2002年8月の毒まつたけ
08/01(木)【ペインタボン!】
08/02(金)【トトロ】
08/03(土)【カスピ海ヨーグルト】
08/04(日)【ジュブナイル】
08/05(月)【職安に行って1回休み】
08/06(火)【風邪ひきました】
08/07(水)【蜂退治】
08/08(木)【ディルレヴァンガー逮捕で1回休み】
08/09(金)【血の絆】
08/10(土)【モデムの不具合】
08/11(日)【二日酔いで1回休み】
08/12(月)【カレー】
08/13(火)【1回休み】
08/14(水)【1回休み】
08/15(木)【離職票】
08/16(金)【ホストさん】
08/17(土)【遊戯王】
08/18(日)【イローナの四人の父親】
08/19(月)【コドモのフトコロ事情】
08/20(火)【今日は丸々レスになっちゃいました】
08/21(水)【マイナス・ゼロ】
08/22(木)【1回休み】
08/23(金)【拷問】
08/24(土)【1回休み】
08/25(日)【台風のフー子】
08/26(月)【大学】
08/27(火)【1回休み】
08/28(水)【求人情報サービスセンター】
08/29(木)【伯林が原告の民事訴訟、第一審の判決がやっと下る】
08/30(金)【そらトびタマシイ】
08/31(土)【用心棒】
2002年8月1日(木)
寺田克也『ペインタボン!』を読んだよ。
画集みたいなもんかしらと思いつつページを開けたら、テキスト部分があまりにも読みごたえがあって驚いた。画集じゃないな、これ。恐るべし伊藤ガビン。
ペインターというグラフィックソフトで絵が描かれてゆく様子を、段階的に見せながら解説してくれる本。寺田克也×大友克洋の対談も有り。
どうすれば絵が上手くなるか、ということを語りながら(伊藤ガビンが絶妙な匙加減で寺田から話を引き出している)、じつは物凄く普遍的なことを言っている。わたくしは絵描きじゃないけど面白く読めた。無論、絵描きなら必読。
要するに、グラフィックスでも音楽でも書き物でも漫画でも料理でもお笑いでも、基本ができない奴はダメで、その基本を身につけるにはそれなりのリソースを突っ込まないと無理、って話。あと、ほとんど執着的とも言える向上心が無いとダメ、とか。
えらく実用度の高い書物だったので少し得した感じ。ちょっとお値段は張るけどお薦め。
【今日買った本】
雑誌「テレパル」8月3日号(小学館)
2002年8月2日(金)
テレビでやってたとなりのトトロをビール飲みながら観てたら胸がキューッとなって涙が出た。ちょっと塩梅がオカシイのかもしれない。トトロはオバケとカミサマの中間ぐらいの存在で、ヒドイことされたときには、怒ることもなく悲しむこともなく、少し遠い目をしながらそのままどこかもっと居やすい場所へ行ってしまうんだろうな、と思ったら寂しくて泣けてきた。
今回は、最後のほうでサツキがオネガイに来たときの大トトロの喜びっぷりがかなり堪えた。
世界中を見回してみると、人間に対して厳しい環境の世界ほどカミサマはキツくなる傾向があるということが分かる。狭い土地にぎゅうぎゅう詰めで仕事先では全員ピリピリ、悲観して自殺するひとも大勢いる、って過酷な世界のカミサマなんかは相当にキツいのに違いない。
マネーの虎を観て憂鬱になる理由が分かった。あれは虎などというものではなくて何かもっと別のもの、おそらく昆虫的な何かの系統に属するものなのだと思う。
2002年8月3日(土)
アスキーアートのキャラクターが商標になったら今まで以上にテレビ(特にNHK)でミキレるのが難しくなるのではなかろうかと思う今日この頃。
昼寝しながらNHK-FMをうつらうつら聴いていたら、トーク番組ゲストの若い演歌おねえさんが「梅干し好きですよー」とか身体に良さ気な食べ物の話をしていた。食べ物系の話題は商品名が出やすそうなのでちょっとドキドキする。
それでも「カスピ海ヨーグルト」ですら「いま流行りのアレ」で済ます慎重さ(いやこれはべつに言ってもいいんではないか)で難なくクリア。司会者もうろたえる様子が全然無く、なかなかやるネと思い、番組表を調べてみたらどうも録音の番組っぽかった。ちぇっ。
しかしまあカスピ海ヨーグルトってのはえらく久し振りの大きな食い物系ブームになっているようだ。1975年の紅茶キノコ以来って言っていいんじゃなかろうか。紅茶キノコほどうさんくさくはなく実用的(つまりヨーグルトをメーカーに頼らずに生産する、っていう常識的な目的がある)ではあるが。
「自宅」「増殖」「健康」、普段触れない不思議な何かを育てる感覚ってのがツボを刺激するのかも。
1975年ってどんな年だったのだろう、とちょっと調べてみる。インフレ収束。雇用情勢悪化。企業倒産続出。地価は戦後初めて下がる。と、そんな年だったらしい。不安メーターが振り切れてしまうとこういう感じの不思議食品が流行るのかなあ、とテキトーなことを言ってみる。というかこじつけ。
2002年8月4日(日)
ビデオに録っておいた『ジュブナイル』を観る。インターネットで広がった例のドラえもん最終回を原案としていると聞いていたのでエンドクレジットに注意してみたけど、テレビ版では原案者の名は表示されていなかった。ホントのところどうだったのかケンサクしてみたら藤子不二雄ファンサークル・Neo Utopiaのサイトに監督へのインタビューがあるのを見つけた。それによるとどうやら劇場公開時にはスペシャルサンクスとして原案者の名がクレジットされていたようだ。
で、映画としてはどうかということだけれども、まあ、コドモと一緒に安心して最後まで観ることができそうだな、って感じだった。液体窒素を扱うときの緊張感の無さだけはいかがなものかと思ったが。
とは言いながらも観てる最中になんだか気恥ずかしくなって大半は早送り。賢者であるところの香取を含め、敵役や端役など全ての登場人物がコドモ。既にひねたオトナであるところのわたくしにはそのあたりの香りが少し強すぎた。意図は分かるが。コドモのころ観てたら楽しかったかもな。
テトラは、泣かす系のロボットとしては王道のキャラクター設定だと思う。シンプルなアタマで考えたあげくにトモダチを助けるために自分を犠牲にしちゃう、って姿にキューッと来るのは、誰しもが惹かれるぼんやりとしたある種の概念を濃ゆい形に抽出して表現しているからだろう。ドラえもんの「台風のフー子」もこの系統。ただ、じゃあこういう概念はどうして我々のスイッチを押すの、ということを突き詰めて考えてゆくとものすごく冷たい結論になりそうなので敢えてここでは考えない。(評価:65点)
2002年8月5日(月)
猛暑のなか小一時間自転車を漕いで行った職安で力尽きて1回休み。ウチからいちばん近い職安ではコンピュータを使ったケンサクがまだ導入されていないのがツライ。
今の職安って、仕事探しにゆく場所ってよりは失業保険給付の支給を受けにゆく場所って感じになってると思う。求人票もウソ多いみたいだし。
求人票にウソを記載した企業からの求人はその後何年間か受け付けないことにする、ってことにはできないものなのだろうか。営利団体じゃないんだからそのぐらいやるべきだと思うがな。来るものはインチキも含めて拒まず、ってのはちょいとオカシイと思う。
明日は別の職安の様子を見にゆく予定。
【今日買った本】
宇河弘樹『朝霧の巫女』3巻(少年画報社)←攘夷上等。
2002年8月6日(火)
どうも軽く風邪ひいたみたいなので本日の予定は変更。家でおとなしくしておくことにする。昨日、職安で求人票を必死でめくっているときもダラダラと鼻汁が出て困ったのだが、昨晩深夜あたりからそれがひどくなってきた。
風邪のひきはじめは、割れたガラスのニオイが頭のなかでする。よくわからん表現だがとにかくそんな感じ。
さいきん「香ばしい」という言葉がネガティブな意味で用いられているのをウェブ上でよく見かけるが、これはサイバラが漫画の中で「こうばしい」として同様に使ったのが元なんじゃないかと思ってみる。ずいぶん前の話。
昨晩のワールドビジネスサテライトで、砂浜にうちあげられたタイヘイヨウアカボウモドキ(クジラの一種)の映像が流れる。場所は南アフリカ。つい先日も、鹿児島県川内市の海岸に漂着して砂浜に埋められたクジラがじつはコレだったのではなかろうかということで掘り起こされたばかりだ。
今までたった2体しか確認されていなかった種が日本と南アフリカとで同時期にうちあげられたわけだ。何かイミあんのかな。
2002年8月7日(水)
あまりにも暑くて今日も外出せず。マズイ。
週刊少年ジャンプに『世紀末リーダー伝 たけし!』を連載中の島袋光年が児童買春・児童ポルノ処罰法違反の疑いで逮捕された。16歳の女子高生に8万円渡してナニヤラしていたようだ。
行為があったのは昨年11月らしいからけっこう前の話。こおゆう事件の捜査ってどういう手順で進められるのかな。女子高生の金遣いが荒いのに気づいた親が問い詰めて、って感じなのかな。
それにしても8万円ってのはいくらなんでもぼったくりプライスだと思う。
ベランダの蜂の巣がけっこうでかくなっていたので除去することにした。アシナガバチ。
窓からすぐの距離なので、とりあえず窓半開にして火バサミで巣を落とすことにする。
道具を手にしたその瞬間、蜂の大群が巣から飛び立って一斉警戒。2匹は即攻撃してきた。ベランダに置いてある火バサミを拾って手に取っただけ。こちらは直接的行動は何もしていない。巣が小さかった頃、毛布を干すためにそばをちょくちょく通ったときは平気だった。長い棒を手に持った人型はヤバイ、というのが最初からプログラムされているのだろうか。それともテレパシーか。びびってすぐに窓を閉めた。
心臓バクバクのまま対処法をネットでケンサク。ゴキブリ用殺虫剤がけっこう効くようだ。家にあったコックローチSを使用してみることにする。
様子が落ち着いたところを見計らい、サッと窓を開けて連続噴射してみた。20匹ほどの働き蜂が、気持ち悪いぐらい簡単にぽとぽと落ちた。部屋に1匹侵入されていたのでそれも後で片づけた。コイツはかなり丈夫だった。いちばん強いヤツがいちばん最初に果敢に突っ込んできたのだろう。
夕方、干してあった布団を入れようと様子をうかがってみた。巣はもうないのだが、まだ何匹か生きてブンブン飛び回っている。しかもケンサクして得られた情報通り、巣を失った蜂はかなり怒っている。
それでも布団を取り込まなくては今晩寝れないので、慎重に1匹づつスプレーをかけて処理していったのだがどうもオカシイ。数が多すぎるのだ。
よく見たら別の場所にもうひとつ巣があった。最初のよりデカイ。
やむをえずもう1回大虐殺。死屍累累。
アシナガバチはゴキブリ用スプレーで撃退できるということを学習。スズメバチだったらリスク高すぎるから保健所に連絡するけどな。(アシナガバチは樹木の害虫を狩って取ってくれる益虫ということになっているので、駆除の手助けはしない保健所が多いとか)
読みかけだった小林泰三『海を見る人』の残りの作品を読み終えた。
これまたえらく敷居が高い作風のような。歳とって脳が固くなってしまったのか、ハードSF的設定の部分がよく分からない。こういうカンジは、SFのあるべきカタチのうちのひとつなのだとは思うが、だからSFってジャンルは一部好事家の特殊な趣味、って位置になっちゃうんだろうな、と思った。これでも自分は小さい頃からSFに接しているわけで、そういう人間が読んでちょっとツライのだから、フツーのひとはもっとツライだろう。しかしそれがジャンルとしての特性なのだからいたしかたなし。
この作品集はわたくしにはちょいと難しすぎました。何故だ。イーガンなんかだと、言ってることは不思議とだいたい分かるのだが。
2002年8月8日(木)
例の猫殺し実況事件で書類送検されていた松原潤27歳(広島県呉市焼山西3)が7日に逮捕されて起訴。動物愛護法違反容疑の場合、書類送検から略式起訴で罰金刑になるのが通常だそうだが、今回はあまりにもヒドイので異例の逮捕となったらしい。「1年以下の懲役又は100万円以下の罰金」ってのは軽いのか重いのか。
さらにもうひとつ発見した蜂の巣を駆除して1回休み。不調。
【今日買った本】
田口雅之(:画)+高見広春(:作)『バトル・ロワイアル』7巻(秋田書店)
2002年8月9日(金)
先日古本屋で買ったA・J・クィネル『血の絆』を読んだよ。
はるか彼方の外国で行方不明になった息子を探すために母が冒険に出る話。イイ奴がワルイ奴と対決する話でもある。南国の香りただよう海洋冒険小説。
ニューヨークで簿記係をやっている母の元に息子が外国で行方不明になったという報せが届く。今まで国外には出たこともなく資金も無いに等しい彼女が、全てを捨てて探索の旅に出る。無謀な話だけど、この物語の世界では不思議なエンが働いてなんとか彼女を助けてくれる。以前、映画アルマゲドンを観てなんかちょっとヤだな、と思ったのとは真逆のチカラがこの作品の世界では表現されている。
類は友を呼ぶの言葉通り、善のがわには気持ちいい奴が続々と集まってくる。俺たちが存在するこの現実世界もこんなにそこかしこに善が遍在してたらきっとステキだと俺は思うんだけど、どうよ、って作者が主張してるようにも思う。そういうビジョンを見せる、ってのはフィクションというものが持つ大事な使命の一部なのかもしれない。ワルイ奴はコテンパンにやられなければいけないし、イイ奴は最後にはシアワセになるべきだ。単純だけどそれでいいじゃん。
クィネルは相変わらず善のがわの爽やかな脇役キャラクターを描写するのが巧い。そしてこれまた相変わらずクライマックスはあっさり風味。余韻はかなり良質。
読み終えた直後、セーシェルのマヘ島についてケンサクしちったよ。1回行ってみたいね、この島。
2002年8月10日(土)
世間一般では今日あたりからお盆休み。さすがにこの期間は職探ししてもしかたがないのでちょっとだけ気がラクではある。
昼に起きてパソコンを立ち上げたところネットに繋がらづ。再起動しても駄目だったので階下のモデムの様子を見にゆく。点灯していなければならないはずのランプがどうも点いていないような気がする。ACアダプタを1回引っこ抜いてみたら正常な状態に戻った。
Yahoo! BBのモデムって何十日間隔で定期的に電源抜かないとダメなんだったっけ? そのあたりはっきりしないので、次にまた繋がらなくなったときの俺のためにメモ。モデムの電源抜けば直るからな。>何十日後の俺
夜8時過ぎに友人から電話かかってきて1パイやりにゆく。キャバ2セット×バー×バーのコンボで瀕死。
就職して2か月前に宮城から名古屋に出てきたとゆう若いおにいさんをまじえて明け方まで酔っぱらう。漫画の話がいっぱいできて楽しかった。つーか、2ちゃんねるの存在を知ってるひとと実生活で会話することって滅多にないので、「キター!」とか「ショボーン」とかがちゃんと通じるのが単純に可笑しかった。
2002年8月11日:記
2002年8月11日(日)
猛烈な二日酔いで1回休み。カレーの材料を買ってきてもらっていたので、それだけはふらふらになりながら頑張ってつくった。当然、食べるのはムリ。全て冷凍にした。
2002年8月12日(月)
4回分に分けて冷凍しておいた昨日のカレーを昼に食す。茄子を1本分テキトーに輪切りにして加えてみた。えらくおいしく仕上がった。昨日は中華鍋使って煮込んでみたからかなあ。いや、トマトが出来のいいヤツだったからかもしれん。鶏肉はフツーだったな。スパイスの分量は変えてないし。生姜のおろしかた変えたからかな。謎だ。
生姜は横にしてすりおろすと繊維が壊れなくてヨイらしい。そうすると汁の中にもなんたら言う身体にいい成分が多く抽出されるそうだ。こないだテレビで知った。じっさいやってみると、確かにそんな感じだし何よりおろしやすくてイイ。
深夜、『イローナの四人の父親』(かなりオモチロイ)を読みつつ寝る前にWWWCの更新チェックをかけたら、おとつい一緒に1パイやったおにいさんが掲示板に書き込んでくれていた。わーい。また飲もうねー。
2002年8月13日:記
2002年8月13日(火)
おとうとくん帰省中で1回休み。
2002年8月15日:記
2002年8月14日(水)
完全に1回休み。更新滞り気味。
2002年8月15日:記
2002年8月15日(木)
かへるさんの日記で、小林泰三は「こばやしやすみ」と読むと知る。タイゾーじゃなかったのか。
こないだの8月3日に名古屋の丸善でトークイベントがあって、調子良ければ行ってみようと思っていたのだけど、テンション上がらず行けなかった。トークの相方が牧野修だったのでちょっと見てみたかったのだけど。
書くことがない。ので以下役に立つか立たないか分からない話をしてみる。
友人が先日会社をやめた。
7年強のあいだ営業として勤めていた会社だ。最近、人間としてどうしようもない男が上司になって、まあ潮時だな、というのがやめた理由らしい。やめる日になったらその上司をぶっ殺してやると公言していたら、40過ぎたいいおっさんがびびって突然有給をとったそうだ。まあ傷害事件にならなくてヨカタよ。
その友人はものすごく温和なヤツだ。そんなヤツに、ぶっ殺してやる、とガチンコで言わしめるようなヒドイことがいろいろあったらしい。それでも書類上は自己都合による離職ということにされていた。
自己都合による離職だと失業保険給付は3か月後から3か月分しか受けられない。会社都合だと、すぐにもっと長い期間もらえたりする。差は大きい。
どうにも納得いかなかったので、職安で滔々とゴネてみたそうだ。まあゴネるというよりは事実を並べてこれはオカシイのではないか、という話をしただけなのだが。
そうすると、「職安の所長の一存で4か月分すぐに給付を始める」のと「調査をおこなってその主張が正当だった場合には6か月分すぐに給付を始める」のとどちらか選んでください、ということになった。ただ、所長の一存を選んだ場合には、ダメと言われたらそこでオシマイ。調査、ということにした場合には、会社とまたいろいろモメることになるかもしれない。どちらも一長一短アリ。
確かに糞みたいな会社だったがモメるのもめんどくさいので、じゃあ所長の一存で、ということにした。
その後、分かりました認めましょう、ということですぐに給付が始まることになった。
要するに、離職票に書いた離職理由が納得できなかったら、書いちゃった後でも職安で1回そう言ってみたほうがいいよ、とそういう話。もちろん、それって法律違反なんじゃねえの、ってぐらいのことを会社がしていないとダメらしいので、御注意を。
余談になりますけど、
「んで、これからどうするのだ」
とゆう話をソイツとしていたら、クラブのバウンサー(※)の話がひとつ来ているのでちょっと考えてみようかな、とかムチャクチャなこと言ってました。いや、わたくしもうすうす勘づいてはいるのだけれども、どうも我々ぐらいの歳になるとまともな就職はできそうにねえなあ、と。わたくしはわたくしで、じゃあ10年ぶりに投稿でもしてみっかな、とボンクラなことを言っていたらふとわれにかえって軽く鬱になりました。
※:用心棒
2002年8月16日(金)
先日から多摩川に1匹のアゴヒゲアザラシが出没してものすごい数の見物人を呼んでいるとか。
昔読んだ小説の中に、海岸で人間になつくようになったイルカはたいてい心無い人間に殺されてしまう、というようなことが書いてあったけどホントの話なんだろうか。ちょっとだけ調べてみたが事実かどうかはよく分からなかった。
そういうことになる前にこっそり捕獲してどこか別のところに連れていったほうがいいんじゃないかなあ。話、大きくなり過ぎてるよ。アザラシが死ぬそのこと自体も嫌だが、アザラシが殺されることによってみんながへこんで日本全体に嫌な影響が出てしまうのもマズイと思う。
金スマの企画「ホストふしぎ発見」なんぞ観つつ。もちろん世界ふしぎ発見のパロディ。ホストさんの生態クイズ。
前勤めていた会社のそばにはホストクラブがあった。わたくしたちが朝出勤するとへべれけになったおねえさんがたわし丸出しで路上のクルマの中に独り昏倒していたりした。たぶんちょいと遊びすぎたのだろう。昼、カレー屋にゆくとホストさんがおえねさんたちを引き連れてなだれ込んでくるのにもよく遭遇した。あと、朝の公園でシャブ中のごとく暴れる黒服のホストさんとか。
ある日の朝、路上で号泣している若いホストさんが先輩(だと思う)の胸のなかでよしよしとなだめられている光景なんぞも目にしたりして、なんかみんなタイヘンだなー、とオモタよ。
男がキャバクラ行くときにはたいしてお金もかからないけど、女のひとがそういう感じの夜の遊びをするときには、キャバ等に比べてだいたい数倍以上のお金がかかることが多い。なんか不公平だよなー、とか思う。
ホストさんの場合はだいたい30歳で引退して新しく店を開くか、まったく別の事業を始めるかどちらか選ばなければならないわけで、そのときまでにむしるだけむしっておかなければならない、というのは確かにある。料金体系も含めてキャバクラみたいな感じのホストクラブが無い(と思う。違ってたらゴメン)のは、ホストさんというジョブは小遣い稼ぎ感覚ではムリ、ということでもあるのだろう。いや、できないこともないかもしれないけど、平均的なキャバ嬢程度の稼ぎでは将来的にお先真っ暗だよ、と。
なんて冷静に書いてるお前のほうがよっぽどお先真っ暗じゃねえか、と、ふと気づいたが、状況があまりにも洒落にならないので逆に笑ってしまった。だめだこりゃ。
2002年8月17日(土)
なんとなーくテレビで遊戯王を観る。積極的に毎週観ているわけではないけど、この番組にチャンネルが合うと、ぼけーっと最後まで観てしまうことが多い。
遊戯王というのは週刊少年ジャンプ連載の漫画だ。主人公たちがカードゲームで闘う話。この作品に出てくるカードゲームはコナミから発売され、コドモらのあいだでえらい人気となっている。
希少価値の高いカードは限りなく強く、新しいカードが発売されるたびにインチキくさい特殊能力を持ったカードがどんどん追加されるので、勝ちつづけるためにはお金を突っ込み続けなければならない。ゲームとしてはあんまり面白くもないだろうな、とは思う。
しかしアニメは意外に面白いのだ。
対戦中、見たこともないカードのわけのわからない新能力を相手に告げられた主人公が為す術もなく翻弄され、負けそうになり、ぎりぎりでなんとか持ちこたえ、切り返す。これを2〜3回繰り返し、最後には大逆転して終わる。普通、突然インチキルールを持ち出されたら上島竜兵のひとりやふたり乗り移ってしまいそうなものだが、この作品での主人公たちは「何ィ!」「くそう!」等うめくだけだ。帽子を地面に叩きつけることもない。
ゲーム自体は嫌ゲームにしか見えないのに、何故作品としてはけっこう楽しく観ることができるのか。少し考えたらすぐにその理由が分かった。
車田正美あたりから脈々と続く少年ジャンプの対戦モノ漫画って、よく考えてみたら昔っからずーっとこんな感じなのだ。「ふふふ見せてやるぞ俺の必殺技を」って場面は格闘対戦漫画でよく見かけるけど、これで言うところの必殺技ってのは遊戯王で突然出てくるインチキルールとイミはまったく同じなんだよね。次はどんな強そうな技(ルール)が出てくるのだろう、というところに興味のポイントは存在し、その他のムチャなところは観てる人間にとってはたいした問題じゃあないのだ。
対戦モノ漫画の根幹に昔からあった骨組みが、明文化されたルールが持ち込まれることにより露わになってしまった、ってのは少し面白いな、と思った。
【今日買った本】
雑誌「テレパル」8月17日号(小学館)
2002年8月18日(日)
日テレの24時間テレビを観るとそのときのじぶんのテンションが分かる。ほどよいときには、まあいいんじゃネーノ、愛は地球を救うカモよ、と、やや視線は生暖かめであるとは言え肯定的な気持ちになるのだが、いろいろ具合悪いときに観ると何とも言えない不愉快なものを感じて眉間に深い縦皺を寄せたりする。
今年は、ちょっと観ただけでドス黒い気分になりました。
昨日、A・J・クィネル『イローナの四人の父親』を読み終えた。
1956年のブダペスト。ひとりの娼婦と四人の男とが関係を持ち、娘がひとり生まれた。14年後、その娘イローナが誘拐され、四人の父親たちは共同で救出作戦を開始する。
四人の国籍がバラバラで、それぞれ現在では、スペツナズ、CIA、BND、MI6、の大物、ってのがミソ。世界最強の父親四人組。
本の真ん中ぐらいまでは、それぞれの父親の日常がひとりづつ描かれている。職業が職業だけに4ツの話ともちょっとした出来のいいスパイアクションだ。そこまでは面白かった。
四人が集合したときに視点キャラクターをどうするのだろう、と興味津々で読み進め、その点もわりとソツなくこなしてあるのを見て、やっぱ巧いよなー、とか思いつつ、最後にがっくりきた。
こりゃアンフェアだろう。
特にミステリというものに対して一家言持っているわけではない。そんなわたくしでもアンフェアという言葉を使いたくなるほど、この小説にはあからさまにオカシイ点がある。それで全てが台無しになってしまった。惜しいネ。
これでクィネルの旬の頃の作品で読んでいないのは『サン・カルロの対決』だけになっちゃったよ。ケンサクしてみたところ評判良さ気なので、出会ったら確保してゆっくり読もうと思う。
2002年8月19日(月)
多摩川のタマちゃんがおとついあたりから姿を見せていないらしい。こういう灰色の結末はしんみりしててイイ。きっと今ごろは海に出てのんびり北に向かってるところだヨ。
入場料を一律1000円とした『釣りバカ日誌13』が大ヒットしているとか。
前作の興行収入は5億6000万、前々作は6億1000万だったのだが、今回は10億を突破しそうな勢いなのだそうだ。ムチャなデフレ作戦というよりはこれが適正価格なのだと思う。フツーのひとは1本の映画に1800円は出さない、ということだ。
昔、名古屋では映画というものは二本立てで上映されるのが普通だった。『ターミネーター2』(1991年)あたりのときもまだ二本立てだったように記憶している。いつからか、たぶん90年代前半あたり以降、劇場で映画を1本鑑賞するのにかかる費用は一気に倍になったわけだ。
同時上映というシステムが下火になるまでは、コドモは1本あたりだいたい600円、缶ジュース5本ぶんぐらいで映画を観ることができた。
でんでん曰く、コドモの頃に形成された習慣はオトナになっても残る、という。このひとがいちばん最初にハンバーガーの価格破壊をおこなったときにはそのことを念頭に置いていたそうだ。マクドナルドのハンバーガーを食べる習慣をコドモにつけさせれば、その子はオトナになってもその習慣を維持するだろう、と。それにはコドモでも買えるような価格でなくてはならない、という理論らしい。体力にまかせた価格破壊に対しては賛同しかねるが、将来の消費者を育てる、って考え方は面白いと思う。
今、雑に考えて平均的なおっさんの月の小遣いは3万円ぐらいで、フツーの小学生のソレは3千円ぐらいだろう。ということは小学生の千円はおっさんの1万円に相当することになる。年齢的におっさんのひとは考えてみるといいけど、映画1本1万1千円(コドモ料金換算)です、って言われたときに果たして自腹でソレ観にゆくかね。
出版界も不況だということだけど、それもけっきょくは価格的にコドモが活字本買って読めなくなったからなんじゃねえの、と思う。文庫本1冊8千円です、って言われたとき、我々おっさんは果たしてソレ買うかね。
コドモ目線の映画1本1万1千円、本1冊8千円、ってのを受け入れることができる(できた)ひとたちも確かに存在する。じっさいわたくし個人はそれに近かった。しかしそれは少数派であって、フツーのひとはもっと別の楽しいことを見つける。習慣化はしない。
紅茶キノコやカスピ海ヨーグルト、ついでにシーモンキーやたまごっちを見ても分かるように、日本人は何かを育てるのがスキだ。狩猟民族的な短期間での効率を重視したスタイル(アメリカ人のビジネスに対するスタンスってとっても刹那的だと思うのだが、いかがか)で今現在しか見ないより、先のことを考えて育てる、っていう農耕的な先行投資スタイルのほうが日本人には気質的に合ってるし、より高等生物らしいんじゃないかなあ、とか思う。
デンパが飛んできたのか、急に『にらめっこ四重奏』について調べたくなった。小さい頃けっこう楽しく読んだ記憶がある漫画。どんな雑誌に載っていたのか等はさっぱり憶えていない。
ケンサクしてみる。
作者は山田路子。雑誌小学四年生で1977年あたりに連載されていたらしい。単行本はてんとう虫コミックから全4巻。表紙画像も見かけたが、これってこんな感じだったっけ、と驚いた。樹なつみ並みにシャープな絵柄だったという印象が残っているのだが。記憶って怖いネ。
今読んでもたいして面白くないんだろうな、たぶん。
というか今気づいたが1977年って言ったら俺が小学校入学した年じゃねえか。なんで小学四年生連載の漫画の記憶があるんだ???
――と一瞬トワイライトゾーンに引きずりこまれかけた(いや、今はいないけどほんとうは3歳上の兄か姉がいたのか、とか)が、さらに調べてみるに、どうやら当時読んでいたのは1980年に小学四年生連載の「和菓子店
vs. 洋菓子店編」だったようだ。記憶にある内容もそんな感じだったし。年代も合ってるし。あー、びっくりした。
2002年8月20日(火)
shakaさんの日記を読んで、じぶんのコドモの頃ってどんなんだったんだろー、と思いつつ。
本の場合は図書館もよく利用しましたが、いかんせんあまり図書館で見かけないような本が主な興味の対象だったので、古本屋にもお世話になりました。カバー無しのボロボロのハヤカワ文庫SFが3冊100円、とか。コドモの経済状態とか考えるとBOOK
OFFなんかも無下に批判するべきではないのかモナー、と今思いました。
映画に関してはなんともならんので小遣いためて前売り買って観にゆきました。オトナに連れてってもらうのがあんまり好きじゃなかったので、同好のトモダチと行ったり独りで行ったりしました。最後にオトナと観たのはスターウォーズの帝国の逆襲(1980年)だったかなあ。初めて独りで観に行ったのはランボーと地中海殺人事件の同時上映(1982年)。次の日、熱出して学校休みました。
あとはテレビで。だけどこれは親に理解がないと観せてくれなかったりして厳しいものがあります。地獄の黙示録なんか途中で騙されて寝かしつけられましたよ。
確かにコドモの映画料金は高すぎですね。せめて500円ぐらいなら。電車賃とか考えると、このぐらいが誰に断ることなもく観にゆくことができるギリギリの線でしょう。独りで行っても良しトモダチとわいわい言いながら行っても良し。
だいたい中学生ぐらいまでなら、映画や活字はお菓子やジュースという肉欲的なものに負けちゃうわけで、もーちょっと価格的に手軽でないと愛好者の人口は増えないんじゃないかなあ、と思います。活字はコドモ料金とかムリなのでしょうがないとして、映画はなんとかできるんじゃなかろうか。愛好者の人口が増えれば、その中から、俺も作り手がわにまわってやる、みたいに鼻息を荒くする人間も確率的に多く出てきて作品の質も上がり、オモチロイからまたコドモも観にゆく、って感じで良い循環になるんじゃないかなあ。
クィネルの短編集『地獄の静かな夜』のカバー折り返しは思いっきり顔写真出てましたね。ものすごく簡単な経歴も書いてありましたが、いやー、やっぱ深いひとなんだな、って感じでした。
2002年8月21日(水)
サマージャンボは9000円突っ込んで当選3900円。前回と似たような結果に。
あと1000分の1。
前に書いた通り、30枚買った場合、「5千万円以上の当選まであと1000分の1だったヨ!」ってなる確率はだいたい166分の1もあるわけだ。もう一桁上げることができるようになれば多少は使い物になるかもしれないという妄想。何の使い物かは知らんが。
広瀬正『マイナス・ゼロ』を読んだよ。
昭和45年発表のタイムマシン物。太平洋戦争前後とその18年後である昭和38年との間でややこしいことになる話。
さすがに全体に小説として古くさい雰囲気があったけど、それでも面白かったので一気読み。
ただ、ライターの一件はなんかオカシイと思った。これでは無限の耐久力がある、ってことになる。しかしそれが可能となってしまうことを考えると、やっぱタイムパラドックス物に出てくるような形のタイムマシンってのは現実にはムリなんだろうな、と思った。もし現実に時間旅行ができるような仕組みが発明されたにしても、過去に何か物体が飛んだ瞬間にその過去はもう現在とカンケーのないまったく別の歴史を進むことになるのだと思う。たぶん。
あと、
やっちゃってたのかヨ! ヽ(`Д´)ノ
31歳のおっさんとしてはとってもうらやましかったので少し取り乱してみました。
2002年8月22日(木)
19日発売の高橋由佳利『トルコで私も考えた』3巻が捕獲できづ、しょんぼりして1回休み。大地震のときの話とかは描かれたのかなあ。作者が被災したかどうかは分からないが。
【今日買った本】
小田扉『そっと好かれる』(太田出版)←御近所だとけっこうデカイ書店でも1冊しか置いていない屈辱。
2002年8月23日(金)
衣類の収納には観音開きのタンスを使用している。
タンスの上80%ぐらいの空間はハンガーに吊るされた上着等に占められているわけだが、その下の隙間がもったいないので、Tシャツ等はそこに平たく積み上げてしまうことにしている。洗濯が終わったものから下へ下へと入れてゆけば、上から順番に取って着用することによって各衣類を平均的に使うことができる。
今日、タンスの中に置いてある衣類の下に洗濯済のTシャツ数枚を突っ込もうとしたとき、エライ事になった。
思わず口から「ほへー!」という意味不明の絶叫が出た。
タンスの底板の大きなササクレが右手人指し指の爪の間に突き刺さったのだ。血がドクドク出た。
耳掻きの先っぽぐらいの大きさの木片が指先を2ミリぐらいえぐっていた。たったそれだけで「ほへー!」となった。
カイジはよくこんな拷問を我慢できたな、と思った。
爪の間に何か突き刺す、ってのを初めて見たのは確か夢枕獏の魔獣狩りだったと思う。それより前にもこのネタはあったのだろうか。ヒドイ拷問だ。
ちなみにさいきんこれはヒドイな、と思った拷問は、さそうあきら/花村萬月『犬・犬・犬』でヤクザが見せた歯医者系のヤツ。後でどうせ殺すのにもかかわらず、拷問の間は失血死しないように傷口を焼いちゃうところなんかがリアル。単行本は昨年の漫画大処分で捨てちゃったからキャプれないけど、これは相当ヒドかった。さそうあきらは、あの絵柄でたまに強烈な残酷描写をするから油断できない。
やっぱり元ネタは映画『マラソンマン』なのかな。
1時間もしないうちに痛みはほとんど無くなった。指先ってのは快復しやすいようになってんのかな。
2002年8月24日(土)
バリカンで頭をジョリジョリした。ここ2年近く床屋には行っていない。坊主頭はカネかかんねーなー。約2年間の総計で7万円ぐらいは床屋代を浮かせたことになる。
入浴後、ふと気づいたら昨日負傷した爪の間奥深くにコマカイ髪の毛が2本ほどずっぽし入り込んでいた。爪の上からはっきり透けて見えるので気になってしょうがない。よってカッターナイフでほじくりだすことにした。
うっかり刃を深く突っ込みすぎたりして「はひー!」とかうめきつつ1本は摘出した。
小さいのがあと1本埋まったまんまなんですけど、これってほっとくと肉が周り取り囲んで一生このまんまになったりするんですかね。なんかヤだな。
そんな感じのしょぼい話で1回休み。
【今日買った本】
小川隆章『渺々』1巻(講談社)←ムチャクチャ面白い。そして深い。お薦め。
かわぐちかいじ『ジパング』8巻(講談社)
高橋由佳利『トルコで私も考えた』3巻(集英社)←近所の小さい書店で捕獲。ざっと眺めてみたけど大地震については敢えて触れてなかった。
2002年8月25日(日)
来年の劇場版ドラえもん「のび太とふしぎ風使い」にはフー子という名のキャラクターが出るらしい。台風のフー子を元にしてるようだが公式サイトを見たところゼンゼン別物。元のフー子のほうが10倍は可愛い。なんだかなー。
画ヅラは風の谷のナウシカ+中国の鳥人みたいな感じ。これもまたなんだかなー。
ドラえもんの劇場版は鉄人兵団までじゃよ。
昨日、眠れずになんとなく途中から観た深夜映画『レッサー・エヴィル』が意外に面白かった。イタズラで間違えて人を撃ち殺してしまった高校生4人が、おっさんになってそのことがバレそうになり山小屋で4人きりで相談する話。高校生のときの話とおっさんのときの話が交互に同時進行する。わりと閉鎖空間系。カメラが妙に綺麗。サスペンスの盛り上げかたは抜群に巧い。監督はデビッド・マッケイ。メモ。
2002年8月26日(月)
タマちゃん、今度は鶴見川に出没。エライ事になる前に保護してやったほうがいいと思うのだが。
ウェブをウロウロしているときにたまたま目に入ったサイトを読んで、なんかいけすかねえヤロウだな、と感じてプロフィールを見てみたところ特定の大学の出身者だった、とか、後でなんとなくそれが分かった、とかいうことがちょくちょくある。
逆に、このひとなんかいい感じだネ、と思っていたら、後になってまた前述とは別の特定大学の出身だったことが分かる、ということもよくある。
なんでじゃろ。偏見かな。印象がまず先にあるわけだからバイアスがかかっているということでもないと思うのだが。サンプル数があまりにも少なすぎるのでフツーの偶然かもしれんな。
国民健康保険の督促状がキタので振込にゆこうと思いつつ起床が夕方で断念。本格的にだめ。
そんな感じで今日もしょぼい更新です。でも掲示板には何故かチカラ突っ込めてたりして。
2002年8月27日(火)
またもや夕方起床。このペースだと銀行に行けないよ。マズー。
すっかりだめをこじらせてしまったようなのでムカシの日記など読んでみた。昨年3月〜6月(会社やめた直後)ぐらいまで。読んでいると急にいろいろなカンジを思い出した。俺、ちゃんと仕事できてたじゃん。
この1年のダメ生活でもしかして仕事できない身体になったんじゃなかろうかという不安がむくむくとわきつつあったのだけど、ムカシの日記読んで毎日会社行ってた頃のこと思い出したら、まー、なんとか大丈夫じゃねえかなあと思えてきた。
そういうわけで明日は職安にゆく予定で今日は1回休み。ここのところしょぼい更新ですけど、もーちょっとするとテンション上がる予定なので今しばらくお待ちください。
2002年8月28日(水)
ナディアパーク18階の求人情報サービスセンターに行ってみたよ。
求人情報のケンサクと紹介に特化されてる施設なので、さほどの混雑もなくわりとゆったり気味。電算を使ってサクサクとケンサクすることができる。最初に受付にゆくとでっかい番号札みたいなシートを渡されて、その番号の電算の前で制限時間30分(申し出れば延長もできる)のケンサクができる。目ぼしいのが見つかったら印刷(5件まで)して受付に持ってゆく。そうすると、職員のひとが状況を調べてから紹介してくれる。事前に自宅でインターネットのハローワークサービスを使って求人を調べ、その求人番号を控えておけば直接入力で印刷させることもできる。
とりあえず1件試しに紹介してもらおうと思ってテキトーな求人票を電算から印刷して持って行った。
初回の利用時は利用者票(だったかな)みたいなのを書いて一緒に提出。やめた(もしくはやめる)理由とか、学歴とか、わりとコマカイことも記入しなければならない。一回これを書いて登録してもらうとしばらくの期間使える利用者番号がもらえる。
そんな感じで職員さんに先方に電話かけてもらったけど、どうも既に決まっちゃってたみたいであとは採用予定者の返事待ちだとか。念のためその採用がどうなったのか明日こちらから先方に電話で確認する手配にしてもらった。いや、もしその採用予定者が断った場合にはまだチャンスがあるので。なんか空気としてはもうイラネーよ、って感じだったけどな。
帰りに大須でワールドタンクミュージアムの02を4コ買ってみた。
こんな感じ。
今回のシリーズは総じて塗りが甘いような気もする。なんでじゃろ。
タイガー(ティーガー)IIはデカすぎるので購入時に重さで判別できてしまいそうな。それともそういうことのないように総重量を調整してあるのかな。どっちにしろ、相当に敏感なひとなら、箱を振ればなんとなく分からないこともないような気もする。そんなふうにして買ってもちっともおもしろくないのでじぶんはやらないけど。
ディテールは相変わらずカナリいい感じなので、気が向いたらあと何個か買ってみようと思う。それより旧シリーズのほうが欲しいのだが。
なんかコレ、怪獣消しゴムとかキン消しとか集めてるのと思いっきり同じ感覚がしますね。だぶってもいいから沢山欲しくなる。ハマったらヤバそうだ。
【今日買った本】
五十嵐大介『そらトびタマシイ』(講談社)←評判いいようなので。
都筑卓司『10歳からの量子論』(講談社ブルーバックス)←このひとが先日お亡くなりになったときにケンサクして見つけた本。初版は1987年。前著『10歳からの相対性理論』は雑誌連載を毎月楽しみに立ち読みしていて、そのときは実際に10歳ぐらいだったわけだけどそれでも理解できるように書かれていた。わたくしがトクベツだったというわけではなく、科学にキョーミのあるフツーの10歳ぐらいの子ならホントにちゃんと分かるように書かれていたと思う。
雑誌「テレパル」8月31日号(小学館)
2002年8月29日(木)
求人情報サービスセンターで昨日教えてもらった会社に電話してみたら案の定「もう決まっちゃいました。スイマセン」とか言われたけど予想通りの話なので特に(゚ε゚)キニシナイ!。
今週の闇のイージス、オモチロかった。なんとなくブラックジャックの匂いがした。オマエはこのオチはNGなんじゃなかったのか、とか言われそうだが、慎重に考えればそおゆうオチじゃなくて別ジャンルのお話だとゆうことが分かる。それならOKだネ。夏だし。
漫画家伯林が元同級生を民事で訴えていた例の訴訟の判決が本日出た模様。原告の要求通り550万円満額の支払い等を命じる判決だとか。
勉強になったのは、被告が口頭弁論を完全欠席すると原告の要求が丸々通る場合がある、って事。法律にはそんなに詳しくないので、そんなこともありうるのか、と驚いた。というか今2ちゃんねるの該当スレ読んでたら、名誉毀損で満額判決は判例として初めてのものだ、という話も出てきた。ほんとうかどうかは知らないが。
正直、匿名掲示板の性質上、果たしてその中傷文書は被告本人によるものと断定できるのか、っていうところで被告側が争ってたらここまで強烈な判決にはならなかったと思う。まあ、フツーなら結審する前に「もうしません」ってことで和解してもらうがな。
どうなるのかな。控訴すんのかな。
昨晩、テレビ&ビデオの汎用リモコンがブチ壊れたので、ホコリでも取ってみようとハサミでこじ開けたところ、完膚無きまでに破砕してしまった。ネジの頭をシールで見えなくするのヤメロろよぅ。あんな非対称な場所に1コだけあるなんて思ってもみなかったじゃないか。そのシールも、メーカー各社対応のセットアップの仕方が書いてある大きなヤツなので、まさか剥がすわけにもゆかづ。まあ、どーしようもなかったな。
お亡くなりになったのは、だいぶ前に買ったaudio-technicaの丸形のヤツ。使い勝手はカナリ良かった。ケンサクしてみたところ、今も似たような型のが販売されているようなので気が向いたら買い直すカモ。
リモコンがブチ壊れた影響でつけっぱなしになったドラマ『東京庭付き一戸建て』をチラチラ観た。リモコンの分解作業をしながらもあっという間に目が汁だく状態に。わずか2分足らずで一瞬にしてツカまれた。びっくりした。松本明子が嫌いで今まで1回も観てなかったのだが。このヤラレかた、つまり今まで観てなくて途中から観たのにもかかわらず瞬時にして、って症状は平成夫婦茶碗に似ているな、と思ったら脚本は同じひとだった。
森下佳子。1971年生まれ。
16年前の一色伸行ショックを思い出した。
残念ながら既に来週で最終回。しかしこの脚本家の名は忘れないでおく。
【今日買った本】
板垣恵介『バキ』14巻(秋田書店)
2004年1月20日追記:「一色伸行」→「一色伸幸」。
2002年8月30日(金)
昨日深夜、五十嵐大介『そらトびタマシイ』を読んだ。短編集。
普通の漫画でこのぐらいの分量だと通常はだいたい15分程度で読み切るのだけど、これは1時間弱かかった。
よくできた漫画や映画は、表面上のストーリーの裏に別のイミが仕込んであることが多い。なんかよくわからんけど面白かったな、って場合は無意識が裏のイミを読み取ってそう感じさせているのだろう。慣れれば裏に仕込んであるものを意識的に読み解くこともできる。
通常は、その隠された部分ってのは、言語でセツメーすることができる。これは、映像や絵やストーリーとしてあらわされたものであっても、元は作者が言語を使用して考え、それを作品上に変換したものだから、それなら鑑賞者が逆の変換をすることもできる、ってことだ。
ところが、作者がハナっから言語を使ってイミを考えていないような作品は、鑑賞するほうが言語によってそのイミを表現するのは難しい。というか無理だ。
例えばデビッド・リンチの作品が持つリンチ汁というものはとても言語では表せない。リンチの作品には言語を使って考えられてはいないだろうと思われる部分が多々あるからだ。
今回、五十嵐大介の作品を初めて読んだのだけど、どうもこのひともそんなタイプの作家のように見えた。確かに面白い。だけど言葉ではイミをセツメーできない。読むほうとしてはただただ感じるしかない。
不気味な御伽噺「熊殺し神盗み太郎の涙」で描かれたファンタジー世界には猛烈に惹かれた。表題作「そらトびタマシイ」で主人公の少女から憑き物をおとす場面の呪音なんかも強烈だ。
こういう世界を描くひとってのは、日頃どんな本読んでるんだろうね。
このひとは努力では達することのできない領域を持ってるひとだな、と思った。「オジャミオジャミ」って描き文字のなんとも言えぬ呪術的雰囲気は、例えどれだけ時間を突っ込んだところで普通の人間が身につけることができるような代物じゃあないよ。
2002年8月31日(土)
アマチュアの格闘技の大会を手伝いに行ってたまたま小学生のときの同級生に遇い、そのひとが特殊なガードマンの会社を経営してるって話になって、後日すぐにたまたま飲み屋でもう一度遇ったりして、それがたまたまちょうど先日会社やめた直後だったりしたらそりゃ何かカミサマからのメッセージを感じるわな。
ま、わたくしの話ではありませんしソイツもまだ用心棒稼業に就いたわけではありませんが。
クラブ(ムカシでいうディスコ)に用心棒を派遣する特殊な警備会社っていうのがこの世には存在すると聞いて、へー、と思った。クラブがバウンサーを直接雇うのではなく、専門の会社が吟味して適した人材をそこに派遣するわけだ。理にかなっている。
前述の経営者が前に酒井若菜を警護したとき、「正道会館のかたですか?」とイキナリ勘違いされたらしい。つまり、東京のほうでは芸能人のボディガードは正道会館系の特殊な警備会社がおこなうことが多々ある、ってことのようだ。引退した選手の受け皿にもなる。石井館長はやっぱ目のつけどころが違う。コネクションでアドバンテージがあるしね。切れ者だ。
30過ぎて独り暮らしを始めたら突然人が変わったようにエロエロになった友人がウチにふらりと来て、そんなことを話してから帰っていった。
キャバねえさんとナニヤラってゆうのだけでも奇跡的なのに、ましてや19歳て。わしも顔は見たことがあるが綺麗なおねえさんだったじゃないか。その他にも風俗のおねえさんと仲良くなってじぶんちでナニヤラしてみたり、いろいろいそがしいらしいぞ。
ちょっとうらやましくて(´・ω・`)ショボーン。
【今日買った本】
相原コージ『漫歌アイハラ派』(小学館)
伊藤明弘『ジオブリーダーズ』8巻(少年画報社)
太田垣康男『MOONLIGHT MILE』4巻(小学館)
岡崎二郎『アフター0』3巻・4巻(小学館)
山本おさむ『聖』8巻(小学館)
西原理恵子+鴨志田穣『煮え煮えアジアパー伝』(講談社)
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