2001年8月1日(水)
そろそろディアブロ2の拡張版でも買ってみるか、とか思う。
拡張版導入時の注意点として、各ドライバを最新のものにしてください、というものがあるようなので事前にいろいろ調べる。どうもうちのキカイはディスプレイドライバのバージョンが若干古いらしい。アップデートを試みる。
テキトーにOKだのスキップだのやっていたところ、見事にインストール失敗。
画面が一昔前の反転ぼかし加工の裏ビデオの如くムリヤリ16色の640×480になる。しかもどーやっても元に戻らない。やってもうた。
頭が真っ白になって数十分、ウインドウズmeにはシステムの復元機能があったことを思い出し、震える手で昨日まで巻き戻す。まさかこんなどうしようもないライトユーザーであるこのわたくしがこの機能を使うようなことになるとは思ってもいなかった。くわばら。
コンビニをいろいろ廻って今週のジャンプとスピリッツを立ち読みする。ハンターハンターがヒドイ。またやっちまったようだ。単行本では直すべし。
地獄先生ぬ〜べ〜を描いていたひとがジャンプで新連載を始めた。題材は、マジック。春の番組改変でマリオスタジアムの後番組が手品番組になったときにも感じたことだが、今、何故手品? 闇に蠢く顔ナキ者どもの、凡人には理解せざる企みか。見えざる領域で何かが進行している。(←妄想)
今日はドライバの件で少しへこんだのでディアブロ2拡張版は購入延期。代わりにGBAのタクティクスオウガ外伝を買ってみた。
【今日買った本】
須藤真澄『おさんぽ大王』5巻(エンターブレイン)
間瀬元朗『キョウイチ』(小学館)
奥瀬サキ(:作)+目黒三吉(:画)『低俗霊DAYDREAM』2巻(角川書店)
西原理恵子+鴨志田穣『どこまでもアジアパー伝』(講談社)
雑誌「テレパル」8月4日号(小学館)
2001年8月2日(木)
西原理恵子+鴨志田穣『どこまでもアジアパー伝』を読み終えた。アジアで鴨志田が遭遇した数々のエピソードが変に自己主張することのない読みやすい文章で綴られている。
今まで、サイバラの漫画+誰かのエッセイ、という形の単行本だとどうしてもサイバラのほうが強いものばかり(恨ミシュランなんかは文章部分読む気にもならなかったし)だったが、今回のこれは違う。鴨志田の文章がサイバラの漫画に勝っている。こんなに面白いエッセイは久しぶりに読んだ。
確かに桜玉吉の日記漫画の如くどこまでが事実でどこからが虚構なのか分からないようなところもある。だけど、万が一フィクションだったにしても、その構成力はかなりのものと言えるのではないか。強くお薦め。
あとの時間はずっとタクティクスオウガ外伝。コーフンするほど面白いというわけではないが、着実に時間を消費させるソフトだと思う。
2001年8月3日(金)
昨晩深夜、新品のマンガン乾電池でタクティクスオウガ外伝を黙々と遊ぶ。あっというまに電池が切れた。数時間しか経っていない。正確に言うと、切れたというより、切れますよという警告で電源ランプがグリーンから赤に変わった。赤ランプになってからあと何時間持つのかは分からないが、そんな状態では怖くて遊べないので電池を交換するしかない。アルカリ乾電池ならまた少しは違うような気もするが、どちらにせよ切れた電池をポイポイ捨てるのはなんだか精神衛生上よろしくないのでACアダプタを買うことにする。1500円(税別)。御近所のアピタでは最後の一個だった。
電池カバーを取り外して、代わりに接続ユニット(アダプタに同梱)をはめ込む。外したカバーを無くしてしまわないか少し心配だ。電池と比較して経済的にはどちらがお得なのかはよく分からんが、使用済み電池ゴミが出ないぶん気が楽。
気が楽になったのでモリモリ遊んだ。現在、プレイ時間15時間強。やっと第1章が終わったぐらい。アイテム探しはめんどくさいからしてない。
処理速度がこれの倍ぐらい速いとサクサク進めていいんだけどなあ。目的地への途上でのランダムエンカウンターで延々数十分プレイするのは少しツライものがある。
ロト6、クイックピックで千円当たる。でも5口買っているのでいつものように差し引きトントンなのでした。
【今日買った本】
川島よしお『O-HA-YO』2巻(秋田書店)
2001年8月4日(土)
タクティクスオウガ外伝で詰まる。
主要キャラクターのレベルはだいたい17ぐらい。1ツの戦闘で出撃できる最大人数が8人なのでそいつらばかり育てて残りの連中は低レベルのままほったらかし。装備も売りまくり。――なんてことをしていたら二隊に分かれて進めなければならないマップが出てきて、低レベルのキャラクターをレベルアップさせかつ貯金して装備を買い与える(現在残金ほぼゼロ)か、ランダムエンカウントする敵を新たに説得して仲間に入れるか、の2ツぐらいしか進む手段が無くなった。どうしよう。
既に24時間消費しました。ああ。全てのひとに同じように時間が流れる以上、ゲーム業界はその総和である有限な時間の取り合い。プレイヤーの余暇が減れば減るほど一社あたりの売り上げも減少するはず。というわけでここはひとつゲーム制作会社は国民の余暇が増えるようなロビイスト活動をおこなう、という戦略はいかがか。
2001年8月5日(日)
WWWCでの更新チェック対象のうち、たまにポートスキャンを返してくるサイトが現在のところどうもひとつあるらしい。なんだか不気味。
焼酎をこぼした座布団カバーを何年ぶりかで洗う。中身は干す。ふかふか。
先日の明石市の花火大会での将棋倒し事故で〈茶髪の連中が煽った〉というのは責任問題を恐れた主催者がわによる偽情報だ、という話が出てきた。テレビでの報道で〈若いのが将棋倒しになったひとたちの上に乗って踏みつけていた〉というような証言をしているおっさんを目にしたが、このおっさんは何を見たのだろう。不思議な話だ。どうもこの件については謎が多いような気がする。
記者会見前に口裏を合わせた、というところまでは事実として、果たして茶髪の連中はほんとうにまったくおとなしくしていたのだろうか。まあ、全てが捏造としたほうがマスコミ的には面白いアングルになるわけで、細部はどうであれ、全部ウソでしたという方向で確定されるのだろう。くわばら。
もちろんほんとうに全部偽情報だったという可能性も高いとは思うが。
2001年8月6日(月)
今日は広島に対して原爆が使用された日。以下、式典での、
核兵器の廃絶に全力で取り組んでまいります。
――という小泉総理の言葉(慣用句の一種)を聞いて思ったこと。
たいていのひとは核兵器の廃絶は不可能ということを知っているけれどもその事実について公の場で口にすることはない。高効率で対象を破壊できる兵器が一旦出現したら、それよりももっと効率の良いものが出現するまでその兵器は消えることはない。銃は無くならないし毒ガスも無くならない。なんらかの対象を攻撃しようという意志のあるがわに自主的制限を期待することが不可能である以上、絶対に無くなることはない。
ボクは絶対に使わないからキミも絶対に使わないでね、なんていうのは通用しない。ボクが絶対に使わないと分かればキミは絶対に使う。だから、キミが使ったらボクも使うという状態で安定が取れている。それがパワーバランスというものではないか。
ちなみにボクは使ってもいいけどキミは使ってはダメだよ、というのはジャイアニズムの一種。これはウェブ上での罵り合いでたまに見かける。ジャイアン並みの地位にあるもの以外がジャイアニズム戦略を用いるのは逆効果。
昨晩『エンディミオンの覚醒』を読み終える。
長すぎるよ。この半分とまでは言わなくても3分の2ぐらいにはできたのでは。
たいていの謎に分かりやすく解答が与えられた(こじつけ気味ながらも)のは良し。
エンディミオンが覚醒して以降の描写はかなり薬物チック。ドラッグカルチャーを持つお国のひとはこういうところが強い。ニューエイジ風思想とでも言うんですかね。あるいは天然で分裂病なのか。
グレゴリウス軍曹(わたくしのお気に入り)がデ・ソヤ神父と別れるときの、
、、、
ひとつだけ教えてくれ。おれの大佐とは、また会う機会があるのか?
って台詞がなんだか印象に残った。ホモ話に対しての興味は持ち合わせていないが、常に黙々と闘い続けてきた元スイス護衛兵の巨漢が駄々をこねるこの場面にはぐっとくるものがある。
ちっとも大団円(:訳者曰く)に思えないラストも奇妙な感じがして良かった。
全4作を読んで、長いことほったらかしにしてきた宿題をやっと片付けることができた感じ。もうおなかいっぱいです。グレゴリウス軍曹の外伝ならもっと読みたいけど。
2001年8月7日(火)
20代後半ぐらいから、時間が経つのが速くなってきた。
藤子・F・不二雄様のSF短編のうちのひとつを若かりし頃に読んだときに既に覚悟はしていたがまさこれほどまでとは思わなかった。
今朝も、ハードディスクにノートンのスピードディスク(デフラグみたいなツール)をかけて、ビジュアルで示される進捗状況をちょっと見ていただけでふと気づくとすでに数十分経っていた。そのあいだ何をしていたかと言えば、表示をぼーっと眺めていただけだ。
小さい頃にはまったくイミが分からなかった相撲のあの間合いが理解できるようになってきた。退屈でしょうがなかったあの長いインターバルがちょうどいいじゃんぐらいに思えてきた。そうか、そういうイミだったんだ。相撲の間合いは大人向けに最適化されたものだったんだ。
ここまで時間が加速すると、どうしてもあとどのぐらいの体感時間が死ぬまでに残されているのか、ということを考えてしまう。ダン・シモンズも歳をとってそういう心境になり、『エンディミオンの覚醒』はあんな形になったのかもしれない。残時間について考えるより、設定として死後の世界を用意したほうが気楽だ。
またひとつ世界のヒミツを理解したような気がした。
2001年8月8日(水)
夏になるとテレビで心霊番組なんぞ放送されたりする。
自称霊能者のひとなんかもこの時期にはよく露出する。そのようなかたがたの奇矯な行動や発言をまのあたりにしたところで、これって精神病じゃねえの、ぐらいにしか思わないが、心霊写真というジャンルについてはけっこう楽しんで見ている。
日本国内、年間で何十万何百万の写真が撮られるのかは知らないがそのなかでたまたまオモチロイ写真となったもののチャンピオン級が勢ぞろいするわけだ。人の顔がレンズに反射してしまったようなものはつまらないが、木立や岩の中の人の顔として強制認識されてしまうものなんかを見ると、人間の脳ってなんだか面白いなあ、と思う。
小さい頃、1回だけ不思議な体験をしたことがある。べつに心霊体験というわけではないが、事あるごとにいったいあれは何だったのだろう、と思い出す。
夜、風呂に入ろうとしたときのことだ。
当時ウチの風呂は、追い焚きをするときには屋外の湯沸かしにマッチで火をつける仕様だった。かなりめんどくさい。
湯船に入ったところちょっとぬるかったので、追い焚きしてもらおうかなあ、と思ったそのとき、勝手に火がついた。火をつけてくれ、と言ったわけではないし、第一、誰かが家の外に出た気配はない。湯沸かしは風呂場の窓のすぐ下にあるので、もし誰かが外に出て火をつけたのなら砂利を踏む音で分かる。
けっきょく、ま、いいかということで妥協した。それで済んでしまうのが子どもの面白いところだ。怖くもなんともなかった。
まさか、俺、ファイヤスターター?
小さい頃にへんてこな体験をしたひとって、わりと多いような気がする。怖いとかそういうのではなくて、単にへんてこな体験。うまく表現できないが、脳が固まっていないので世界が固まっていないのかもしれない。あとは、記憶錯誤か。
こういう話を書いていると『魔女の宅急便』で挿入された松任谷由実の歌が浮かんでくる。あの、小さい頃はカミサマがいて、ってやつ。
固まった脳をほぐすような薬物もこの世にはあるかもよ、とか思ってみたりして。
2001年8月9日(木)
吉野屋の280円牛丼(並)を食してみる。
タマネギが生煮えになって大幅増量。
肉、大幅減量。
ごはん増量。
つうか、これなら松屋のほうが味噌汁ついてるだけマシ。
だいたい肉5切れでこの量のごはんをどーやって食せとゆうのか。それともたまたまよっぽどのハズレを引いたのか。やや肉が塩辛くなったような気もしたがこれは夏だからそうしてるのかそれとも肉が減量したぶんそれでカバーしようとでも思っているのか。時間帯によるものなのかもしれないので(今回は昼1時半ぐらいに行ってみた)しばらくしたらもう1回行って確かめてみようと思う。あの松屋並の生煮えタマネギだけはちょっと勘弁してくれ。どうして今までわたくしが松屋ではなくて吉野屋を利用していたのかと言えば、美味しかったからだ。ごはんだけ増量すればいいってもんでもなかろう。もういちど行って同じ感じだったら二度と行かん。
価格破壊の消耗戦って、ツライね。
メモリを買うことにした。
現在のメモリは192MB(64MB+128MB)。マニュアルによると256MBまで増設できるらしい。ただし、それをフツーに名の知れたメーカー品でやろうとすると128MB×1枚買うだけで1万なんぼかかる。
それでは困るので、いろいろ情報をケンサクしてみるに、今使っている機種の場合256MBをムリヤリ2枚突っ込めば512MBまで何故か大丈夫だ、という話を目にした。自己責任でやってみることにする。現在のCPUはセレロン366MHz。そろそろ本体ごと買い換えるべき時期なので、まあ最悪の場合動かなくなってもイイか、と。
ノーブランドというわけではないがよくわからんメーカー(自作するのが好きなひとには有名なメーカーなのかも)のバルク品を256MB×2、買う。合計6954円(税別)。ま、このぐらい安ければ動かなくてもいいや、ということで。
何年ぶりかでぱそこんの蓋を開け、メモリを取り外す。動かなかったときに困るので外したほうは慎重に保存。買ってきたものをムリヤリ突っ込む。
電源を入れてしばらくはドキドキしたが、なんとか動くようだ。メモリの量もちゃんと増えている。
これでまだ当分のあいだはだましだまし使えるかね。
勢いでディアブロ2の拡張版も買ってみた。
ここまで来たらついでにビデオカードも新しいの買っちゃってもいいのかなあ。でも、それより新しい本体買うほうが早いような気もするし。も少し待ってみるか。
【今日買った本】
あさりよしとお『なつのロケット』(白泉社)
2001年8月10日(金)
どうも昨日差し替えたメモリの動作がオカシイ。
確かに認識はされているようなのだが、アプリケーションを閉じたり開いたりを何度も繰り返すとエラーになってしまうようなのだ。ノートンでメモリチェックしてみると、やはりこのメモリはオカシイですと言われる。こりゃイカン。使えないこともなかろうがなんとなく気分が悪いのでやむを得ず元に戻す。とりあえず取っておいて、次のぱそこん買ったときにでも使えたら使おうっと。
まったくもう、恥ずかしいったらありゃしない。
あさりよしとお『なつのロケット』を読み終える。小学生が自分たちで造ったロケットを打ち上げる話。
なんだか漫画として違和感がある。キャラクターがオカシイのか? 特に、すさんだ眼の男三浦は、やりすぎ。過ぎたるは及ばざるが如し。残念。
2001年8月11日(土)
ディアブロ2でUS−WESTのレルムにアカウントを作ってみる。
距離的にじっさいのところどーなんだろうと思っていたが、意外にプレイに支障はない感じ。せっかく拡張版を買ったのでアサシンを独りでレベル8ぐらいまで上げてからテキトーなゲームに参加してみる。
いきなりガイジンにからまれた。
ビッチだのなんだの、さすが母語が英語の連中は語彙が豊富だね。タイピングスピードも速し。
しょうがないので1回抜けて、別のゲームに参加する。
またからまれた。
ちゅうか、アメリカ人って、阿呆? たまたま運が悪かったのかなあ。
2001年8月12日(日)
テレビで『プレデター』が放映されていたので観る。
通算で10回近く観てるかなあ。年齢的にややピークを過ぎた感のあるシュワルツェネッガーの肉体をここまでムキムキに見せる撮り方がすごい。あの二の腕はヤバイよ。シュワ以外の俳優も全員是ビルドアップ済。筋肉フェチにはたまらないおポンチな映画だ。特殊部隊員の肉体がこんなにビルドアップされているわけがなかろう、という類のツッコミはこの際置いておく。けっきょく肉体と肉体の殴り合いになっちゃうところなんかもまたたまんないね。
1987年の作品だから攻殻機動隊の連載より2年ぐらい前。熱光学迷彩のアイデアはこの映画のほうが先ということか。
プレデターの中に入っていたのはドルフ・ラングレンかジャン・クロード・バン・ダムかどちらか分からなくなったのでケンサクする。バン・ダムだった。インターネットは気になったらすぐにケンサクできるので便利だ。
2010年7月13日追記:プレデターの中身がバンダムというのはウソだそうです。当初はそうキャスティングされてたけど変更になったとか。
2001年8月13日(月)
当日中の更新できづ。
夜、AWCの永山さんと軽くオフ。名古屋駅前の居酒屋で1パイ。
2001年8月14日(火)
午前4時頃タクシーで帰宅。猛烈な二日酔いで呻きながら16時間眠り続ける。未だ回復せず。まいった。
2001年8月15日(水)
わたくしがアルコール中毒でぶっ倒れている最中にさりげなく小泉総理靖国参拝。
意地は張り通した、っていうところですかね。
先の戦争でわけがわからないままに死んじゃったひとたち(水木しげるの該当作品を見よ)に対して、一国の長としてすまなんだというイミで礼をあらわす、ということについてはそりゃお好きなように、としか思えませんが(死んじゃったあとのタマシイがどういう状態になるのか、っていう点についてその個人がどういう見解を抱いているか、っていうハナシでしょ)、今現在の状況から考えると、もう100年ぐらい様子をみたほうが良かったんじゃねえのと感じます。
こういう騒動を観ていると、究極的には家電内の回路並にデジタルな駆け引きであるべきところの部分が、けっきょくタマシイだのなんだの、宗教的ハナシに左右されるところが、面白いなあ、と。人間ってオモチロイね。
日本国の総理大臣の靖国神社参拝については、現在のこの状況においてはペケだったと思います。もう少し、100年ぐらい、様子を見ることはできなかったのか。
そうか。100年経ったら、たいてい今のひとは死んでるから、そんな不確定な未来についてはカンケーないのか。けッ。
ちょっと酔っ払って憤ってみました。
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