐらいかかるとするとあと90分ぐらいかかるけ? 5秒でやると45分か。また後日ぼちぼちやるべ。
CinemaScapeは5段階の採点法になっている。やっぱほとんどの評価はは3になるね。5、4、2、1をつけたタイトルはそんなに多くないんで最終的にこの日記でリストとして紹介する予定。まだ先の話だと思うけど。
2005年1月16日(日)
今朝みた夢。
死後の世界がこの世と変わっているところがふたつある。まず全体に白っぽい。大友克洋の漫画みたいな感じがする。そして俺たち3人以外の生き物が見当たらない。おかげでものすごく静かだ。この2点以外は現世とたいして変わらない。
生活の基本スタイルはクルマでの放浪だ。コンビニを見つけて腐ってない食料を調達する。食べ物が尽きたら次のコンビニに移動する。リソースはあきらかに有限なのに対して俺たちの時間は無限にあるわけだからいつかは飢えることになるのだろうがそんな先のことは考えていない。
俺たちは藍色で光沢のある安っぽいビニール製ボストンバッグを3ツ持っている。中には武器が入っている。ナイフ、拳銃、サブマシンガン。それぞれのバッグには同じ種類の武器がまとめて入っている。
建物が崩れ落ちている一角を歩いて探索中、学ランを来た数人の死人に遭遇した。連中は新参者でルールがよく分かっていないらしくすぐに攻撃してきた。応戦しようとボストンバッグのファスナーを開けると中に入っていたのは残念ながら火器ではなくてナイフだった。しかたなくそれを使った。
小柄なヤンキーにいちゃんがよく切れそうなナイフをくるくる回しながら切りつけてきた。右手首の外側を骨近くまでざっくり切られた。思ってたより痛くないけどやっぱ痛てー。俺のナイフは安物っぽくてあまり切れそうにない。勝てるかな?
そんな夢。
俺の場合、夢は現実の体験とあんまり変わらない。匂いもついてる。記憶にある限りでは斬られたのは今日が初めてだけどじっさいにカッターナイフで間違って指切っちゃったときみたいに痛かった。切った瞬間は痛くなくて、後から重い感じに痛くなった。
昨晩、TVでオーシャンズ11観たよ。プロ犯罪者11人チームが金庫破りする話。意外にバカっぽくておもろかった。論理的におかしい点はいっぱいあるけど。爆弾は中国人に持たせりゃいいじゃん、とか。盗まれるがわの悪いヤツっぷりがそんなに描写されてなかったのもアレな感じ。カネいっぱい持ってるってだけの理由でこんなひどいことされたらかなわんわな。作品の評価としては75点ぐらい。まあまあ。
2005年1月20日(木)
ディックのヴァリスがちょっと必要になって本棚の文庫本置いてある場所全部探したけど見つからなんだ。おっかしーなー。あと、塵理論の科学者は設定上元バックパッカーだったよな、ってことも確認しとかないといけなくなって順列都市を探した。これはすぐ見つかった。アジアを4年間放浪してから精神科に入院。だいたい記憶通り。あと、「ぼくは神様」に出てきた管制官ゾロメーは「宇宙確率調整機構」で、「ドジ田ドジ郎の幸運」に出てきたロボットは「宇宙合目的調整機構統計局均整課偶然係長」な。これはローカルファイルをケンサクして事足りた。
問題なのは、朝方ものすごく重要なことに気がついてガバと飛び起き、寝ぼけたまま上記の調べ物を始めたのはいいんだけど調べ終わったときにはいったい何が重要だったのかちっとも思い出せなくなってたって事だネ!
相変わらずちょいちょいCinemaScapeの「とにかく採点」をやってる。ちょうど1万タイトルを超えたあたりから採点者1名のみの作品が増えてきた。これ以上チェックするイミあるんかいなと思いつつも淡々と採点する。観たことある映画、たまーに出てくるしな。あっ。ゲロゾイド出た。
とかなんとか言ってるうちに採点者1名どころか0名のがぞろぞろ出てきたーよ。現在1万1000タイトルぐらい。次クリックしても聞いたこともないタイトルしか出てこないだろうことはわかってる。けどやる。荒行。
政治家が圧力でNHKの番組を改変させたのだの何だのとゆう例の朝日新聞の捏造報道については詳しく知ったところでむかつくだけなんで今までなるべく情報に触れないようにしてきたんだけど、さっきうっかり目にしてしまってやっぱりむかついた。
現実問題として、ないものをないと証明するのは通常まず不可能だ。その逆に、あるものをあると証明するのはずっと簡単だ。この事件では朝日新聞のほうが取材のテープだの何だのを公にして「ある」ことを証明しないといかんのと違うのか。じぶんらのほうに証明の義務があるのに「ぼくちんたちの取材は正しいでちー!」って言い張るだけなのはかえっておかしいよな。じゃあどうして証明しないの、って普通思われるだろ。
とりあえず、朝日新聞の取材を受けるひとは少々めんどくさくても録音や録画を残しておかないと発言を捏造される可能性がある、ってことが世間に知れ渡ったわけだから、善き状態に少しだけ近づいたとは言える。知らなかったら被害者になるかもしれんからな。普通のひとは新聞社が捏造記事を平気で書くなんて思っとらんじゃろ。
どこかで朝日新聞ボイコット運動とかやってないかな。やってたら永続的にバナーを貼る所存でございます。
2005年1月25日(火)
前、竹熊健太郎がじぶんのブログでマルホランドドライブのオチを思いっきりばらしてて、うひー、とおもたんだけどこないだはイージーライダーのオチまではっきりゆっちゃってて、あひゃー、とおもた。こわいなー。
出崎統の『宝島』のCDをウン年ぶりになんとなくかけてみたらえらい感動してしまった。このアニメすごかったよなー。これを超えるTVのシリーズアニメはいまだに出てきとらんと思う。格が違いすぎる。
DVD出てるみたいなんだけど2001年発売のBOXは洒落にならんプレミア価格になってた。TVで再放送してくんねえかなあ。
某MMORPGを先週末ぐらいからやってる。課金は無料だけど一部有料アイテムがあるよ、ってスタイルのやつ。MMORPGってプレイしたことがないんでここらで試しに様子みてみることにした。
いやー、おもんないわこれ。かったるくてかなわん。ゲーム内でトモダチつくるとそうでもないのかもしらんけど、無料ってこともあってかどうもみんな幼い感じがしてちょっときつかった。あと、典型的なオタク口調で「w」とか語尾につけながら、じぶんらが使ってるチートツールの話を延々としてる連中がキモかった。そんなもんわざわざ自慢するようなことでもないじゃろ。
俺もう若くないんでよくわからんのだけど、じっさいのところ小学生〜20代前半ぐらいまでの脳を持ってるひとにとってコンピュータゲーム(ネットゲーム)ってどのぐらい魅力的な娯楽なんだろう? たぶんこれけっこうすごい快楽だよね。本とか映画とかはもう完全に負けちゃってるのかな。
俺が若い頃はちょうどコンピュータゲームの黎明期で当然俺もよく遊んでた。けど、プレイしてて飽きるとフツーに本読んでたりしたよ。TVでおもろそうな映画やってるときは当然その視聴のほうを優先してたし。
今のコンピュータゲームって快楽刺激としてえらい洗練されてそうだからもし若い頃の俺がネットゲームとか知ったらやっぱ本とか映画とかはポイしちゃうのかな。それともそうでもないのかな。
コンピュータゲームに例えば100時間突っ込むよりはその100時間でSF50冊読んだり映画50本観たりするほうがあきらかに視野が広がる。可能な限りの時間を突っ込まないといけないようにデザインされてるネットゲームっていうのは若いひとが遊ぶにはあまりよろしくなかろうとおもた。
30分ぐらいで飽きるけど翌日になるとまた30分ぐらい遊びたくなるようなゲームがコンピュータゲームの理想型じゃあないかな。
MMORPGは、経験値(=突っ込んだ時間)によるレベルアップって概念を捨てるべきだよ。新しいやりかたは、たぶん、ある。
例えばマジック・ザ・ギャザリングのデッキの如く「カード的なもの」の複雑な組み合わせでキャラクターの強さや個性が決まるとか。新参者でもいくつかのスタンダードな組み合わせの情報さえ知ればすぐに第一線で闘えるようにする。当然、ものすごいレアな「カード的なもの」を必要とする組み合わせもあって、それらの入手については確率依存的なものにしておく。時間を突っ込んだひとはそれなりに入手可能性も上がるし、そうでないひとがたまたま手に入れることだってできる。レアなものが強力である必要もなくて、ユニークなエフェクトなんかを魅力としてもいい。
煮詰まってきたらパッチで組み合わせの強さのルールをがらっと変えて対応する。プレイヤーは新しいルール上での最適な組み合わせを求めて試行錯誤して遊ぶ。
キャラクターにレベルなんて無い。キャラクターの強さや個性の全ては「カード的なもの」の組み合わせによって決定される。そうしとけば、レベル上限に達したプレイヤーのこととか考えなくていいじゃん。
あと、キャラクタータイプによって使える「カード的なもの」と使えないそれとがあると近接攻撃系とか魔法系とか回復系とかいろいろ分けられそうじゃね。
今「りそうけい」ってタイプしても漢字変換されなかったから広辞苑第4版ひいてみた。「理想型」って書いてあった。しかしwebでケンサクしてみると理想「型」が26,200件なのに対して理想「形」が約1,040,000件もあった。どっち使うのがええのかの。新明解第5版には載ってなかったし。
【買った本(2005年1月22日)】
南條範夫+山口貴由『シグルイ』3巻(秋田書店)
2005年1月26日(水)
須藤ゆず、1月16日に永眠。16歳。俺よりたぶん先に亡くなるだろうということはもちろん最初から分かってたけどやっぱきつい。
おやすみ、ゆんたん。今までありがとう。
CinemaScapeの「とにかく採点」、やっとおわた。
個人的に高得点/低得点のタイトルは後日発表するよー。
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